資料を調べていたら、「すぎもとくん」のマンガがまたいくつか発掘できました。
スギさんの失敗はまんがより面白い・・・脚色しない方が面白いんじゃないかと思うくらいです。
だから、それを実話みたいに面白く再現するのは技術がいるなあと、このマンガを描きながら思いましたね。
１本目の「氷雑巾」はありがちな失敗ですが、「飛ぶ鳥」の方はなかなか起こりえないこと。隣の教室まで鳥を取りに行ったとき、すごくばつが悪かったと。
まんがにはありませんが、ちょうどそのとき隣で授業していたのは学校でも１・２のコワイ先だったそうです。静謐な教室にぱたぱたと飛ぶオモチャ鳥が飛び込んできて、教室はさらに静まりかえったとか。
そこへばつが悪そうに鳥を拾いに行くスギさん・・・
すばらしい。
前にも書きましたが、教員の世界はいろいろ精神的な部分で難しい世界でもあります。
この「すぎもとくん」をサークル通信に連載したのは、一つにはその逸話がとんでもなくおもしろいためだったんですが、もう一つ、日々追い込まれている人たちの心の救いになればとも思ったんですね。
「すぎもとくん」を読むと、ほっとする・・・
いろんな人から、何度もいわれました。
ですよねえ。
失敗を、笑ってすまられるようになれば、どれだけ世界が変わるか・・・
ほんの少しの、お手伝い、です。
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