ミステリ-トランスミッター
謎解きはメッセージの中に
斜線堂有紀 双葉社 2024年9月
いま、もっとも注目されるミステリ作家による短編集。収録した全5編、時代背景や描かれた国、人物は異なりますが、すべての作品で共通するのは「人に伝える」ということ。
今は携帯電話で他人と簡単に連絡が取れますが、では携帯電話を使うことなく大事なことを伝えるにはどうしたらよいのか? 手紙なのかチェス盤なのかカメラなのか……。
伝えるのは、愛か動機か犯人か……。驚きの設定に驚きのラスト。すべてが新鮮、すべてが傑作。
伝えるをテーマにした短編集。
何を伝えるのか。
どのような方法で伝えるのか。
ある女王の死
悪高利貸しの女の死
ダイイングメッセージとは?
女王が最後にしたこと。すごい!
妹の夫
宇宙飛行士、
翻訳機が壊れ、言葉がわからない中、伝えたいことは伝わるのか?
地球と短距離ワープする宇宙では、時間の進み方が違うという設定がおもしろい。
雌雄七色
ワイズガイによろしく
イタリアンマフィア
ジュークボックスから声が聞こえる。その声に従うと命が助かるが…
人類から宇宙へのメッセージとして何を持っていくのかの会議が開かれる。
我々地球人のことを理解してもらうために、地球外の知的生命体に届けるメッセージを送るという発想がおもしろい。
それにしても、参加したくせ者、御竈門が写真だけで見破る、その能力がすごいと思った。
短編で描かれているのは、全然違う話だけど、それぞれ、楽しんで読むことができた。
うまく伝わったのか?
お気に入り度⭐⭐⭐









