以下からの派生記事です。
「ゆっくり苦手分野と向き合う最後の機会」らしい夏休み。
我が家は、都立中高一貫校の受検としては、作文が課題でしたが、8/24に私立専願に方針転換。
(サピックス講習の合間をぬって、都立の単発講習や模試を受けており、その結果と娘の意思をうけての決断)
そうなると、話は変わり、苦手科目は算数!
夏の間になんとかしたいが、夏はもう終わってしまう。
効率的な方法を探りたい。
よい問題集などはないだろうか?
時間を溶かしまくりながら、いろいろ調べた結果、私が辿り着いた結論は、
サピックス算数テキストの、6年頭から夏期志望校別特訓までに習ったテキスト全てのA〜C問題を単元毎に、もう一度やり直すこと。
※サピックス以外の方は、「カリキュラム全体の基本問題を集中的に総復習する」という全体観を参考にしていただけたらよいのではないかと。
この方法は、2つの記事を参考にしました。
1つ目は、「開成ママみかん」さんの以下の記事。
もう1つは、サピックスの広野雅明さん(教育事業本部本部長。サピックス主催の学校説明会の進行をされています)の対談記事。
算数のおすすめの復習方法として、同様の勉強法を提案されていました。
(こちらの記事は、このブログ用にまた探したのですが、見つけられず…リンクを貼れなくてごめんなさい🙏)
「開成ママみかん」さんが、めちゃくちゃ丁寧に、手順や注意ポイント、効果を書かれていますので、ぜひ読んでみてください
うちの娘は、レベル的に同じ方法は難しかったので、少しアレンジして実施しました。
<事前準備>
6年頭から夏期志望校別特訓までに習ったテキスト全てのA〜C問題 (44テキスト分×3ページ(A〜C)=132枚)を用意する
(黄色囲み部分)
(テキスト冊子から該当する問題と答えをベリッと外し、書き込み具合により、コピーする必要があると判断した問題だけコピー。ちなみに、実施後テキスト冊子に戻しましたが、娘がそれを見直すことはありませんでした…💦クリアファイルにまとめて入れて、いざというときに取り出せる状態にしておくだけでよかったかも。少しでも楽な方がいいですもんね)
<当日内容>
8月最終週に2日かけて実施。
1枚あたり、「直し含めて5分」と決めて、測って解く。
(「開成ママみかん」さんのブログでは3分でしたが、うちは無理だろうと思ったので5分にしました)
ポイントにしたことは、
・5分で終わらなくてもよいが、どのくらい延長したかを記録する。誤答率も記録する。
・図を書いて解くべき問題は、ちゃんと図を書いているかチェックする。
我が家は、45分勉強→15分休憩、の1時間サイクルだったので、予定通りの時間でわんこそばを食べるように進めても、132÷9(1時間で進められるプリント枚数)=14.7時間かかる想定。
そして、当然、5分で終わらないプリントも多数。
2日に分けても、1日に8〜9時間かけて取り組む必要がありました。
疲れるし、最初は簡単で解けるのですが、だんだん詰まって解けなくなると面白くない。
娘はどんどん機嫌が悪くなり…お菓子のご褒美などで、何とかなだめながら取り組みました。
(私も、記録や採点が大変だった…。ちなみに、これは仕事の片手間でやるのは難しく、有休を取りました。)
<振り返り>
記録を見て、「時間がかかった単元」「誤答率が高かった単元」を親子で確認。
時間ができたときに、優先的に復習しようと決めて終了。
これをやったメリットとしては3つありました。
1つめは、苦手単元をあぶり出せたこと。
塾から言われていた「得意・苦手を仕分けておく」を、一目瞭然な形で仕分けられました。
2つめは、解法や図の書き方をまるっと総復習できたので、模試の偏差値が上がりました。
多分、合判SO1回目の算数偏差値60超えたのは、これのおかげ。
ちなみに、これを実施した前後の5〜8月、9〜12月、ビフォーアフターのそれぞれ4ヶ月間の算数平均偏差値を算出したところ、53.8→58.6で、4.8アップしていました。
3つめは、「自分の強みは『比』である」と娘が自覚できたこと。
入試後、娘はこう言っていました。
「私は理系科目は苦手だけど、『比』だけは他の子より得意なんだ。この武器だけで戦ったんだよ」
確かに、特殊算、図形など、『比』で解ける単元は多く、物理も解ける。汎用性の高い武器を持っている自信を持てたのは、よかったんじゃないかなと思っています。
8月におすすめの勉強法なので、少し先の話になりますが、気になったかたは、頭の片隅に置いておいていただけたら嬉しいです