引き続き、TCA経過良好 の要因と見ている対策について書いて参ります。
1)TCAの刺激で発生する活性酸素の対処
a.内側
↑･･････････････････････････前回ここまで
b.外側
2)修復材料の物流改善
3)きれいな修復への案内
前回
は長くなってしまい「a.内側」のみで終わりました。
今回も一項目しか進まなさそう臭がプンプンしてくるので、さっさと本題に入ります。
b.外側
飲むだけでなくスキンケアにも水素
を活用していきます。
特にTCA後は局所的に活性酸素が大量発生しているであろう状況ゆえ、そこに直接かましてやるのです。
せっかくですからビタミンC誘導体も同時にお見舞いし、繊維芽細胞を活性化して真皮のコラーゲン増加も期待しましょう。
とは言うものの抗酸化のほうに回ってしまうビタミンCもいるでしょう。そうするとそいつ自体が酸化物になってしまうので厄介です。
しかしそこに水素君がいれば、還元力でただの水にすることで無害化を狙えます。
そんな素敵な化粧水をご紹介しちゃいまshow time！
用意したのはメガハイドレート
のパウダータイプと、トゥベールのAPPS、プレミアムホワイトパウダー
。
水素とビタミンCの世紀のタッグです。
二つを適当に1:1くらいで混ぜてこのような状態にしておきます。
→
粉 水を加える
少量を手に取り水を加えて使用分だけ作ります。
全顔でも写真くらいのごく少量にすることが肝要です。
なぜかなれば、水素パウダーの影響で、多いと痒みや一時的な発疹の恐れがあるためです。
なお、どちらも弱アルカリ性なので、互いに効力がなくなる恐れはないと思われます。
わざわざその都度作るのは、水素分子の半減期が分単位ゆえ作り置きすることができないためです。
ちなみに、どちらも発泡するので化粧水というよりふわふわした感触になります。
私はこれを「抗酸化刹那ムース」略して「こうせつムース」と呼んでいます。
人に話すことでもないので「こうせつムース」と声に出したことはないのですが、なんとなく南こうせつさんのスタイリング剤な雰囲気があることは否定できません。
こうせつムースはとにかく現場主義です。
めっちゃ厳しい血液脳関門も難なく通過できる水素にとって真皮到達など昨日の朝飯前、APPSだって負けとりませんで真皮まで届きます。
こいつは会議室でウロウロせずきちんと事件が起きている現場に向かう頼もしいやつなのです。
ですからあとは乾燥するところに少し馬油かワセリンを足すだけで終わりです。
またここで脱線するんですが、なぜ数あるビタミンC誘導体の中でもAPPS（パルミチン酸アスコルビルリン酸3Na ）なのか。
◇より多く真皮までの浸透が確認されている
製造元の昭和電工によると、表皮はもとより真皮内のアスコルビン酸濃度までもが高まるということです。
凹みも繊維芽細胞の所在も真皮ですから、現場までたどり着けないのでは話にならんのです。
◇きちんと肌でビタミンCになる
不安定なビタミンCは誘導体という形で安定させて化粧品に配合されますが、肌できちんとビタミンCにならなければ意味がありません。
そこをいくと、APPSはビタミンCになるための酵素エステラーゼ・フォスファターゼが皮膚に存在するのでOKです。
一方、低価格帯商品でよく使われていビタミンCに、AA2G（アスコルビン酸グルコシド）通称安定型ビタミンCがあります。
こいつはグルコシターゼという酵素に分解される必要があるのですが、それが皮膚にあるかどうかは眉唾もんなのです。
25年化粧品開発をしている研究者の知人いわく「ねーよ」だそうです。
実際、APPSはAA2Gの100倍ビタミンCを取り込めるというデータがあるほど大きな差が出ています。
また、油溶性、水溶性双方の特徴を持つため効率がよく、活躍の場の広さも魅力です。
他にもAPPSの優れた点はあるのですが、あくまでも本題は水素なのでここいらで自重します。
とまあこのように内外抗酸化でもって邪魔者を消し、回復・再生に100%専念できる土台を作ります。
そして、案の定「2)修復材料の物流改善」は次回です。
1μgでも続きを待ってくだすってる方がいらっしゃいましたら、こいつらを押してものぐさおばさんに発破をかけていただけると幸いです。
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