『一汁一菜でよいという提案』とモンペ | いろんなものの鎮め方

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物忘れがひどくなったので、メモ代わりに・・

日曜日


丑三つ読書

このところ

涼しく過ごせて読書に集中できる


土井善晴の

『一汁一菜でよいという提案』を読み進める


本を読んでいると

人や書籍が出てくることはよくある

自分の知っているそれと

重ね合わせながら読むと

まるで筆者と話をするようで楽しい



ザッケローニ監督

イチロー

書家の石川九楊さん

岡潔

山極壽一

医師 秋月辰一郎

🇫🇷政治家 ブリア・サバラン

マザーテレサ

清水博


食べることに関わりながら

人が生きる哲学の理解を深めてきた・・土井善晴さん



少し 受け入れ難い

一汁一菜  

といっても


その額面とは違い

視界の広い内容で


うん うんと頷きながら読む




朝 野良で

もうひとつの西瓜も

ネットに吊るして

(洗濯バサミは 念のため?)



ししとうも収穫



なんだか 妙な景色



やっぱり

西瓜には白が似合う

薔薇もオレンジに加え

もう一色 ピンクも咲き始めた・・



朝ごはんは 早速

一汁一菜

大根の糠漬けも出してみる



午前中は

あれこれ雑仕事

予定の調整やらをして


人心地ついたとこで


うまくいかない

猫刺繍を見て

少し思案・・


なんだかぼやけた感じがする

毛の密度が違う?

・・当分は縞を濃くしてみようと

決める


お昼ご飯は

衣笠丼



食べたいものを

体が欲するものを・・いただく

(そして  それができることに感謝を忘れない)


それぞれの食べ方で

美味しかった


食後はアイスティーを持って

自室に


細かな刺繍に

集中できる暑さではない・・


そこで

UNIQLOのリラコを少し

野良仕事用のモンペに

リメイクしてみた


リラコは裾がストレートで

ふわふわしていて

やはり

パジャマみたいだ


朝一の

野良をしている時に着たいのだけど

いまいち

パジャマみたいで

気合が入らない

(そのくせ 蚊は入ってくる)



幅広のゴムをとりあえず

縫い付けてみた


チクチク手縫いをする間



お隣の子どもたちの元気な声が

聞こえてくる

どうやら 駐車場に

ビニールプールを作ってもらったらしい


子どものはしゃぐ声

パパ・ママを呼ぶ声


早朝の蝉や鳥の声だけでなく

(夏休みに入って 時々

夜半は 若者のおしゃべりも

聞こえてくる・・)


いいもんだなぁ・・命が元気だ



猫刺繍

15日目の成果


頭の頂上と額の縞を

濃くしたことで

少し顔が締まってきたような

耳の感じまでも変わった気がする


今日は1088の一色しか使ってない

平坦だったのに

毛の密度も増すと

立体的に見えてくるみたい

ちょっとしたことで

なんだか不思議だ・・

こうした変化を感じることが

突然あって

それも楽しみで

やめられない猫刺繍


そういえば

『一汁一菜でよいという提案』の中で

土井善晴さんが

毎日同じ生活をすることの

素敵さを

上手に書いてはった


掃除洗濯食事作り

片付けると また次の食事の準備・・

玄関先を履いて綺麗になったところに

枯葉が落ちる・・

掃き清められたそこに落ちた葉は

ひとつのしつらえであり 自然

今 掃除した落ち葉とは違う


そうした毎日の繰り返しの中で変化に気づき

自然の感じる生活が

感性のあり様が

得難いと




日本には ハレとケの文化があり

本来 日常はケである


いつのまにか日本人は

特別な晴れの場ではないのに

高価で煌びやかなことだけに価値を見て

それに囲まれることを欲し

それ(ハレ)を日常としようとする暮らしになっている・・


毎日がハレでいようとするとすれば

キャパを超えてしまう

当然無理が生じ疲れはてる

無理は 良いことを生まない


だから「一汁一菜の提案」となってる

なんかそんな感じの話だ

特別なハレは日常にはいらない

なんやかや言っても

足るを知る生活が清々しいーってことかな


刺繍から本へと

思考が飛んだけど


同じような毎日の暮らしの中で

ふと感じる

〜すごいなぁは 

あちこちにある


猫刺繍で気づいた

〜すごいなぁの変化のおかげで


自然を感じることで癒されるみたいに

やる気が復活した

当分は縞のみを意識してみよう


晩御飯は

酢豚と麻婆豆腐



一汁一菜  を意識しながら

丁寧につくる


品数を減らすことが目的ではない



食材を丁寧に調理することは

日常を丁寧に扱い

家族と

自分を大切にすることだ



開幕連敗の借金も返せた



月曜日

蝉と共に起きる

今日は颯爽とモンペで野良仕事

水やりをたっぷり


朝ごはんは

一汁一菜でお味噌汁は

味噌+とろろ昆布+天かすに

お湯を注いで



ご飯は塩昆布で

ホッとする


朝から蝉時雨の中

洗濯をしながらの読書

土井善晴さんとの会話・・


考古学者 小林達雄

本居宣長

魯山人

友人の堀米良男さんに雲田實さん

田中一光

箱崎典子さん

佐藤卓


沢山の登場人物と共に

最後は

両親への感謝で終わった

う〜ん 土井善晴さんらしい本だった


少し仕事を片付けて

刺繍の本を見ると


大切なアドバイスを見落としていた




自分の経験からくる思い込みで

視野を狭くしてしまうこと

  よくない癖だな

本にある通り順を追ってすれば良い



そう思うと

あわてて進めることもないと

今日は

本に浸ることにした


次は

村上春樹の『一人称単数』

これも少し読んだだけで

そのままにしていたものだ


小説というより

エッセイのような物語が続く


読みやすい・・スラスラ

お昼ご飯は

焼飯


自家製胡瓜のキューちゃんの

漬け汁を入れて炊いたご飯を使い

ベーコンと長葱・高菜漬けと炒める



酢めしのようなさっぱり感が

高菜ベーコンとマッチして

食べやすかった


採れた胡瓜で




また胡瓜のキューちゃんを作っておく


食後

またもや読書

村上春樹を読み終え


2年前に一度見たことがある

『ラストレター』を見る



晩御飯は


『昨日何食べた』が見たくなってみた後



『恋は雨上がりのように』を見る

今日は

久しぶりに本と映画三昧だった



YUMIちゃんに会いたいな