8月16日 イソップ童話・家柄比べをするキツネとサル | ☆かおりキャンドル®☆CANDLE ARTIST☆手作りキャンドルのお花のお部屋☆ フラワーキャンドルアーティスト☆きょうちゃんのブログ☆

☆かおりキャンドル®☆CANDLE ARTIST☆手作りキャンドルのお花のお部屋☆ フラワーキャンドルアーティスト☆きょうちゃんのブログ☆

蝋で花の芯から作り、花びら一枚一枚全て手作業でお花のキャンドルに仕上げていく工房での出来事を綴ったブログです(*^。^*)  

サルのうそを見抜いたキツネが、サルに一言。 



キツネとサルが一緒に旅をしながら、どちらの家柄が立派かについて、言い争っていました。
 めいめい、先祖がどんなに偉かったという話をくどくどしているうちに、ある場所にさしかかりました。
 サルはそのあたりをながめ回して、急に泣き始めました。
「どうしたのです?」
と、キツネが尋ねますと、サルはそこに並んでいるお墓を指差してこう言いました。
「これが泣かずにいられましょうか。
 だってこのお墓は、わたしの先祖に仕えた召使いや奴隷たちの墓なのですから」
「へーえ、なるほど」
と、キツネが言いました。
「お前さん、つきたいだけうそをつくがいいさ。
 そのお墓に入っている連中は、誰もあそこから出てきて、お前がうそをついていると言えないのだから」

 

おしまい
ペタしてね