お花見の思い出と『ノルウェーの森』 | いろんなものの鎮め方

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物忘れがひどくなったので、メモ代わりに・・

水曜日

丑三つ読書

村上春樹さんの

『ノルウェーの森』

主人公の 個独 なところが好きだ


自然で 落ち着く




午前中 40分JOGをしたあと

2階の東側の空き部屋で

刺繍をしながら

ーもたもたするー

思考をまとめる


お昼ご飯は

相方を誘ってお花見

作りたてのほかほかおむすびと

お茶だけを持って


おかか・梅・シーチキンマヨ

焼き海苔をまいただけのシンプルなもの

ラップを使わず

手に塩をつけて

熱々しながら素手で握って・・塩むすびにする



お茶と

お湯飲み茶碗と

シートも袋に入れて

テクテクと

いつもの公園へ


公園で お花見をしながら



目の前をサラサラ

桜の花びらが風に舞う

並んで   おむすびを食べた


「 外で食べると おいしいなぁ 」

「むかし・・」

とか

「あの頃・・」

とか

相方の

家の中では

出てこない話しが


デザートになった



春の空の色とソメイヨシノの淡い色が

優しい・・


春休みで 桜の並木ぞい

木の下に 等間隔に

人が 並んで座っている


お隣に来た高齢の男性は

リュックからコンビニのパンかなぁ


散歩か

山歩きの帰りか

せっかくだから

桜の木の下で・・ってとこかな


みんな それぞれの人生がある・・


記憶にあるお花見って

新入社員のお仕事のひとつ

昼間から

場所取りして・・夜桜見

そんな時代は昔の話かな


子どもたちを連れて

夜桜を

あの頃は忙しく

相方とも時間が合わない

子どもたちの喜ぶMacをもって

駅の近くの公園へ

桜の木のかげでお花見をした

食べ終わって帰りがけ

横に小さな墓地があるのに

初めて気がついたこともあったっけ・・


こんなにしみじみしたお花見

いいなぁ


公園をゆっくり まわって



家に戻るまで

わずか 小一時間だけだったけど 


子どもの頃 いなかの祖母が

連れて行ってくれたお花見も

仕出し弁当を注文してくれて

バスに乗って行ったのは山の上の墓地

桜並木を見下ろしてのお花見だったのを

思い出した・・

とうに亡くなった祖母に感謝です


行った公園は

近くにある公園で

あまりに近すぎて

いつでも行けるからか 

あんまり 気負って

行くことはない


とてもおおらかな公園だ

もちろん墓地もない


帰宅して

部屋の中から

ベンジャミンの鉢を

ひとつ外に出して


部屋が広くなっていく

午後からは自室ですごす


刺繍をしては

疲れると

『ノルウェーの森 上 』を読んで

また刺繍

の繰り返しで


今日の成果は

ここまで



今日の成果は


丸顔 と 首もとかな


晩御飯は買い物前なので

簡単に

焼きそばにした



お好み焼きソース味が

これまた マイルド



春キャベツは手でちぎり

芯のところは包丁でつぶし筋をとる・・

テレビで見たやり方を参考にしてみる

相方と3人前を完食


丑三つ読書で

『ノルウェーの森 上』を読み終え

朝がきた


この本

読んでいると

内面流出して

自己破壊しそうな恐怖を感じる

それと

読んでいると


エッセイの村上春樹が

時々顔を出す

(作家は嘘をつくことが許される・・)

という彼だが

嘘をついてない村上春樹が

出てるみたいで

ワタナベが村上春樹に思えてくる

・・困ったもんだ


今刺している猫の刺繍は

48色の刺繍糸を使う

こんなところにどうして?

 わからないけどなぜ?

違いがわからない・・

同じ色じゃないの?

と思いながら

できる限り本の通りに

丁寧に糸を置いていく・・


『ノルウェーの森』を読みながら

村上春樹の小説にも

そんな不思議と納得がある


木曜日

朝は 昨日のおむすびの中身の残りで

朝ごはんをすます



自室の観葉植物をひと鉢だけ残し

全て1階に下ろし

模様替えをする

いずれ 植え替えをして

外に出してやろう


自室は

寒い間の

炬燵も使える座スペースをやめて

完全に椅子生活に変える


午前中にカインズと食料品店に

お買い物に行った


お昼ご飯は

鍋焼きうどん



トッピングの天ぷらは

お好みのそれぞれ


   かき揚げ      ゲソ天

食後のミントのお茶を入れた

タイミングで

知人から

電話があり

少しおしゃべり・・


何人かと話す

お年をとってられるので

難しい内容はつらいかな・・

人は老いていく

もちろん自分も



午後から

模様替えしたお部屋で

ジャズを聴きながら

刺繍

今日の成果は



右耳(向かって)に最後

耳の付け根内側の色で

長く刺した糸の辺りに

"点を刺す"ようになっていて

何でそんなことを・・と思ったけど

やってみると

たしかに 何か違う

う〜ん 奥が深いなぁ


今日の成果は

両耳の付け根と右耳のぷつぷつ



出来栄えより

この過程が面白い

そして

出来上がることが

楽しみになる どんなのになるのか

きっと作るたびに違うんだろうな〜

晩御飯は

出来合いの炙りしめ鯖



どうも お料理熱が下がってる

今日の

お買い物も なかなか出来なかった

スランプかなぁ

最近

料理番組を見ていないから・・


"そんな時な

買い並べでいいんじゃない"

という相方に甘えた晩御飯


  めかぶの酢の物     冷や奴


相方の優しさに


相方の好きな

じゃがいもたっぷりのお味噌汁は


せめてもの感謝



模様替えしたので

寝る場所も変わり

丑三つ読書をすることもなく

熟睡できた


モヤモヤが

少しずつ整理されてきたからかな


それにしても

毎日どこかが揺れる

地震 大丈夫かなぁ


金曜日

朝から野暮仕事をすませて

仕事をカタカタ

ふぅ〜


その後 ようやく

刺繍と音楽


お昼ご飯は

衣笠丼



刺繍の気分転換にする読書だけど

本も読み尽くし・・


自前の

村上春樹の

『ノルウェーの森』を読んでいて

主人公に  わかる わかる だ


ただひとつ

官能小説と言わしめる

リアルな性描写が多く出てくる


愛する感覚

生き物としての営み?

言葉では伝わらない

そんなところ

・・

言語化してしまうには

正直

わたしには 100年早い


そこんところだけ

まだまだ 村上春樹の作品を

読みとれないけれど

風景描写のように読み進め

内面のうつろいに

引き込まれる


今日の刺繍の成果は

ここまで

目が細かすぎるのかもしれない

もっと ひと針を長く刺した方が

感じが出るかもしれないなぁ



今日の成果は

頭のてっぺんと首の完成




夕方

久しぶりの知人からの電話

近況報告をしあった


心配してくれてたんだ

思い切りのいい彼

サバサバした性格で

気分を晴れやかにしてくれる


晩御飯は

ようやく たてた献立に従い

しゃ しゃっと作った

豚の生姜焼き



しっかり食べて

  ポテトサラダ    お麩と長葱のお味噌汁


いつもと・・同じように

明日が来るなんて

思えないくらい


ウクライナでも

『ノルウェーの森』でも

お花見の記憶にも

人の死が多かった


さて

死に囚われないように

明日は

図書館にお出かけしましょうか