さき「えへへ〜、これは、オリジナルキャラで、<十字の人>。フォートナイトみたいな世界観で描いてみたかったの」
ひろじ「バッテンの人だと思ってた。十字かあ・・・背景にあるのも、十字?」
さき「そうだよ、十字がふってるの。この人はね、男か女かまだわかんないんだよ」
ひろじ「目がオッドアイなのは?」
さき「アクセント」
ひろじ「この手前に出している手の絵は、何かを見て描いたの?」
さき「ううん。自分の手をちょっと見て、こんな感じかな〜ってかいたの」
ひろじ「手をこんなふうに描けるのって、なかなか難しいんだけど・・・よく描けるようになったね」
さき「お父さんが教えてくれたじゃない。前は、手とか足とかうまく描けなくて、お父さんに効いたら教えてくれたよ」
ひろじ「あ・・・そういえば、そんなことがあったような」
さき「その後は、ユーチューブ見たりして描いているうちに、描けるようになったの」
ひろじ「お父さんがさきくらいの年の時は、こんな手の形、描けなかったよ・・・」
さき「お父さんの絵は、どんなの?」
ひろじ「じゃあ、世界観つながりで、これはどうかな」
さき「あ、なんか世界観があるね。海があって・・・魚が飛んでる」
ひろじ「この魚、なんだか、わかる?」
さき「あっ、これ、ペン先だ!」
ひろじ「当たり!」
さき「えへへ。いつも、お父さんの使っているペンを見てるから、すぐわかったよ」
ひろじ「そっか。他の子にはわかんないかもしれないね。今はアナログでペンを使って絵を描く人はあまりいないから。ほとんど、デジタル描画用のペンタブ用のペンとか、アナログでもペンじゃなく、マンガ用のサインペンみたいなの使ってるから」
さき「そういえば、こないだ遊びに来たマンガ好きな友だちが、お父さんのペンを見て、インクがついたあとがある〜ってよろこんでいたよ」
ひろじ「お父さんは、天然記念物かもね・・・」
さき「このイラストも、ペンで描いたんだよね」
ひろじ「もちろん」
さき「どうして、マンガをペンで描くようになったの」
ひろじ「うーん、昔は、これしかなかったからじゃないかな。ボールペンもなかったし。ペン先にインクや墨汁をつけて描くしかなかったんだよ」
さき「じゃあ、最初に描いた人がボールペンを使っていたら、お父さんもボールペンで描いてた?」
ひろじ「たぶんね。最初にやった人のまねをするものだから。でも、アナログのペンは、クセが強くて、自在に線が描けるようになるまで、けっこう時間がかかるよ。今、同人とかでマンガ描いている人は、普通のペン先だと、難しくて絵が描けないんじゃないかな。ペンタブ用のペンを使えば、ボールペン感覚で使えるけど、アナログペンはそうはいかないからね」
さき「わたしも、そのうち、ペンでかいてみた〜い」
「このイラストはね、お父さんたちが仲間とマンガの同人誌の第1号を出したときに、表紙裏のイラストとして描いたんだ。マンガで新しいことやるぞ〜みたいな感じ。そのイメージをイラストにしたんだよ。この絵のタイトルは<飛ぶ魚>だから、さきの予想は大当たり」
さき「えっへん。ところで、ホラ貝の笛、すごく大きいね」
ひろじ「小さく描くと目立たないから、わざと大きくしたんだ。ホラ貝から出る音も絵で表現したんだけど」
さき「わかるよ。小さい丸は、月かと思ったけど・・・水しぶきかな?」
ひろじ「うん。月は背景に巨大なのがあるよ。よく見てごらん」
さき「あっ、あった。大きすぎるから、気がつかなかった」
ひろじ「画力が足りなかったかもね・・・」
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