王道の「中受勉強 虎の巻」ではないものを中心に、私がお勧めしたいと思った本を紹介していくシリーズ。
第1弾目はこちら。
第2弾はこちら。
第3弾は、実は最初におすすめしたかった、激推し!
知る人ぞ知る、「私学の校舎散歩」。
(「中受勉強 虎の巻」ではないもの、というコンセプトは、「アンクールな人生」のほうが伝わりやすいかなと思い…3番目のご紹介となりました。)
「進学レーダー」で連載されていた首都圏の私立・国立中高一貫校41校訪問記。
イラストレーター(日本画家でもある)の片塩広子さんが、イラスト・文を担当されているのですが、イラストも文も、緻密で優しくて素晴らしい!!!
特にいいなと思ったポイントを3つ。
家で親子で、「学校見学」ができる!
オールカラーで、海外の絵本のよう。
親子で一緒に見ても楽しめます。
文章もいいんです!
私の妄想で表現すると…
「独自の視点を持つ友人が、自分の代わりに学校訪問してくれるというのでお願いしたら、予想をはるかに超える素敵なレポートをくれた
これ、丸々1日使ってくれたよね!?
校内を隈なく見てくれたよね?!
先生や生徒にまで取材してくれたよね?!
感激なんだけどー!!!」
っていう感じ。
「これ、初めて知った!いいねー!」
と、親子で新たな魅力を発見しながら、学校訪問気分で読めます。
実は、我が家にとって、とても思い出深い本。
娘の進学先が志望校になる、きっかけになった本なんです。
一緒に見て「いいかもね〜」と話したのが、始まりでした。
娘もよく覚えていて、「この本読まなかったら、進学先、違ったかもね〜」と、つい最近もしみじみ言っていました。
これから受験されるかたはもちろんのこと、進学先が載っている同輩ファミリーさんには、「入学前のワクワク醸成用」に読んでみることを、おすすめしたいです。
↓みくに出版のサイトで、青学中等部の試し読みができます。全掲載校名もわかりますよ!
学校の特徴が、よくわかる!
わかりやすい「進学実績」などと違い、「校風や文化」などについて、学校間を比較するの、難しくないですか?
この本では、41校すべて、片塩さんの視点で、校舎を切り口に、歴史や校風、授業、生徒の日常が紹介されています。
学校ごとの特徴がよく伝わってきていいな、と思いました。
「じゃないほうの別学校」がわかる!
うちは「娘」なので、男子校は、学校説明会や文化祭などに行く機会がなく、実はよく知らなくて…。
この本で、初めて男子校について知り、おもしろい学校が多いなあと、俄然興味が湧きました。
自分の子どもの性別ではないほうの別学校について、知ってみるの、超おススメです!
個人的には「逗子開成」がとても魅力的でした!
まもなく春休み。
少し時間があるときに、親子で読むと「やる気ドーピング」ができるかも。