【多く学ばせて頂いたブログ(Ⅳ)(その②)】 | JRTハナのあらえっさ日記~犬と子供と時々株式投資~

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ジャックラッセルテリア愛犬ハナの日常を綴ります。
2018年3月、CMで女優犬デビューしました(^○^)
2018年に生まれた娘と微妙なライバル関係です。

おはようございます。

 

多く学ばせて頂いたブログシリーズ、4人目は2017年5月に参加させて頂いた「代々木お散歩会」の幹事様…タローの主様である。 →お散歩会参加の模様の過去ログ

 

内容は多岐に渡り、且つ、濃いものなので、普通の飼い主さんよりどちらかというとトレーナーさんやインストラクターさん向けたものになっているかもしれません。でも、十二分に理解出来る内容だと思います。

 

犬飼いの先輩として、尊敬する専門家として、多く学ばせて頂きました。

 

備忘録的に私が参考にさせて頂いたものをチョイスして、部分的に抜粋させて頂きながらご紹介していきます。長いシリーズになるでしょうが、私からの説明は最小限(?)に努めていこうと思います。

 

宜しくお願いします。

 

・・・・・・・・・・・

 

https://blogs.yahoo.co.jp/taronusi/37444843.html?type=folderlist

⑥「2頭の内、1頭は依存、1頭は臆病」

 

お散歩会で2頭のポメラニアンの内、1頭は飼い主依存、1頭は怯えという課題を掲げたご様子。

 

犬の依存というのは、競争意識によるものか、飼い主も含めた共依存になっているのか、分離不安なのか…色々と思い浮かびましたが、分離不安という事でした。

 

それと、1頭の(実際は誤解のある)警戒吠えが、もう1頭のビビリを引き出しているという事。ひょっとすると片方がビビリだからこそ、もう1頭が飼い主の力を借りて変に強気になっている…そうした逆の図式も成り立っているのかもしれません。

 

怯える=逃げるタイプのビビリだからまだ良いですが、これが向かって行って吠えかかるビビリだったら、2匹が共に吠えるので、厄介でしょう。元々スピッツ系のポメラニアンは、警戒心と縄張り意識が強く、吠えが出易い犬種ではあります。

 

改めて、多頭飼いでお互いの態度が良くない方向にシンクロすると、問題が複雑になって飼養難易度自体が高くなるのを感じますガーン 一人で複数の犬を連れている方で、収拾が付いていない様子をよく見かけるのはこうした理由からですね。

 

 

 

 

https://blogs.yahoo.co.jp/taronusi/39586871.html

⑦「犬の散歩の質とリードワーク」

 

お散歩会の模様前回の①③を参照。

 

匂い嗅ぎをさせるのは良いとして、早々に先を急いでリードを引いて促すようですと犬の欲求を充分に満たす事は出来ません。朝・夕と愛犬と外に出る機会を取っていたとしても、欲求(ニーズ)を満たしたものになっていなければ、その効果は不充分に終わってしまいますゲロー

 

また、文中にもある通り、上下関係/主従関係に囚われ過ぎている傾向も多いと思われます。

 

私の近所にいらっしゃるある飼い主の奥さんは、ご家族の娘さんの意向で犬を迎えたはいいが、次第に誰も犬に積極的に関わろうとしなくて、その奥さんも不満がたまっていて”犬の欲求を満たす”という適切な方向に意識を向ける事を難しくしている印象があった。

 

このように、犬と向き合う以前にご家族内での連携に課題を抱えていたり、犬と一緒に暮らしていくという事そのものに興味が薄らいでいたりすると、もはやお互いに悪循環になってしまう。

 

 

https://blogs.yahoo.co.jp/taronusi/40121606.html

⑧「成功体験と人の自己満足の愚かさ」

 

文中にありますが、犬の挨拶の馴らしをするにあたって、片方の犬のお尻を固定して、もう片方に強引に匂いを嗅がせたりするのは、人間側の一方的な自己満足に過ぎないという事です。

 

これは私も同感で、犬の挨拶というのはお尻の匂いを嗅ぐ事だけではありませんパー

 

我が家のハナちゃんはですね…、相手の犬のお尻の匂いを嗅ぐのは、余程興味を持った時か、ある程度時間が経ってからか、その犬が何か他の事をしている時に隙を見てという様に、いの一番で嗅ぎに行く事はまずありません。

 

そもそも嗅がない事も多く、耳の中や、鼻先を合わせるだけで終わる場合もあります。

 

こっそり相手に気付かれないように嗅ぎに行くのは、個人的には”思慮深い犬”と認識しています。ですので、匂いを嗅がせる事を強制して行わせるのは犬達の気持ちを無視する対処であると言えます。

 

次に、成功体験に関してですが、大成功=100点を取るのでは無く、成功=70点を取り続ける事を目標にしていく意識が大切であるという事でした。

 

例えば、他の犬を遠目に見ただけでパニック吠えに出てしまう犬というのは、”際立つ成功体験が少ないのではなく、失敗経験を多く積まされて負の学習をしているだけ”の可能性が高いという事を指摘されています。

 

この場合、目指す目標はある程度の距離を取った状態で、相手に対して吠えずにその場に留まるという事で、これで成功=70点です。

 

私もこれは観察体験しているのですが、負の学習を重ねてしまうと相手のシグナルを読める心理状況では無いという事なのです。ある程度距離を離していても、対象が目に入った時点でパニックになる。

 

ですので、遠目に相手がいても吠えずにその場に留まれる事というのは、実は既に”成功している”という認識で良いというのは非常によく分かります。

 

 

望ましくない精神状態にも関わらず、相手に接近してしまい警告/排除目的で咬まれてしまった…とか、毎回吠える度に飼い主がリードをグイグイ引っ張って嫌気刺激を与えている。

 

これをを繰り返すから”他の犬が現れる=ネガティブな経験=あっちに行け!という図式”になるとの事ですが、原因としては大いにあり得そうである笑い泣き

 

 

https://blogs.yahoo.co.jp/taronusi/40188407.html

⑨「社会化不足は色々なケースがある」

 

~本文より抜粋~

1.幼犬期の社会化不足している。
⇒(育成経過における社会化不足)
 
2.社会化はある程度したが、1歳以降の生活で、他人/他犬との交流機会が減少している。
⇒(生活環境による社会化の後退)
 
3.幼犬期に思わぬハプニングに巻き込まれ、トラウマを抱いている。
⇒(むしろ飼い主が過去に囚われている場合も…)
 
4.成長過程または日々の生活において、嫌悪的な体験を積み重ねて学習させてしまった。
⇒(過度な社会化、雑な社会化、恵まれない社会環境など)

 

以下、個人的に思った事を書いてみます。

 

2と3の一部は、犬の馴化能力をもってすれば容易に適応して、リカバリーすることもそんに難しくないのではないかと思う。これは、犬の社会性動物としての能力をもってすれば本当ならば打開出来る課題でも、共にいるハンドラー(飼い主)の思い込みや苦手意識が邪魔して、その能力発揮を阻んでしまう懸念があります。

 

4は、ハンドラー(飼い主)側の間違った認識や不適切な対応によって余計に悪い状況を招いた、厄介なパターンです。1~4全てに言えますが、ハンドラー(飼い主)の判断や環境の提供次第で犬の後天的な性質が決まってしまうというのを裏付けているのではないでしょうかパー

 

 

 

 

https://blogs.yahoo.co.jp/taronusi/31389054.html

⑩「トラウマや過剰防衛に至るケース」

 

先程の3.トラウマを抱えた犬に類似する内容ですが、異常に臆病な犬や過剰防衛の犬は私の家の近所にいるので具体的にイメージが付きますが、どちらも厄介でしたね…ゲロー

 

個人的に備忘録として残しておこうと思います。

 

 

◆異常に臆病な犬

 

~本文より抜粋~

体験した恐怖を抱いているものに対して、パーソナルスペースから距離を置いたところで慣れるものでは無い。そこでトラウマの対象となるものではなく、もっとハードルの低いところから慣らしていくのが基本で、その反応レベル(進度)によってはトラウマの対象となるものを登場させて確認する必要がある 

 

他の犬が苦手な場合、徐々に対面させる犬の難易度を上げていく必要があるということ。

いきなり慣れさせようと思っても、慣れる事は無い…これは、現実的に嫌な経験をしているからです。

 

例)

難易度の低い(大人しい小型犬)⇒難易度が中くらい(同じくらいの体格で、異性の大人しい犬)⇒難易度がやや高い(同じくらいの体格で同性で活発な犬)⇒難易度が高い(自分より大柄な犬)

 

 

◆過剰防衛な犬

 

~本文より抜粋~

トラウマ犬以上に判断が難しい場合がある。

 

単純に接触機会がなかった社会化不足の側面もあるし、この場合「食わず嫌い」ではなく、初めから「食べ物を限定された」という状態で、いわゆる番犬タイプに多い。

 

このような犬は自然に慣らすのを期待は出来ないので、行動抑制が必要になる。他犬に対して吠えたり噛み付こうとしたりした場合は人が制する事…ここは飼い主の威厳が求められるところで、いかに犬を宥めて落ち着かせることが出来るかがポイントとなる。

 

 

以前、ご紹介した過去ログ「プリミティブドッグについて」で取り上げた黒柴犬がまさにこれに該当します。番犬気質、社会化不足、飼い主からの嫌悪刺激の繰り返し…これにより、過剰防衛犬になっていました。

 

今でもごくたまにに見かけますが、過去に私は色々とアプローチをしたことがあるので、それを覚えてくれていたのか、その犬は私を見ると笑顔を見せてくれます。

 

「あ、あのオジサン知ってる!」

以前は、散歩していても終始険しい顔をして歩いていましたから、この変化は嬉しいものです。

 

何度か私とやり合いましたが、彼女の中でネガティブな印象になってなかった様で一安心です。

 

ただ、対他の犬との遭遇に関して飼い主さんの様子を見ていると、かち合うのを極力避けられる時間帯を選んでいる様子とお見受けしました。

 

飼い主さんの年齢や度量を考えると、なかなか過剰防衛に関して取り組むのは厳しいでしょうから、無理せず回避するのは尊重して差し上げたいです。

 

 

 

ではこのへんで。

 

 

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