おはようございます。
今回は私の意識下でのお話なので、興味のない方はスルーして下さい。
超小型犬が飼い主の投げたボールに向かって取りに行き、咥えて戻る
おぉ…カタチだけを見ると、ほのぼのとした気持ちになるものである。オフリードだろうが、ロングリードだろうがどちらでも構いません
ただですね?
もしこのボールに向かっている時にたまたま別の犬がその進路上に居たり、たまたまボールの近くに別の犬が居た時、鬼の形相で吠えて相手をどかそうと強硬に訴える。
これってどーなの?
超小型犬はカワイイし非力だから、そうした振る舞いもOK?
いや、ダメでしょう
そもそも遊んでいる時のテンションが本能的過ぎで、理性が働いておらず、普段から利己的な態度が許されているのも相まってそれが表に出易くなっている。
見た目の可愛らしさが仇になって、これを見過ごしてしまう可能性は高い。
中型犬であっても超小型犬であっても、明らかに表情が険しく、相手に大きく影響を与える程のものなら、少なくても私はその瞬間を流したとしても見逃す事はありません。
「あっ、あの犬の心理…ヤバいね」と見つける。
テンションの上げ過ぎ=本能剥き出しで、理性の働きが弱い状態になっているという事です。
では、ここで質問
これはその進路上に居合わせた犬や、たまたまボールの近くに居る犬は悪いでしょうか?
ウチの子が遊んでいるのに!何の意図もなくそこに居る他の犬は障害物でしょうか?
ウチの子が遊んでいるから!他者を遠ざける態度を取るのは行儀の良いものか?
仮にハナがこうした態度を意図のない者に取ったら、私はその瞬間明確に注意を入れます
※意図のない…というのは、心理的にフラットでこちらに意識を向けていないという意味。
そもそも何の意図もない相手にそうした態度に出てしまうという事は、自分優先の心理状態でしかありません。それは同時に遊びの主導者は飼い主でなく、明らかに犬になっている事を意味している。
主導権を日頃から取れていない(取ろうとしない)と、犬の態度は大抵この類になる。
これは登録数の多い活動的な超小型犬によく見かける現象で、自分の欲求が勝ち過ぎて、他者への態度が望ましくないものになる。ほとんどの方はそこに意識が向かないので、教えられない、注意するタイミングで注意ができない…
こうした自分勝手な態度をそのまま(個性)として流して理解している事さえある。
私は飼い主にお伝えしても不毛なので滅多にやりませんが、何となく「自分の犬の態度が他に対して良くない」というのを飼い主自身も無意識に感じているのではないかな…
一度、私は近所の公園で、普段からオフリードで堂々と遊ばせている老人の飼う小型犬がそうした類の態度を取っていたので、即刻タッチして注意した事があります。(ハナの叱責中に仲裁する形でしたが)
他の公園利用者の飼うシニア犬が、その犬から被害を受けたとヒソヒソ耳打ちされたのもありまして。
その犬はいつもオフリードなので見るとよく分かりますが、まだ若いというのもあるけど、明らかに怖がりですので犬の官位は決して高いものではありません。
弱さを隠しきる事さえ出来ない犬が不相応な態度を取れば、年上犬から叱られるのは必然です1歳を過ぎれば、まだ小さいから…というのは犬同士の中では通じにくくなります。
ボール遊びをしていない状況、つまり本能が高まらない状況なら大人犬から叱られる様な行動は出ないでしょうが、そうした遊びに入ると欲求が高まって理性を欠いてしまう。
こういうのを見逃さず制するのも飼い主や年上犬の役割です。
それを都度経験させないと、いつまでも「子供っぽさ」が悪目立ちする犬になる…私はそう思っている。
ではこのへんで
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