共通テスト物理の解説と評価、その5です。
ここまで問題を検討してきて、全国平均が悪かった理由が見えてきました。しかし、まだ問題をすべて検討していませんので、まとめに入るのはもう少し後にします。
第3問B(問4)(問5)は水波の干渉問題です。これは2問とも、基本もしくは標準レベルの出題です。
球面波と平面波の干渉というのは、見慣れない問題ですが、だからといって、難しいというほどの問題ではありません。干渉の基本的な内容を理解している人なら、単純に解ける問題です。
まず、問4は、次のように基本的な干渉条件を用いて解きます。
Pの点までの行路l1とl2がそれぞれ、l1=L-X、l2=√(X^2+Y^2)ですから、行路差|l1-l2| =mλが2つの波が強めあう条件ですね。
→[15]の答は「3」
問5も、カンタンです。こちらは定常波の問題でも出題されるタイプの基本題ですね。
OとLの中点Qではl1=QOとl2=QLの差は5.5λ-5.5λ=0(行路差|l1-l2|=0)なので、波が強め合います)
Qより0.5λ右側のR点では、l1=ROとl2=RLの差は6λ-5λ =λなので、やはり波が強め合います。
強め合う場所は、QRと同じ間隔でOL上に並ぶ(図の●点)ので、それを全部図に書き込んで数えるとQ、Rも含め、21箇所あることがわかります。
→[16]の答は「4」21個
第3問B(問5)も水波の問題。これも、よくあるタイプの問題です。干渉で強めあう場所が時間の経過とともに、どう動いていくか、という問題。2つの球面波の問題はよく見ますが、これを平面波と球面波で出題したのは、おもしろいですね。
考え方は同じですので、落ち着いて解けば、間違えません。標準問題です。
時間の経過とともに波がどう動いていくかを想像できる人なら、カンタンに解けます。
解説を御覧ください。
解説の通りで、ここで付け加えることはありません。
→[17]の答は「2」イ
第3問Bの問4〜6は、基本もしくは標準レベルの問題で、とくに受験生を悩ます難問はありませんでした。
では、今回はここまで。
次回が、最終回となります。
関連記事
共通テスト物理2026はなぜ平均点が悪かったのか?〜その解説と評価1〜物理ネコ教室番外編
共通テスト物理2026はなぜ平均点が悪かったのか?〜その解説と評価2〜物理ネコ教室番外編
〜ミオくんと科探隊 サイトマップ〜
このサイト「ミオくんとなんでも科学探究隊」のサイトマップ一覧です。
*** お知らせ ***
日本評論社のウェブサイトで連載した『さりと12のひみつ』電子本(Kindle版)
Amazonへのリンクは下のバナーで。
『いきいき物理マンガで冒険〜ミオくんとなんでも科学探究隊・理論編』紙本と電子本
Amazonへのリンクは下のバナーで。紙本は日本評論社のウェブサイトでも購入できます。
『いきいき物理マンガで実験〜ミオくんとなんでも科学探究隊・実験編』紙本と電子本
Amazonへのリンクは下のバナーで。紙本は日本評論社のウェブサイトでも購入できます。










