ひとりブラタモリ ♯岩槻城②加倉口の続きです。
加倉口にたどり着いたら、Uターンです。
今回は、岩槻大師には向かわず、上の写真内の矢印に従って左折し、丸山記念病院に向かいます。安室奈美恵の元旦那のSAMさんの実家です。
この細道が、岩槻城大構のラインに沿っています。
よく見ると、左の住宅街と右の丸山病院で、地面の高さが数10センチ違っているのがわかります。
この道を更に進むと、↑の航空写真でピンク丸で囲まれた黄色の大構ラインの付近に。↓
そうなんです。
航空写真のピンク丸のあたりが、ちょうど岩槻大師の裏手なのです。
裏の駐車場から岩槻大師の本堂を見ると、道路と本堂で地面の高さが違うことがわかります。
これも大構の名残でしょう。
いや、大構が活用した自然地形の名残と言った方が正確かもしれませんが。
ここでUターンし、丸山病院側に戻らずこの細道を進むと、次第に登坂に。↓
左が墓地、右が駐車場のこの細道。↑
墓地は駐車場より1メートル弱ほど高地になっています。
おそらくこの細道は、大構の土塁の外側に沿って進んでいるのでしょう。
さらに登ると、大衆フレンチのお店「プラ・デ・ジュール・サカシタ」さんのある通りへ。↓
ここまで来たら、サカシタさんの角から登ってきた細道を振り返ります。↓
↑の写真奥に見える坂道の下の駐車場エリアは、「サカシタ」さんのあたりからかなり下がった場所。
「サカシタ」さんのあたりが大構ラインなので、駐車場エリアは大構の外の湿地帯だったのだろうと感じることになります。
大構の内側が高地、外側が低地であると、しみじみ実感できるのが、岩槻大師→丸山記念病院→「サカシタ」さんのルートです。
ここからは、再び県道2号線2号線戻り、今度は大構内部の中枢、即ち岩槻城の本丸・二ノ丸・三ノ丸に向かいます。