パンダより恋が苦手な私たち
瀬那和章 講談社 2021年6月
動物たちの求愛行動が、恋の悩みをスパッと解決!?
イケメン変人動物学者 × へっぽこ編集者コンビがおくる、新感覚ラブコメディー!
「それでは――野生の恋について、話をしようか」
月の葉書房の「リクラ」編集部で働く柴田一葉。夢もなければ恋も仕事も超低空飛行な毎日を過ごす中、憧れのモデル・灰沢アリアの恋愛相談コラムを立ち上げるチャンスが舞い込んできた。期待に胸を膨らませる一葉だったが、女王様気質のアリアの言いなりで、自分でコラムを執筆することに……。頭を抱えた一葉は「恋愛」を研究しているという准教授・椎堂司の噂を聞き付け助けを求めるが、椎堂は「動物」の恋愛を専門とするとんでもない変人だった!
恋に仕事に八方ふさがり、一葉の運命を変える講義が今、始まる!
TVドラマ化されるというので読んでみた。
動物の求愛行動をもとに、恋愛相談に応じるという、今までにない話。
ファッション誌を刊行している出版社に入社したはずが、ファッション誌は廃刊となり、夢はなくなるが、その出版社で働く柴田一葉。
イケメンだけど、動物の求愛行動にしか興味のない社会行動学を専門とする椎堂司。
昔有名だったが、いつの間にか芸能界から消えた伝説のスーパーモデル灰沢アリア。
他、紺野先輩、カメラマンの瑞希、一葉の姉等の登場人物の恋の話。
アリアになりきって書く一葉のコラムが、動物の求愛行動と絡めての返答がおもしろく、また、ズバッと言い切る、容赦のない返答は、相談者を鼓舞していて、気持ちよかった。
一葉が仕事で成長していく姿がいい。
また、椎堂やアリアが、一葉と関わることで、変わっていくのもよかった。
ランナウェイを颯爽と歩く姿が目に浮かぶ。
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