【他の犬が襲い掛かってきたら?①~自身を省みる編~】 | JRTハナのあらえっさ日記~犬と子供と時々株式投資~

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ジャックラッセルテリア愛犬ハナの日常を綴ります。
2018年3月、CMで女優犬デビューしました(^○^)
2018年に生まれた娘と微妙なライバル関係です。

おはようございます。

 

犬の飼い主の皆さんの中で「他の犬に襲われる」又は「襲われそうになる」といった怖い体験…双方共、または相手側が日本犬タイプの際にどうも多い様に感じます。

 

たまたま拝見したブログのコメント欄は、同様な体験をされた方が…沢山いるっ。

 

コメントの内容も愛犬が大事なゆえなので同情出来るのですが、中には妄想悲劇ストーリーも…ガーン

 

という事で、3週に分けて考えてみたいと思います。

 

まずは

・自身を省みてみる編

 

続いて

・自身と相手の双方通して共通編

 

最後に

・相手の特徴を察知し、事態に善処する編

 

の予定で参ります。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

まず、体験談の中で気付いたのですが、共通するのは

(A)ノーリードの犬

※紐がついていない状態、または、紐はついているが手から離れている状態とします。

 

というワードです。

 

犬を管理する指標として、人間社会の条例という枠として、誰にでも明らかな目安として、リードの装着の有無(手から離れているか否か)の状態に着目する訳ですが、確かにこれは重要だと思います。

 

片側の犬がオンリード(手にリードを持った状態)、もう片側の犬がオフリード(手にリードを持っていない状態)で何かトラブルがあれば、オフリードの飼い主は制御・管理する責任を果たせていないと見なされる。

 

その理屈でいけば、例えばオンリードの中型犬(愛犬)がいて、冷静さを欠いたオフリードの小型犬が突っ込んで来た為に対応して少しばかり血が滲んだとしても、オンリード側が自責の念に駆られる必要はあまりない…という事になる。

 

小型犬側からすると横暴に映る理屈かもしれませんが、管理責任という視点でみればそうなのです。

 

これは、オフリードの犬に比べてオンリード側は回避行動の選択肢が極めて少ないからです。双方の身体のサイズ差という要素は、ここでは度外視する必要があるでしょう。

 

加害者/被害者共に釈然としない部分はあるかもしれません。

 

ただ、そもそもそこにあまり気を取られると、心理面で犬へ余計な緊張を与えてしまう要因になります。

 

 

リードの制限を取り払うと、自主的思考力は育まれる。

飼い主が拙いハンドリングでリードを制限し続ける方が

弊害になって現れることも実は大いにある。

本音では、ケースバイケースと思う。

 

 

最も重要なのはリードのオン/オフという目に見えるものより、他の犬を見るや否やテンションが変に上がって理性が効かず、飼い主のコントロール(声掛けや働きかけ)も効かない、そうなる心理と行動要因ではないだろうか?

 

例えば被害に遭った側も、たまたまリードを手に握っているから物理的に相手への接近に至れなかっただけに過ぎないかもしれない。(※もしリードを解いたら、相手と似たり寄ったり…とかね?)

 

もしリードを手に持っていたとしても、相手の姿を見るやイノシシのように直進したり、テンションが極端に上昇し、まして初見の相手は誰彼構わず排他的な行動を取りがちなら、被害者・加害者に関わらずそれは五十歩百歩です。

 

和犬群を飼われている方は充分ご承知だと思いますが、相手のパーソナルスペースにズカズカ侵入してしまう事、いざという時に飼い主側が愛犬のテンションを全然コントロール出来ない事は、残念ながら被害を受けやすい要素になるという事はよく覚えておく必要はあります。

 

 

(B)他の犬に対し、ご自身(こちら)で対処する/伝える事が出来る様に

※出来ない相手の飼い主をアテにしない。

 

一般的に自分の愛犬へ何かを伝える→愛犬がそれを理解し倣うという機会自体が日常の中で圧倒的に少ない、または、試みても出来ない。これはオスワリ!で犬が座るといった定型コマンドの類ではない。

 

例えば、ソファーで寝ている犬をジェスチャーや声掛けで移動させる…ですが、上手く愛犬に伝えられないか、愛犬に無視されてしまうというのが実際は多いのではないだろうか?

 

つまり必要な時に飼い主が自分の犬に意思伝達出来ないので、当然ながら他所の犬にも出来ない。

 

結果、実際に起きた事象に対し受動的になるしかなく、残された回避行動として、愛犬を抱きかかえて成り行きに委ねる…嵐が過ぎるのを待つ…なのですが、対処として心許なく、何より被害感情だけがずっ~と残る事になる。

 

これはとても大切な事ですが、自分の犬へ日頃から意思伝達をする習慣や姿勢というのは、他の犬にもそこそこ通用するのです。 この場合の「こっちに来るな」なんてのはごくシンプルな内容です。

 

例えば道路を歩いていて、愛犬に右に斜行して歩いて欲しい時は、並んで愛犬の左側のスペースを奪って右に幅寄せする感じに動く。さらに補助でリードを右に傾ければ、自然と「あっ、右に寄るのか」というのがどんな犬にも伝わります。

 

具体的な言葉に頼った指示ではなく、簡単にいうと身体全体や足の動きを使って体現するのです。

 

 

例えば、愛犬に向ってノーリードのパニック犬が接近してきたら、双方の間に仁王立ちでポジショニングして静かに意思表示すればいいのですが、日頃から状況の把握を漏れなく行う習慣がないと、いざという時に思考がフリーズして動けません。

 

そもそも、こちらを見ただけでパニックでガッと駆け寄ってくる様な犬は、飼い主と適切な関係性が不充分でほとんどアテに出来ず、飼い主を追及した所で多くは先に繋がらない結果になる宇宙人くん

 

ですので、自分で何とかするという意思を持って行動する様に日頃から準備していた方が、いざという時に確実ですし、強みになるでしょう。

 

あまりに認識や危機感が低い相手(飼い主)の場合、以降は出会わない方向で臨む方が無難でしょう。

 

詳しくは再来週に。

 

 

(C)実は、ご自身が愛犬以外(特にサイズが大きい、エネルギーが高い)は不慣れ・苦手意識がある

 

これは意識的に機会を持てないと難しいし、どうしても気が進まなければある程度は仕方ありませんが、自分の犬以外と意思伝達をする機会をほとんど取っていない方が実際はほとんどと思う。

 

他の子にはオヤツをあげるくらいしか…というだけでは難しいですが、例えば、自分の犬のリードを相手の飼い主さんに持って貰い、相手の犬をハンドリングさせて貰うというのが一番手軽かと思います。

 

 

 

相手の犬の行動の先が全然分からない…ですので、極端に言ってしまうと愛犬以外の犬は、いざという時にまるで恐怖の侵略者の様に映ってしまう訳です。

 

 

日頃、自分の犬にベタベタする接し方で同じノリで臨むと、大抵他の犬からソッポ向かれてしまいます。

 

それではいざという時に有用な引き出しになるはずもなく、結果、侵略者に対して常にどこか緊張し、警戒し、恐怖しながら愛犬と生活せざろう得ない。

 

そうした”不安な”雰囲気は愛犬にも影響し、結局は相手方の突進する犬にも敏感に伝わってしまう。

 

 

 

(D)他の犬から絡まれ易い、襲われ易そうな犬の持つ傾向

 

これは、私が犬の集まる場所で複数の犬を観察して感じている印象です。

・変にオドオドしている

・変に緊張している

・何かにつけ逃げ腰

・イライラしているのが現れている

・何かにつけ反応が大げさ

・テンションが高い(飛び跳ねる)

・急接近しようとする(動きが急)

・飼い主が何の修正もしない(ワガママの容認)

 

どれもある意味では「犬らしい」と映る場合も多いかもしれませんが、上記の特徴があると心理的パニックに陥っている犬には”刺激対象”となってしまい、興奮を余計に上げてしまう。

 

上3つは”弱さ”(恐れ)を表しており、こちらが弱いと相手はその分”強気”を纏い易くなります。気安く相手が近寄って来やすくなるのは、”不安”という名の弱さが相手に伝わっているからというのもあります。

 

愛犬が”弱い”そして上記(B)(C)の様に飼い主も心理的にオドオドしていて”弱い”…元は、相手も”弱さ(防衛)”から襲い掛かって来ているとしたら、弱さ×3でいわば阿鼻叫喚のパニック状態です。

 

(B)(C)(D)において、共通するのが”弱さ・不安・恐れ”といった類のものです。

 

弱さは生まれ持ったものや持病などの要素も起因になっている事もあり、重いものは必ずしも一般でどうにか出来るものではありませんが、なるべく底上げする様な、自信を持たせる様な、そうした後押しを与える習慣が普段から必要だと私は考えます。

 

 

次週に続く。

 

ではこのへんでバイバイ

 

 

 

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