<6/17の記事に加筆しました>

ず~っとサボっていた「独習セーパイ」。
そろそろ仕上げようと思います。

前回「独習セーパイ(6)」では、
↓の交差立ちでの振り打ちまで紹介しました。
今回はその続きです。

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例によって型の世界チャンピオン阿部良樹選手のセーパイ動画を見ながら勉強です。
http://www.youtube.com/watch?v=2Busqy0ye4U&mode=related&search=

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交差立ちをほどきながら、時計回りに転身し、

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270度回転して、左前の三戦立ちとなり、

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開手の内受け(掛け受け)。
ちなみに、摩文仁賢和の「十八の研究」では、受けというよりは
開き手を伸ばしているような感じです。
この転身の動きには、投げか何かが隠されているような気もします・・・。

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体を右に捻って左下段払い。
立ち方は剛柔流の「半後屈立ち」。

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次いで裏拳。
下段払い→払った手で裏拳、というのは、
空手の型に共通する攻防の典型ですね。

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体を戻して左前の三戦立ちになり、

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右中段内受け。

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すかさず奥足で前蹴り。

掴み
蹴り足を引きながら、右手で相手の手を掴み、

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四股立ちとなって、左下突き。

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この部分の分解用法を、例の分解動画で見てみました。
http://www.youtube.com/watch?v=rhDyabE6Uv4&mode=related&search=

最初の開手の内受けの分解(↓)は、突きをインサイドからはじいて、掴む動作です。

1
相手(左)の右順突きを、

2
左手で、インサイドから内受け。
形は上段受けですね。
内受け=上段受けとくると、空手マニアさんのあのシリーズ を思い出します。

3
相手の右腕を掴んで相手をコントロール。
開手の手技は、受けでも攻撃でも、こうした掴みが行われることの隠喩なのでしょう。

4
左足で踏み込んで、

5
左手で金的めがけて下段打ち。

6
返す手で裏拳顎打ち。
こういう攻防は、内受け下段払い と同じですね。

7
相手の左逆突きの反撃を、右内受けで捌き、

8
相手の左手を掴んで固定しながら、

9
前蹴り!

10
蹴り足を引くと共に、相手の左手を掴んで右手も引き手を取り、
相手を引きながら下突き。

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以下は左右を変えて同じ動きです。

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左足を運んで時計回りに体の向きを変え、

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右前の三戦立ちになって、開手の内受け(掛け受け)。
右足の位置は変えないんですね。

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左に体を捻り、下段打ち。
立ち方は剛柔流の「半後屈立ち」。

82
次いで、払った手で裏拳。

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右に向き直して、右前の三戦立ちになり、

84
左中段内受け。

85
すかさず奥足で前蹴り。

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蹴り足を引いて四股立ちになって、右の下突き。

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比較的分解用法が分かりやすい部分ですね。
(270度の転身の意味は気になるところですが・・・)

次回でファイナルです。→「独習セーパイ(8)