小6で算数偏差値が7伸びた方法 | 私の王子様 〜開成ママの独り言〜

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息子の育児日記&主婦のお出かけ日記。

公文→サピα1→中学受験し、開成、聖光、渋幕を含め全勝。


6年生の皆さんこんにちは。

2022に中学受験が終了した元サピ生の母です。


ゴールデンウイークが終わり、先生から「GS特訓のテキストは取っておいて、暇なときにやってね」と言われたと思いますが、うちはそのままやる事なく、ゴミになりました(笑)


さて、我が家は中学受験で全勝したのですが、一体、何が勝因だったか?と改めて考えると、やはり6年夏以降算数が伸びて(偏差値7上昇4科目が安定した事だと思いました。


この時期の6年生は、一通り受験算数は終わったけれど、ここから算数の成績をどう伸ばせばよいだろうって悩む人は多いと思います。


息子は4年〜5年前半までは、ほぼα1をキープしてきましたが、5年後半に小学校が学校崩壊し、クラスで暴力、盗みが毎日横行し、その影響で平和主義の息子は参ってしまい、5年後半はα2にクラス落ちする事も増え、正直、塾の宿題どころではなくなりました。。。


学年が上がり、6年でクラスが再編成され、小学校生活は落ち着きを取り戻し、息子の気持ちも回復しましたが、6年前半ではとうとう算数偏差値が60を切るように。。。算数は積み重ねの教科だからね。。。


このままでは、まずい!

悩んだ母は先輩ブログの巡回を始めたり、サピ先生に相談しはじめました。


6年は皆が頑張る時期なので、頑張っても偏差値はなかなか上がりません。そして、あっという間に夏期講習も終わってしまいました。


しかし、その後、夏休みに1日頑張っただけで、夏期講習マンスリーテストから成績が一気に上がり、それ以降、入試までキープする事ができました。


息子の算数は

6年頭6年秋以降

S5860→S6567 7UP


と変化し、4科目も算数のおかげで6年秋以降は、S67(開成80%ライン)にほぼ毎回届くようになり、とても安定しました。


●何を頑張ったか●

夏休みの夏期講習&夏期志望校別特訓が終わり、8月末に3日間、サピがお休みになる日があるんですが、

その日に算数テキストの、6年頭から夏期志望校別特訓までに習ったテキスト全てA〜C問題を単元毎に分けてまとめて、もう一度やり直しました。それだけです。


44テキスト×3ページ(A〜C)=132枚


これだけで偏差値7上がりました。


行き詰まって困っている人は、ぜひ、騙されたと思って、試してください。試すのはタダなんで!


これを一枚3分(直しも含めて)毎回タイマーを測ってやりました。アルファ以上の人は時間をはからないと全く意味ないですので、必ず測ってください。

直しを含めてなので、実際は2分〜2分半以内に終え、間違えた問題は横に親が張り付いて、その場で✖️して、子は答えを見ずにすぐに解き直し、直しを含めて合計3分以内に終わらせます。

その単元を理解し、全問題がスラスラ解けると、大体一枚3分で終わります。

1ページには大問が左右に一個ずつ(計2つ)あり、それぞれに(1)〜(3)などある場合は、(1)などは 5秒で終えるスピード感です。

単純に計算すると、ノンストップなら


132ページ×3分=6.6時間


で終わります。

ただ、途中でご飯やお茶、トイレに行ったり、理解が浅い単元、図を書く問題、問題数が多いページなどだと、3分で終了できない場合もあるので、時間は9時間くらいは見ておくと良いです。


3分を過ぎると息子は残った問題数をみて、自分でその都度、1分とか、30秒以内とかに設定し、最大2分まで追加で必ず一枚を終わらせてました。


また、132枚を一枚3分でやり続けるのは非常に集中力が必要です。なので、1日で終わらない場合は2日に分けると良いと思います。


●なぜ、そんなことをやろうと思ったのか?●

まず難関校に合格した先輩達のブログをアメブロ以外も含め、100個以上、見て回ったのですが、どのブログか忘れましたが、同じ事をして算数偏差値をあげて難関校に合格した人が2ブログほど居たからです。

←たった2ブログ(笑)

でも、我が家もバッチリ結果出たので合計3ブログ!!

同じようにこれやって、偏差値上がって結果出た人がいたら、ぜひ教えてくださいね〜。


その後、サピの先生に相談すると、先生からも同じ事をやるように言われたからです。

なので、もうこれはダメ元でやるしかない!と藁にもすがる気持ちで真似しました(笑)


●様子●

実際、親の私も丸付けの為、一緒にいましたが、丸付けだけでも9時間も集中するのは疲れました。。。


朝9時。最初の3時間は息子も楽しそうでした。

昼でリフレッシュ。

午後3時間もやる気に満ちてました。

3時のおやつ。甘い物でリフレッシュ。ここまで順調。

しかし、おやつ以降は疲れが出て、気が散り始めました。

夕方6時頃、親子ともに限界が。。。


どんなに算数が好きでも(母も息子も算数は結構、好きです)、丸付けしかしてない親でさえ、さすがに何も考えられなくなりました。息子も問題をやりすぎて、頭が働かないと言ってました。


ちなみに頑張った理由は、サピがお休みだった初日に息子はコロナワクチンを打ち、夜から発熱し、翌日一日中、何もせず寝てたので、6年なのに1日全く勉強をしなかった事に焦ったそうです。


また、前日しっかり睡眠が取れ、「今日は朝からやる気に満ちている!何をやれば良い?なんでもやるよ!」と息子みずから言い出した事も原因と思います。普段だったら、1日で終わらせるのは無理でした。


親も隣で解いた瞬間に丸つけし、オール丸の時はテンションの上がるホメ殺し作戦。そのおかげか息子はずっとやる気MAXでした。

みずからタイマーを押して、短時間でこなす時間設定のスリルも楽しんでました。その方法で親子で朝の9時から夕方6時まで、ずっと算数ばかりをやり続けました。


●注意点●

なぜDやE問題はやらないのか、というと、DとEは応用問題で、先生が言うには、A〜Cはその単元の最重要問題が収められており、瞬殺すべき集合体だからだそうです。


息子は算数テキストでは、DやEの応用問題でも解けない問題はこれまで特になかった為、A〜C問題だけではさすがに簡単すぎないか?と正直、最初は思ってました。


でも結論から言えば、ケアレスミスが多い人スピードが遅い人、算数がS65いかない人は、やった方が良いです。


ちなみに先生いわく、上位層には基礎を疎かにして応用のD〜Eだけをやる人がたまにいるそうですが、それだと応用問題を解く事に満足して、基礎を瞬殺できるスピードが付かない為、あまり成績は上がらないようです。

またA〜E全てをやる人もいますがD〜E問題は1番時間がかかるため、全てやると実施時間が2倍になり、効率が悪いそうです。ご注意ください。


●前提条件●

息子の算数のレベルはテスト中に出来なくても、自宅で再度、答えを見ずに解き直すと全問解けるレベルでした。単元毎に好き嫌いはあっても、基礎を理解してない単元はありませんでした。


もし、同じようにやっても成績が上がらない人時間がかかりすぎる人は、苦手単元があるか、考えずに解法を丸暗記しているか、または何度も繰り返さないと覚えられないタイプかのどれかだと思います。

そういう場合は、一枚3分法は合わないので、時間を測らずに、A〜C問題を問題なくこなせるように、できない所の弱点強化をお勧めします。


●息子の失点原因と打開策●
息子の主な失点原因

①計算ミス

問題読み間違いミス

字が汚い為に途中式を読み間違うミス

時間不足で最後の問題の(2)や(3)などが解き終わらない失点

などでした。最後の正答率一桁の問題も時間さえあれば、テスト中に解ける時もありました。


毎回、大問1〜大問2(計算や基礎)で何問か間違えて、150点満点のテストでは、いつも120点(8割)位で、135点(9割)には届きませんでした。


前半でケアレスミスを2問しなければ、一問6点だから12点は取れます。それだけで、9割近く取れるのに!!

一事が万事なので、当然、毎日の基礎トレも、3分で終えるものの、10問中、①〜③の計算問題で必ず一問、間違えてました。


毎回テスト前には「大問一、見直しをしてね」といくら言っても、ケアレスミスは直らず、とうとう6年です。ここまでいってもなおらないなら、小学生には仕方ない事なのかも、と半ば諦めてました。


でも、そうではなかった!!

息子は不注意なのではなく、単にスピードが足りなかったのです。前のスピードでは、最後まで、ギリギリ問題を見ることはできるけど、最初の頃の問題の見直しをすると最後の問題の(2)や(3)を解く時間がなくなります。だから、親がいくら言っても、実際は最後の大問を捨てない限り、時間が無くて見直しをしたくても、できなかったのです。


それが、この「A〜C解き直し」対応をするとガラリと変化しました。

解くスピードが格段に速くなり、瞬殺できるように。1枚3分効果
②単元毎に解いたおかげで各単元の理解力が深まる。
③スピードが速くなったおかげで、最後まで解き、前半の見直しをしても時間が余るように。
④すると最後まで解けるので後半の失点が少なくなり、得点アップ!
⑤更に前半の見直しもできるようになり、ケアレスミスが減り、得点アップ!

⑥ 結果、点数が上がり偏差値が7上がりました。


息子のケアレスミス原因は時間不足でした。解くだけで精一杯で、時間が足りないから見直しも最後の問題もできなかった。親はずっとケアレスミスは単なる不注意だと思っていたけど、全然違っていたのね。


●穴のない状態に仕上げるには?●

なお、6年頭までに穴のない状態に仕上げましたが、どのような経緯を辿ったかというと、市販の問題集は5年までテキストと並行してやり、6年からはテキスト量が多く、サピをこなすだけで精一杯でした。


手をつけた市販問題集は全部で4冊


まずはステップアップとプラスワン。この二冊は筑駒、開成の文化祭の古本市でも毎年大量に出品される本で、それだけ難関校受験層にはお馴染みの本です。

我が家は4年〜5年のうちはこの2冊をコピーして、お出かけ時や旅行の電車や新幹線の中で、解ける問題だけやってました。

難関校を受ける人6年になる前に終わらせるのがセオリーらしい。なお、巣鴨、本郷辺りの中堅校を受ける人は、6年になった後やってる人が多かったな。難関校〜中堅校まで対応できる、万能過ぎる問題集なのです!




ステップアップとプラスワンが終わった算数が得意な人は同じく東京出版のこちらもいいよ。


あとは、サピの先生お墨付きの「応用自在」もやりこみました。こちらの表紙のものは現在出版されておらず中古となります。



「テキスト以外にやるなら、どんな問題集がおすすめですか?」と先生に聞くとこちらを勧められました。サピのテキストやテストの類題が沢山入っていて、もしかして、ここからサピの問題作ってる?と思うほど、4年〜5年のテキストと同レベルで、やりやすかったです。4年〜5年の長期休暇の時やテスト前はテキストで足りない時、こればかりやってました。


応用自在は分厚すぎるため、現在は何冊かに分冊化されパッケージが新しくなり販売されてましたが計算以外は、売り切れ、中古しかないようです。

 

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あと、使いやすくする為にこれら4つの問題集全てにすぐページを開けるようインデックスをつけてました。めんどくさがらず、サッとやりたい単元を親も子も見つけられるので、つけて良かったです。親もコピーを取る時、便利でした



ちなみに我が家は算数オリンピックを受けた事は一度もなかったです。α1の半分は算数塾に行っていた為、算数塾から強制されるようで受けてましたが、息子は「算数オリンピックは受験に関係ないんでしょ」とバッサリ。算数男子の心は微塵もないよう。少しは興味を持って欲しい。


「サピ全体の8割が朝勉をしてます」と先生に言われても、夜型息子は最後まで朝勉なしを貫き通し、全く親の言うことを聞かない子でした。


息子は、一貫して、周りがやっていても全く気にせず、必要最低限しかやりたくない「超省エネ」タイプでした。


そんな息子でしたが、算数塾にも行っていない為、5年までの算数テキストはB4冊子もB5冊子もアプローチやサピオも含め、一問残らずやってました。


あとは4年〜5年の長期休暇時に上記4つの問題集をちょこちょこつまんでやったくらい。


ちなみに難関校向けの皆さんがやっている「中学への算数」は5年夏休みに「夏の増刊号 必ず解きたい算数の100問」だけを試しに一冊だけ買いましたが、それ以降、買う事も、やる事もありませんでした。



これを5年夏休み中の暇な時に、5問くらい解きましたが、その後は全くやらず。母はα1の周りの子は算数塾に通っていたり、中学への算数を毎月買って解く子も沢山いるのに、うちは算数塾も行ってないし、中学への算数も全く解かず、ライバル達とどんどん差が広がるのではないかと、ずっと不安でした。


のちに、分かった事ですが、6年後半になると、息子が言うには、

「5年夏に買った中学への算数でやった5問は、全て6年テキストに入っていた。サピのテキストは本当に凄い。オレが適当に選んだ100問中のたった5問が入ってるなら、一年前の中学への算数の良問は恐らく全部テキストに織り込み済みという事。だからやらなくてよかった。やっても時間のロスだった。ママはいつも、うちは中学への算数をやってないと心配するけど、テキストさえ、きちんとやれば大丈夫。安心して」と。


中学への算数については、サピの先生も「あれは趣味でやるものですので、別にやらなくても受かります」と言ってました。

心の中で、そうは言っても塾の先生なんだから、そりゃ自塾のテキストだけで大丈夫です!というしかないのよね、、、と密かに思ってましたが、蓋を開けてみたら、本当に先生の言う通りでした。


先生の言葉を聞き、息子の言葉を聞き、さらに6年夏明けからテキストだけに集中すると、算数偏差値が本当にグンと上がった所で、ようやく母はその事実を信じられました。


サピのテキスト、ほんと凄い。

毎年、更新してるのね。


こちらの図形関連の問題集も5年の頃、やりました。





こちらのできる子図鑑も理科と社会を持ってました。



国語できない人はこれが1番論理的でわかりやすく、効きます。


ブロガーズショップにも役に立つ勉強CDや問題集など載せてます。