ジッポの道13/39と立体の絵 | ひろじの物理ブログ ミオくんとなんでも科学探究隊

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ひろじ「これは、自主勉のノートだったね」

さき「うん。立体に見える絵とか、いろいろ練習したの。先生にスゴイってほめられたよ」

ひろじ「立体絵は、トリックアートにしようとしたのかな。それとも、立体的に見えるように描いたのかな」

さき「どうちがうの?」

ひろじ「洋画では、中世のある時期から遠近感を1点透視とか2点透視とかの技法で表すようになった。それまでは、日本や中国の絵と同じように、遠近のわかりにくい絵だった。日本や中国の墨絵だと、遠近は色の濃さで表していたけど、今の遠近法は使っていなかったから、浮き出るような絵にはならなかった。いま、ぼくたちがふつうに描いている絵は、洋画の遠近法を当たり前のように取り入れているから、意識しないけどね」

さき「いってんとうしとか、にてんとうしとか、どんなの?」

ひろじ「それはまた別の機会にしようか。それに、そもそも1点透視や2点透視は、人間の目が見る実際の風景とは近似的にしか一致しないんだ。だから、1点透視や2点透視を厳密に守って絵を描くと、違和感の絵になるよ。人間の目には、けっしてそんな風には見えていないからね。これは、心理的な意味もあるけど、物理的な目の構造の意味もある。説明しはじめるときりがないから、また、今度にしてもいいかな」

さき「じゃあ、こんど、ひとつずつ、説明してね」

ひろじ「トリックアートで立体に見える、というのは、ほかの方向から見ると平ぺったくてヘンな方向にのびた絵になっている、というやつだよ」

さき「あー、そういうの、描きたかったの。見る方向で絵が変わるのって、前にサイエンスイベントで見た矢印のおもちゃに似てるね」(*関連記事を参照)

ひろじ「あれもトリックアートの一つだけど、立体絵とは逆で、立体を鏡に映したりして平面の絵として見ると、見る方向で違った形に見えるというものだよ。さきの描きたいのは、平面に描いた絵だけど、ある場所から片目で見ると、立体に見えるってやつだよね。さきが描いた絵はふつうに立体に見える絵だから、このトリックアートとはちがうみたいだね」

さき「どう描くの?」

ひろじ「やり方はわかるけど、実際に描いたことはないなあ。こんど、いっしょに研究してみようか」

さき「いいね!」

ひろじ「じゃ、ジッポ、13回目ね。ようやく、話の3分の1になりました」

 

 

さき「地面が大渦になっちゃった。どうなるの?」

ひろじ「次を見てね・・・あ、そうそう、まったく、話は変わるけど、アメブロのリンクでカードが出て困っていたの、改善されたよ。<前|のバナーに前のページへのリンクを貼ると・・・」

さき「あ、ほんと、カードが出ない」

ひろじ「画像にリンクを貼ったときはカード化されなくなったみたいだ。で、文字にリンクを貼ると、ウィンドウに【□テキストで挿入する】というチェックボックスが現れるようになった。チェックが入ったままだと、カードがでなくて、チェックを外すと、カードが出る」

さき「みんながなおしてっていったから、なおしてくれたんだね」

ひろじ「そうだね。ちょっと時間がかかったけど、これでいちいちカードを手作業で消さなくてもよくなった。まあ、カードが出た方がいい場合もあるけど、選べるようになったからだいじょうぶだ。今回は、ユーザーからの意見への対応がほかのケースにくらべるとはやかったね」

 

 

 

<ジッポの道>

 

 

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