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黒い女神の誕生


マヒシャを倒したドゥルガーでしたが、

またその後、神々を脅かす存在が現れました。



名前は、

シュンバニシュンバ

アスラ(魔神)の兄弟。




手強い相手にまたもや神々はドゥルガーに助けを求めた。

神々の嘆きを鎮め立ち上がったドゥルガー。



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彼女の最初の相手は、手下であるチャンダとムンダだった。


獅子にまたがり優雅な微笑を浮かべていたドゥルガーだったが、

そのアスラが近づくと一変した。



激しい怒りの声と共に現れたのは、
真っ黒な顔の恐ろしい女神だったのだ。





さて、これがどなたか、もうおわかりですよね。

恐ろしい雰囲気がありますが、世界を救おうと力をみなぎらせたわけです。



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この続きは次回に・・・。


人々の苦しみを背負う女神



〝全世界の母になりたい・・・〟

そうスカンダに願い出た七人の母神は、スカンダの恩恵により息子を授かったと言われています。


今回はそんな七母神にまつわるお話です。




さて、七人の母神のメンバーとは?

そうそうたる顔ぶれなんです↓



① ブラフマーニ: ブラフマーの妻 

② マヘーシュヴァリー: シヴァの妻 

③ ヴァイシュナヴィー: ヴィシュヌの妻 

④ インドラーニー: インドラの妻 

⑤ カウマーリー: クマーラの妻

⑥ チャームンダー: 死神マヤの妻

⑦ ヴァーラーヒー: 猪の顔をし、水牛に乗る





今回注目したいのはチャームンダー


チャームンダーはドゥルガー、カーリーと同じく殺戮の女神(じょしん)で、

同一視されることもあるということですが・・・。


墓地に住んでいるそうです。

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骸骨、三叉のヤリなどの持ち物があることからシヴァ神を象徴しています。



もちろん常に陰と陽ですので、不気味さだけではありません。

作家、遠藤周作の著『深い河』という作品にこのチャームンダーが登場します。



「彼女は・・・印度人の苦しみのすべてを表しているんです。
長い間、印度人が味わわねばならなかった病苦や死や飢えがこの像に出てます。

長い間、彼等が苦しんできたすべての病気にこの女神はかかっています。
コブラや蠍の毒にも耐えています。

それなのに彼女は・・・喘ぎながら、萎びた乳房で乳を人間に与えている。
これが印度です。この印度を皆さんにお見せしたかった」

- 遠藤周作 深い河 (講談社文庫)




この七母神はチャンディー(ドゥルガーの別名)の助けとなって、魔神(アスラ)を食い尽くすと言われています。

また面白いことに妻たちはそれぞれ夫の武器を使ってるんですね。



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(こちらはドゥルガー↑カーリーよりも美しい顔で描かれる。戦いを好む女神。)



ちなみに七母神の中でシヴァの妻はマーヘーシュヴァリーという名前です。

〝五つの顔に、10本の腕で牛に乗り三叉のヤリを持っていて、頭に三日月をのせている〟

チャンディーがドゥルガーだとしたら、このマーヘーシュヴァリーは、やはり殺戮を好むカーリーでしょうか。




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(シヴァを踏みつけるカーリー↑)




またもや、ずっとずっとお話したかった内容に戻って来れました・・・。


ずっと前に書いたシヴァとその妻を踏みつけた降三世明王(ごうざんぜ みょうおう)の記事

本当はカーリーのことを書きたかったんです。



次回から思う存分そのことに触れられそうです。

それにしても遠藤周作の『深い河』、是非読んでみようと思います。



児童神の恐ろしい別の顔



スカンダ

韋駄天

カールッティーケーヤ


これは全て同じ神の名です↓



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今回はスカンダという名でこの神の別の一面を追って行こうと思います。


大まかなあらすじは過去記事の⇒カールッティーケーヤのお話 と同じです。

なんだか頼もしい無敵の児童神、というイメージが強かったのですが、、、

それとは全く違った顔があるようなんです・・・。





生れ落ちた5日目にして多くの生物、大地をも震え上がらせ、

どんな神々も太刀打ちできない天性の強さを持って生まれたスカンダ。




あのインドラ(帝釈天)もまた力を持ちすぎているスカンダを恐れ殺そうとした。

インドラが投げたヴァジュラ(武器) によって、スカンダの体から多くの分身が生じた。

それを見て恐怖におののいたインドラはスカンダに許しを求めた・・・。






驚くことに!

その分身である小クマーラたち、、、、


新生児や胎児たちを奪い去るんです。

彼らは病魔(グラハ)を生み出すと・・・。



要するにスカンダは恐ろしい疫病神でもあるわけですね。



こんなスカンダのなんだか恐ろしい別の顔に関わりを持つ七人の母神がいます。

そのお話はまた次回に・・・。