唾液が少ないと虫歯になりやすいと前回の記事でもご紹介したのですが、唾液が少ない原因の一つに口呼吸があります。
自分が鼻から呼吸しているのか、口から呼吸しているのか知っていますか?
少し意識してみるとすぐわかります。口を閉じてリラックスして見てください。
少しして、息をするのに口をあけた方は口呼吸です。口は開けずにそのまま鼻で息をした人は普段も鼻呼吸が出来ている人です。
では、ご自分の子供はどうでしょうか?
できればすぐに、口呼吸かどうか確認してみてください。先ほどと同じように口を閉じてリラックスさせたときに、しばらくして口を開けた場合は口呼吸の可能性が高いですね。
もし、わが子が口呼吸の場合、なるべく早く鼻呼吸に慣れさせないと大変なことになってしまいますよ。
口呼吸だと起こるデメリットにはこんなことがある
口呼吸を放っておくと、思っている以上に子供の身体には悪いことが起こります。
では、どんなデメリットがあるのかあげてみたいと思います。
- 虫歯になりやすくなる
- 歯並びが悪くなる
- 口臭が強くなる
- 歯肉炎になる
- 風邪を引きやすくなる
- アレルギー体質になる
口で呼吸するだけでこれだけのデメリットがあるのです。
しかも口呼吸は癖になるとなかなか治せなくなってしまいます。大人になっても口呼吸を続けていると、歯周病になって歯が抜けてしまったり、顔の筋肉が衰えて輪郭まで歪んでしまい取り返しのつかないことになりかねません![ゲッソリ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/041.png)
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子どもが小さいうちに口呼吸を治して、鼻呼吸に切り替えてあげることは本当に重要なことだと認識してください。
口呼吸の原因と改善方法
まず、子どもが口呼吸になる原因として、鼻が詰まっていることが考えられます。
もし、鼻が詰まって口でしか息が出来ないようでしたら、まずは耳鼻咽喉科にいって、鼻づまりの治療を最優先してください。
もし、鼻は詰まっていないのに、口呼吸している場合は次のことを試してみるといいでしょう。
1.口輪筋を鍛える
口呼吸になる一番の原因は、唇を閉じる力が弱いことが挙げられます。
これは、やわらかい食べ物が増えたせいで、噛まなくてもよくなったからなんです。
まずは、しっかりと噛む習慣をつけること。
やわらかい食事を無理にかむのではなく、噛み応えのあるお肉や野菜、するめ、ナッツ、などの食材を利用して子供の食事を作るようにするといいと思います。
ただ、口呼吸を改善するためにはそれだけでは口輪筋は鍛えられません。
口輪筋を鍛えるトレーニング方法として、アイスーバートレニングやボタントレーニングなどがあります。
アイスバートレーニングとは
アイスを食べた後の棒を上下の唇に挟んで数分間維持します。
簡単なようで、口輪筋が弱い人には意外とつらいのです。
最初は1分くらいから始めて、徐々に3分くらい維持できるように訓練しましょう。
ボタントレーニングとは
ボタンに糸を通して上下の唇と歯の間にボタンを挟んで糸を強く引き、ボタンが取れないように唇に力をいれて維持します。
これも最初は1分位から始めて、3分くらい維持できるように訓練していきましょう。
これらのトレーニングを毎日がんばってやっていけば、かなり口輪筋が鍛えられるはずです。
しかし、忙しくて子供と一緒にトレーニングできない人にはおすすめの体操があります。
それは、あいうべ体操です。
あいうべ体操とは
福岡にある今井歯科医師によって開発された、口輪筋を鍛えて口呼吸から鼻呼吸に改善する効果のある体操です。
いつでもどこでもだれでも出来て、今とても注目されている体操です。
<あいうべ体操のやり方>
<あいうべ体操の効果>
- 口呼吸の改善
- アレルギーの軽減
- インフルエンザ予防
- うつ病の予防
- 便秘改善
本当に簡単な体操なのに効果がすごいので絶対おすすめですよ。
2.口呼吸テープを貼って寝る
口輪筋のトレーニングで口の周りの筋肉が鍛えられても、習慣になっている口呼吸を鼻呼吸に変えるのには時間がかかります。
それを強制的に鼻呼吸に変えるには、夜寝るときに口をテープで閉じてしまうのが一番手っ取り早いです。
なんだか荒治療のように感じると思いますが、風邪予防にも効果があるので是非試してみてください。
口呼吸テープは色々販売されていますが肌が荒れない専用のテープがおすすめです。
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テープを貼る際は、鼻は閉じないように気をつけてくださいね。
まだまだ虫歯予防情報発信していきますよ。
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