おはようございます。
昨日の将棋王将戦第二局、藤井王将vs菅井八段。
皆様既にご承知の通り、藤井王将の圧勝でした。
王将戦は2日制ですが、初日封じ手時点で既に藤井優位。
2日目は菅井八段に藤井玉に迫る有効な手段が皆無で、
午前は藤井優勢、午後は藤井勝利へのカウントダウン。
将棋対局速報▲藤井聡太王将(1勝0敗)vs△菅井竜也八段(0勝1敗) 第73期ALSOK杯王将戦七番勝負 第2局
動画コメント欄から藤井王将の無双ぶりが伺えますが、
ボクシングだとほぼ無傷でKO勝利する様なものです。
今回の藤井八冠の勝因。
それは序中盤での読みの圧倒的な正確さに尽きます。
ご存じの様に藤井八冠は小学校6年生(2015年)の時
詰将棋解答選手権で全国優勝し、以後5連覇した様に
終盤の読みで先輩棋士を圧倒する力を持っていました。
従って、序中盤優位に立ちさえすれば、後は何とかなる。
そこで、藤井八冠は序中盤の読みの精度を上げる為に
デビュー当初と違い2018年頃から序中盤の一手一手を
相当な時間を掛けて読むようになりました。
この頃のLIVE中継は残り時間を心配するファンの声で
溢れていましたが、その成果が藤井曲線と言う序中盤から
緩やかに上がる(徐々に優位を築く)評価値グラフだと思います。
この対局者を上回る序中盤の藤井八冠の読みの正確さは、
「何が悪いか良く分からない」「いつの間にか負かされた」
と言う、近年の対戦相手のコメントに良く現れています。
参照:藤井聡太Wikipedia・棋士からの評価。
また、2018年頃からの取り組みは藤井曲線以外に
似た局面の読みが短時間で済むという効果も生んでおり、
最近は残り時間でも優位に立つ対局が増えています。
この様な正確無比で迅速な計算力は会計系計算科目でも
必須な訳ですが、初めて学ぶ論点では藤井八冠と同じく
時間を掛けて正確に解く練習を心掛けるべきでしょう。
でないと、必要最低限の基準点すらままなりません。
「解答速度を上げることを目標に同じ問題を回転させる」
受験生が陥りがちな罠ですが、この罠については
最近取り上げさせて頂いている東大教授も直近のポストで
『教材の回転数を目標にすると雑にやるクセがついてしまい、
基礎が固まらずに...という泥沼にハマります。
一回で覚えるという気合(つもり)で、慎重かつ丁寧に』
この様に仰っています。
また、東大教授の勉強法アドバイスでも同様に
『一回授業を聴いたら・・・』とあります。
因みに先生は専門学校の会計士講座では原価計算を
担当されていたたそうです。
最後にスピードは繰り返しで自然と速くなります。
先ずはゆっくり正確に解くことを練習して下さい。
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