こんにちは。

「未来を変える心理学」心理コンサルタントの佐藤由美子です。

 

昨日の記事、反響がありまして、

個別にご感想メッセージを何人もの方からいただきました!

ありがとうございます!

 

「同じ状況です!」という方が多かったです。シンクロしていますね~。

 

昨日の記事はコチラです↓

 

さて、昨日の歌子さんの事例の続きを書きます。

 

★前回の超・要約★

旦那さんにモラハラされて、家計も握られ、収入も資産も結婚以来知らなかった歌子さん。

その旦那さんが急に仕事を辞め

「オマエが大黒柱になれ。俺は専業主夫になる」と宣言され、途方にくれました。

 

その流れで私のコンサルにお申し込みされましたが、「救ってほしい!」という依存のエネルギーに満ちていて、これでは到底、ピンチを脱することはできません。

 

通常なら、コンサルをお断りするケースですが、困り果てている歌子さんを前に私は、条件を出すことにしました。

 

「コンサルまでの1カ月間で人生のカタをつけてください。家を片付けてください」と。

 

実は歌子さんは、10年間以上、片付けられなくて、プロに頼んでもすぐに元に戻ってしまっていました。

でも、その深層心理は、

旦那さんへの復讐」だったのです。

 

 

 

被害者を卒業すれば未来は変えられる

 

私の意図はこうです。

歌子さんがコンサルで結果を出すには、依存のステージから卒業している必要がある。

 

そこで「被害者意識(復讐のステージ)」を終わらせるために、「家を片付ける(復讐をやめる)」を提案したのです。

 

さて、昨日は無事にコンサルの日を迎えました。

約束通り、歌子さんは家を片付け終わったそうです!

 

凄い!

10年かかってもできなかったのに……。

たった1カ月で解決とは!

 

グラサン私「どうやって片づけたのですか?」

 

照れ歌子「実は、前半は全く片づけられなかったのです。もう私、生きている価値ないな~とまで、落ちこみました」

 

グラサン私「何で生きている価値がない、まで飛躍するんですか?」

 

照れ歌子「夫にまた怒鳴られるんですよ。そんな私、価値がないな~って」

 

グラサン私「なるほど」

 

照れ歌子「夫に消えてもらいたい!と真剣に思いましたよ。でも、あんたが消えてくれないなら、私が消えてやる!!!と思いました」

 

実は歌子さんは、10年以上前、

あまりにも辛くて、マンションから飛び降りようとフラフラ窓まで歩いていったこともあったそうです。

でも、まだ小さかった息子さんが止めたんだそうです。

 

以前そのことを話されたとき、涙を流していた歌子さん。

 

今回、またしても、怒鳴りつける旦那さんを思うと、「死」を考えてしまったのですね。

 

覚悟を決めたとき「生きるエネルギー」に反転する

 

ところが……。

 

急に、歌子さんの声が生き生きし始めました。

 

ニヤリ歌子「でも私、”死”を考えた時、このまま死ぬのは嫌だなと思ったんです」

 

グラサン私「なぜですか?」

 

ニヤリ歌子「だって今死んだら、家中散らかっていて、家族に”こんなに荷物を残しやがって!”と言われると思ったんです。迷惑をかけられないな、と思いました」

 

旦那さんに復讐心を持ちながら、同時に迷惑をかけられないとも思う歌子さん。

歌子さんの本質は「愛」なんですよね……。

 

ニヤリ歌子「でね。もし片づけた後、死んだらって想像したんですよ。そしたら、ニヤニヤが止まらなくなって」

 

グラサン私「ニヤニヤですか??」

 

ニヤリ歌子「はい、死ぬこと考えたら、何も怖くなくなったんです。今を生きてやろう、と」

 

グラサン私「”死”を味方につけたんですね、歌子さん!」

 

ニヤリ歌子「まさにそうなんですよ!!私、死を意識した途端、”ありたい自分で死にたい”と思えたんです」

 

実は歌子さんは、奥底にとんでもないポテンシャルを持っている方です。

以前、講座に来てくださった時に感じていました。

 

そして異常にイメージ力が高いのです。

念が強い、ともいえるかもしれません(笑)。

 

そのエネルギーの強さを

「自分を責め、被害者にすることに全力投球している」のが、普段の歌子さんでした。

 

でも、もしそれを反転させられたら……

とんでもないことができるタイプなのです。

 

今回もまさに、逃げの”死”から反転させ「主体的に生きる」方向へ自らをもっていくことができました。

 

素晴らしいです!!

 

照れ歌子「とはいえ、今後どうやってお金を稼いだらいいのか見当もつかなくて……」

 

グラサン私「今、資産はどれくらいあるんですか?」

 

照れ歌子「わからないんです。結婚以来、ずっと夫が家計を握っていて。給料もいくらか未だに知りません。以前、我が家の資産を聞いたら、”うるせー!!!!”と怒鳴られ、怖かったです」

 

グラサン私「……そして今度は相談なく、仕事をやめ専業主夫になるから、オマエが大黒柱になれ、と」

 

照れ歌子「はい……」

 

このあたりで、私に和田アキ〇が憑依しました。

*注:私はコンサルで本質を伝えるとき、時おり和田アキ〇が憑依します。

 

グラサン私「歌子さん!人からどう扱われるか自分が決めている、と先日の記事にも書きましたよね。歌子さんが旦那さんにモラハラされるのは、歌子さんがそれを赦しているからですよ」

 

照れ歌子「そう思います……」

 

グラサン私「歌子さん!!あなたは死を味方につける女なんですよっ!!」

 

照れ歌子「そうです!」

 

グラサン私「死を味方にした迫力で、旦那さんに言ってごらんなさいよ!

専業主夫になって私が働くなら、今までと逆転するってことだよね。

じゃあ、家計は私が扱う!だから我が家の資産状況を説明して!てね。(急に腹から声を出す)腹を割って話そうじゃないか❗️みたいな迫力をまとうのですよ。」

 

照れ歌子「(爆笑している)先生……笑い泣きウケます、それ。すごい迫力です。アッハッハ~
!!笑い泣き笑い泣き笑い泣き

 

場は急に熱気を帯びてきました。

歌子さんの心の奥底から何かが呼び覚まされたようです。

 

この後、歌子さんは

「感動のあまり」大号泣!!という事態になるのです。

 

つづく……

 

 

長くなりましたので、明日の記事で続きを書きます。

今度こそ終わらせます(笑)

 

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★その①


★その②

 


ダイヤモンド 佐藤由美子