恐怖のイラストレーター日記/ハマダミノル -100ページ目

恐怖のイラストレーター日記/ハマダミノル

イラストレーターのハマダミノルです。
アート、音楽、映画、プラモデル、そして冷凍食品を愛しています。

前回の作品を持って営業に行きまくった話の続きです。

前回のお話

 

ドキドキしながらも電話で作品の持ち込み先のアポイントが取れましたら持っていくものを準備します。

 

・自分の名刺

・作品ファイル

・営業先に置いていける作品のファイル

 

基本的にはこの三つです。

 

・名刺

名刺はイラストレーターなので自分の絵を添えていると良いかなと思います。

 

こんな感じに。

 

せっかくだから裏面も何か情報を載せたいですね。

 

簡単なプロフィールや経歴を載せたり

 

作品を目一杯載せるのも良いと思います。

 

・作品ファイル

作品ファイルは自分の場合は前半は仕事で描いた作品、後半はオリジナル作品という分け方をしていました。

 

まだ駆け出しで仕事の作品が無いという人は普段描いている作品をジャンル分けにまとめておけば相手も見やすいです。

 

見せる作品は何点ぐらいが良いのか?

う〜ん、どのくらいの量がベストなんでしょうか。

 

最初の頃は作品をパンパンに詰め込んだファイルを二冊も持って、せっかくの機会なのでたくさん見てもらおう!と気張っておりましたが、相手も忙しい中、わざわざ時間を作ってくれているので、現在は20ページファイルに1ページ2、3点で作品数は7、80点てとこでしょうか。

 

どんな傾向の絵を描いているのか分かるようにファイルしています。

 

右下に媒体名と号数を記してこのような形で見せています。

 

 

 

イラストは完全デジタルで描いているので原画は無いです。

絵の具や色鉛筆などアナログ画材で絵を描いている人は原画と印刷物を一緒に見せた方が良いです。


自分が初めて売り込み営業に行ったのが25歳の時で、ドキドキしながら某有名デザイン事務所に電話をかけて、アポイントが取れ、某有名アートディレクターのFさんに作品を見てもらったのでした。

 

生まれて初めての営業で勝手が分からず、渡す名刺もプリントゴッコで作った粗末なものでしたw

 

さらに作品を“クリアーファイルにまとめる”という発想もなく、ケント紙に描いたアクリル作品を15点ぐらいをむき出しのまま「見てください!」と相手のアートディレクターさんに手渡すという無頼ぶりw

 

当時のぼくは本当に何も知らなくて、この方が業界で超がつく有名アートディレクターさんとは全く知らずに。

 

生まれて初めての売り込み営業はこんなお粗末だったのですが、半年後にそこのデザイン事務所から初の仕事が来ました。

 

愛読していた「STUDIO VOICE」でのコラムに載せるイラストカットの仕事なのでした!

デビューがスタジオボイス 自慢ですw(一時休刊しましたが復刊したようですね)

 

ま、ぼくの話はそれぐらいで。

 

 

・営業先に置いていく作品ファイル

 

せっかく売り込みに行ったのですからガッチリ痕跡を残しておきましょう。

 

ファイルを売り込み先に置いていけばそこの会社の打ち合わせ会議での資料に上がるかもしれませんし、売り込みに行った違う部署の人が目にするかもしれませんし、はたまた外部のデザイナーさんが打ち合わせに来たついでに目にするかもしれません。

可能性は無限です(笑)。

 

本ファイルより作品は少なめでサイズはA4、背表紙は必ず付けましょう。

この背表紙が有るのと無いのとでは天国と地獄ぐらいの差があります。

 

出版社やデザイン事務所は連日のように持ち込みに来るイラストレーターさんがたくさんいますので、多くの会社はイラストレーター専用のファイル棚があります。

 

イラストレーターが必要になる案件が発生した時はそこの棚に行き、案件に合ったタッチのイラストファイルを探すのです。

その時、背表紙の無いものは無視される可能性が大です。

 

サイズもほとんどがA4に統一されているので小さいものは他のファイルに埋もれてしまうし、大きなものは棚に入らず除外されてしまう可能性があります。

 

できれば背表紙にもイラストを描いておきましょう。

 

 

 

ぼくが利用しているレール式になっているクリアーホルダーです。

安価で大量に作るファイルには打って付けです。

仕事ページ10ページ、オリジナル作品10ページ、表紙、プロフィールページと裏表紙とで全部で23ページですね。

 

以上3点をしっかり準備しましょう。

 

次回は自分なりの具体的な営業セールストークとかを解説しようかな?

 

アプリを使用して作ったプロモーション動画です↑

 

 

イラストレーター ハマダミノルweb→http://minoru-h.com

 

 

 

 

 

今日はイラストレーターの酒井賢司さんの個展「これまでのこと これからのこと」を観に行ってきました。

 

イラストレーターと言っても紙に絵の具で絵を塗りたくるやつじゃないですよ。
 

廃品やゴミ(失礼!)などを組み合わせて物に魂を宿すシャーマンドクターです。呪術師(笑)です。

 

 

 

 

 

 

錆びたシャベル。

 

 

一般の人は間違いなく捨ててしまう空き缶、空き瓶、プラスチック片、包装紙、割れた茶碗などなどを組み合わせて見事なオブジェを作り上げます。

 

素材に使っている廃品の一つ一つに愛がこもっています。
 

綺麗にゴミを拭き取り、物によっては色を塗ったりコーティングしたり紙を貼り合わせたりとテクスチャーにこだわりまくって作品を完成させているのです。

 

 

 

道に落ちているような物まで作品に取り入れてアートに昇華させてしまう。

 

 

 

人の顔が覗いている!心霊写真!!

 

 

 

 

 

 

サンマ蒲焼き缶だそうです。

 

 

サイズ小さめの作品も雑貨インテリアとしてカッコいいです。

 

 

卓球のラケットもこんなアート作品に生まれ変わります。

 

 

今回の個展のコンセプトアート。

 

 

 

鹿の骨だそうです。

 

 

こちらは ちぎり絵のようなコラージュ作品。

 

 

本日の戦利品。

上段左は今回の個展DM、上段右は来場者全員に配られる特製ポストカード。

下段3点のポストカードは1枚百円で購入。

 

 

これは必見ですよー。物が捨てられなくなります。

曙橋駅から徒歩3分ぐらいのギャラリーマニマニで9月24日(月)まで。
http://g-manimani.com/

 

 

イラストレーター ハマダミノルweb→http://minoru-h.com

イラストレーターは家で絵ばかり描いていても仕事は来ません。

 

描き上がったイラストレーションを自分のホームページやSNS等に作品を投稿してたくさんの人に見てもらうのも手ですが、同じことをしているイラストレーターは何億人(!)もいます。

 

自分の経験上、直接 出版社やデザイン事務所に作品を持ち込んで絵を扱うプロの編集者やデザイナーに作品を見てもらうのが一番 仕事を依頼される確率があると思います。

 

イラストレーターになりたくて会社を辞めて、最初の一年間は作品の売り込み営業をしまくりました。

一年で240社廻り、二年目からは仕事がどんどん依頼されるようになりました。

 

ま、一般的にはこんなに行かなくても仕事は来るようですが、自分は会社を辞めて貯金が50万円しか無かったので必死だったのです。よく言えば退路を絶った状態です(笑)。

 

営業のアポを取るのに見知らぬ会社に電話をかけるのはドキドキしますよね〜。これはいつまでたってもドキドキします。

 

最初の一声はなんと言えばいいのだろうか?

電話をいきなりかけて怒鳴られないだろうか?

 

残念ながら営業の電話をかけると怒る人もいますし、いきなり電話を切る人もいますし、長々とお説教をされることもあります。

 

心折れますよね〜。

でも安心してください。こういう人たちも確かに居ますが、売り込み大歓迎!ぜひ作品を見せて下さい!という温かい会社も多いんです。

 

このような会社に当たるにはやはり数多く電話をかけるしかないのです。

電話をかける時間帯は13時から17時までと決めていました。

この業界、午前中に会社に来ている人は少ないですし、夜は業務が最高潮に忙しい時間帯なのでここら辺は気を使います。

 

売り込みの電話をかけた際、一番多く言われるのが「作品集を送って下さい」というもの。

 

経験上、作品集を送るより直接出版社に出向いて自分の作品をプレゼンした方が圧倒的に仕事を依頼される率が高いのですが、どうしても相手方が忙しくて時間が取れないという場合は作品集を送ってあげましょう。

 

仕事を依頼される確率は少ないのですが、ゼロではないので。

ぼくも駆け出しの頃に作品集を送ったデザイン会社から某通信教材のお仕事を依頼されまして、そこのデザイン会社とはいまだにお付き合いをさせて頂いております。

 

数を多くこなすとこういうラッキーも舞い込みます。

 

そうそう、営業の電話って何を喋ればいいの?というのが駆け出しの人たちは分からないですよね。

 

自分は当時愛読していた玄光社の「イラストレーション」誌に電話で営業アポを取る時のマニュアルみたいなものが載っていたのでそれを見ながら自分なりにアレンジして脚本を書いて電話の横に置いておりましたw

 

第一声は「お忙しいところ恐れ入ります」これ大事。

 

「私、イラストレーターをしております〇〇というものです」〇〇は自分の名前。

 

「お忙しいところ大変恐縮なのですが、ご都合の良い日に私の方から会社にお伺いしまして、私の作品を一度見ていただけないでしょうか」こんな感じでした。

 

アポが取れたら日にち、時間、場所を忘れずに聞き、自分の連絡先を伝えましょう。

 

まだ他にも営業先で必ず持っていくものとか作品のアピールの仕方や一年で240社も本当に行けるの?とか色々書くことがありますがまた次回で〜。

 

 

イラストレーター ハマダミノルweb→http://minoru-h.com

フリーのイラストレーターになって15年になります。

「イラストレーターってどうすればなれるのですか?」

簡単です。名刺の肩書に“イラストレーター”と印刷すればその時点であなたはイラストレーターです。

 

 

ちなみにぼくは肩書をイラストレーターではなく、「楽描き技士」とずーーーっと名乗っています。

職人っぽくてカッコいいかなと思って。

 

医者や弁護士や建築家と違ってライセンスのいる職業ではないので誰でもすぐにイラストレーターになれちゃうのです。

 

簡単に誰でもイラストレーターなれますが続けていくのが難しい職業でもあります。

 

毎年、美大やデザイン専門学校を卒業して絵が上手くてセンスの良い若手が続々とやってくるので。

ライバルが多い仕事でもありますな〜。

知り合いイラストレーターには東大、慶應、早稲田大学出身のイラストレーターも。

(偏差値に見合った仕事についてくれ〜)

 

イラストレーターで仕事を貰うには二通りぐらいあって、基本的には出版社やデザイン事務所などに電話をかけてアポを取り、作品を持って担当者に見てもらう。

もう一つはイラストのコンペディションに応募して賞を獲って目立つ!

ぼくは両方やりました(笑

 

イラストレーターになるために会社を辞め、駆け出しの最初の一年間は持ち込み営業をひたすら行いました。

最低でも月20社は営業をこなそうと決めて、1日に三社廻るのは当たり前。

1年で240社廻りました。

さすがにこれだけしつこく営業に回ると二年目からは普通に仕事が来るようになってきましたよ。

 

自分より絵の上手い人なんていくらでもいるので、違う部分で頭一つ出ようと考えまして。営業に行きまくりました。

 

この時、昼間にしか出来ないことと夜でも出来ることをしっかり考えて効率よく時間を使いましょう。

 

当然昼間はアポイントを取るための電話そして営業、夜は作品作りやファイル作り、そして次にアポを取るための営業先候補をネットで調べる、など。

 

イラストのコンペにもけっこう入選しましたけど、入選したからといって特別仕事が来たということは残念ながらぼくは一度もありません。

しかし作品の売り込み時に編集者やデザイナーに絵を見てもらう際の雑談ネタには大いに有効です。(ハッタリ効果が)

「ハマダさん、凄いですね〜。いろいろと入選しているんですね〜」と。

相手も初めての人に仕事を依頼する際、入選歴があると信頼が増すような感があると思います。思い違いかもしれませんが。

 

とは言っても受賞歴が無くても見せる作品が素晴らしければ全然問題ないです。

コンペ入選はあくまで経歴のアクセサリーと考えてくださいね。

 

ぼくは売り込みを数多くこなした割に喋るのがあんまり上手くないのでそういうアクセサリーを利用すると喋りやすいのです。

次回はぼくが営業先で自分の作品をどういう風にプレゼンしたかを書こうかな、どうしようかなとか思っている次第です(笑

 

イラストレーター ハマダミノルweb→http://minoru-h.com

今日はイラストレーターの花田栄治くんの個展「九月のゆうれい」を観に来ました。

 

 

 

 

 

ゆるくて濃厚でビビットに描かれたクレヨン画。
男の子と女の子がかわいく力強いタッチで描かれています。
 

前回の個展より狂気さが薄まりました。
おそらく花田くんは今、幸せの絶頂なんだと思います。

絵から幸せが滲み出ています。

 

お!この作品は花田くんのシュールな狂気が滲み出てるぞ!

 

 

 

花田栄治ホームページ→https://hanadaeiji.jimdo.com/

 

 

花田くんの個展「九月のゆうれい」展は原宿の「カフェな。」で9月30日(日)まで。
http://cafena.net/

 

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