TCA経過良好 の要因と見ている対策の続き、やっとこさ「2)」です。
1)TCAの刺激で発生する活性酸素の対処
a.内側
b.外側
↑・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・前回ここまで
2)修復材料の物流改善
3)きれいな修復への案内
ではすぐ本題に。
2)修復材料の物流改善
前回
、前々回
で、瘢痕修復の行く手を阻む凶悪活性酸素ヒドロキシラジカルを成敗しました。次は効率よく修復材料を現場に届けることを考えます。
まず、運び屋と言えば血ですね。ということは、耳タコですが要は「血液サラサラ」になりゃいいわけです。
しかし私はえらい冷え性で、お世辞にも血行がいいとは言えない状態でした。てなわけで解消するべく「これで血液サラサラ!」てなものに手を出しまくりました。
具体的には、手軽なものなら生姜サプリ、本格的なものなら東京女子医科大の漢方専門医に2年ほど診ていただいたこともありました。
しかし残念ながら私の冷え性体質に限ってはテコでも動きませんでした。
まあ私の場合お医者さんもたまげるほどのレベルで、真夏の風呂あがり5分後にすでに足の裏が冷たい、つまりMajiでHieきる5分後という有様でしたから致し方ありません。
しかし、クレーター改善にあたってここはなんとしても押さえておきたい項目です。
いくらレーザーやTCAや成長因子やら手を尽くしても、材料が届かないってんじゃ話にならんのです。食材がなけりゃ、どんな立派なキッチンやコックさんをそろえたところで100年待っても料理は出てこないのであります。
そこで冷え性体質改善から視点を変え、血そのものを物理的にもう流れるしかないっしょ的な液体にしてやる方法を探ることにしました。
そして、ようやく15年来の冷たい足とおさらばできたのです。今は一日中裸足でも全然平気です。
なんだか3分クッキングの「こちらが半日寝かせたものです」みたいな展開の早さですが、少しでもコンパクトにまとめるため致し方ないのです。
血流改善させたその正体は、すんません。また酵素です。
しかし、今回は前々回
の消化酵素とは違う役割の酵素なのです。
とにもかくにもタンパク質分解酵素プロテアーゼに特化したものです。超特化したものです。
高力価のプロテアーゼを空腹時に摂ることで、赤血球にまとわりついてドロドロにしているタンパク質のカス(窒素残留物)を分解するのです。
前々回
「空腹時に適している酵素」と記述したのはまさにコイツのことです。
なぜ空腹時か。それは、胃腸に残っている食物のタンパク質分解に使われてしまうと血液に入り込む分け前が減るからです。
人体において、特にタンパク質の分解は他の栄養素のそれと比べては骨の折れる作業なのです。それゆえ酵素栄養学に基づくクリニックではプロテアーゼを二重三重に処方するようです。
そんなわけで、その作業に適した高力価プロテアーゼを惜しげもなく紹介します。
高力価な消化酵素サプリメントでもせいぜい1カプセル60,000HUTあたりなんですが、こいつはなんと185,000HUT。
医療機関でも採用されているメーカーなので信頼性も高く、よい変化も期待できるというものです。
そして朝晩摂っている「ピュアザイム
2+メガハイドレート
1」コンビの、血流においてのなせる業はこんなです。
1:血液中のタンパク質のカスを分解して赤血球スッキリ
2:ゼータ電位の絶対値が大きくなり赤血球がつるまず独立
これで血液が毛細血管の末端という末端までスイスイ流れるという考えです。
自分が一番信じられないんですが、本当にはだしのゲンでOKなんです。
摂取量は、TCA後のキズパワーパッド期間のみ1日3~4回に増やしています。もちろん貼っていないところにはこうせつムースです。
読んでくださる方には釈迦に説法ですが、少々TCAの話から時間が経っているのであえて確認をば。
この水素と酵素だけではクレーターはビクともしません。ご存じのとおりクレーターはそんなに甘くないですからな。
あくまで真皮まで物理的に働きかけた後ってのが大前提です。
手術にしても大抵の場合、リハビリなどあれど疾患そのものは修復(治癒)されて退院というのが多いでしょう。
しかしクレーターの場合は違います。クレーター部分はとんでもない状態で施術が終わり帰路につくわけです。
つまりはその後の回復に運命がかかっているわけで、っつーか、そこがうまくいかなければどんな素晴らしい処置も水の泡、ヘタすりゃ悪化という恐ろしい世界です。
そんな中、1)~2)は、選りすぐり水素+酵素でもって修復の強力サポート役を担うのであります。
ということは、TCAだけでなくレーザー後の場合でもいけるということです。
ただ銅ペプチドをされている方に限ってはこうせつムースは見合わせてください。ビタミンCの効力がなくなるのでやるなら水素だけがいいと思われます。
さて、せっかく修復妨害を阻止し栄養がしっかり運ばれる状態ができたので、私が考える肌材料について少しばかり。
分解の手間を考えるとアミノ酸、吸収を考えると中でもアミノ酸スコアの高いものが好ましいでしょう。
するってえと、もろみ酢とかスピルリナあたり。私はスピルリナを継続しています。
コラーゲンサプリも頭ごなしに否定はしませんが勧めはしません。アミノ酸~トリペプチドにまで消化するのは前述のとおりえらいことだからです。
うまく消化できりゃまだいいですが、消化しきれなかった日にゃ窒素残留物となり赤血球に迷惑をかけお荷物になってしまいます。
さらに腸に残ったものはインドール、スカトールなどを発生したり悪玉菌の恰好のエサとなり、腸内環境は悪化、活性酸素を生む一途をたどります。
コラーゲンは、道路で言えばさしづめ環八です。やたらと燃料も時間をも要し、渋滞して流れも悪い。ですが裏道を知っている人は、直接アミノ酸を選んでスイスイってやつですよ旦那。
昔なにかの番組でタモさんも「環八は通るもんじゃない」と言っていました。
なんだか話がえらいほうに飛んでったので引き戻しますと、つつがなく材料が供給された後はメガハイドレート のシリカがコラーゲンを束ねるなどのフォローも期待できそうです。担任がよければクラスもまとまるというものです。
次回は、この修復チームがよりいい仕事を効率的に進められる工夫について考えていきたいと思います。
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梅雨が明けたらひからびそうです。
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