ブログの説明にも書いているのですが、娘と私は本好き親子。
中学受験に関することも、かなり本からインプットした気がします。
勉強法のことも、かなりインプットしましたが、これに関して、私の専門性は高くない…。
なので、王道の「中受勉強 虎の巻」ではないものを中心に、私がお勧めしたいと思った本を、少し紹介していこうかなと思います。
(といいつつ、シリーズ化できずに、これで終わるかもしれませんが)
記念すべき1冊目はこれ。
テレビ朝日のアナウンサー、弘中綾香さんの「アンクールな人生」。
これは、雑誌「ダ・ヴィンチ」2020年5月号〜2022年10月号に掲載された連載に、加筆修正、書き下ろし、特別対談を加えられたものなのですが、弘中さんの幼少期〜大学期までの回顧録です。
弘中さんは、中学受験を経て、慶應義塾中等部〜慶應義塾女子高等学校〜慶應義塾大学法学部政治学科、と進学されています。
私の勝手なイメージですが、慶應義塾は(高校、大学の情報は充実していますが)、中学までは、情報が少しベールに包まれているような気がしませんか?
(とくに「入学後の生活」について。「受験」に関しては、YouTubeを中心に、情報発信が増えている気がします)
知り合いに在校生がいれば、様子を聞けますが、いないときに、肌感覚を得られる情報があまりなく、困っているかたもいるかも…?!
そんなかた(特に、娘さんが中等部受験を検討されているかた)にオススメしたい本でした。
少し時代は違いますが、詳しく書かれていたので、1意見として参考になると思いました。
特に印象に残ったのは、慶應女子高。
弘中さんは、
「あの高校に通うことが出来て良かった。高校で学んだことが、私の骨格になっている」
と回顧されていましたが、自主性を重んじる校風で、生徒たちがのびのびしているのが、よく伝わってきました。
「男は踏み台、使い捨て」と教えてくれる古典授業、ぜひ受けてみたい…!
また、「中学受験生」の子どもとしての目線も書かれていたので、そのあたりは、中等部への受験意向有無に関わらず、参考になるかもしれません。
中学受験当時の心境を、こう書かれていました。
「勉強は自分との闘いなんて言うけど、それはもっと精神的に成長した時の話。見えない敵と戦うなんていうRPGは小学生には難しすぎる。私にとってのモチベーションは『◯◯ちゃんに負けない』『△位以内に入る』とか、他者の中で自分の立ち位置がどこなのかということでしかなかった」
私にとっては、中学受験は自分との闘いでしたが、娘にとっては、弘中さんと一緒だったんだろうなあ、と思いました。
とても読みやすい本でした。
興味を持たれたかたは、手に取る機会があれば、読んでみてはと思いました