膵臓がんの再手術について | ハマリョウの膵臓がん初回手術から14年、共存8年半

ハマリョウの膵臓がん初回手術から14年、共存8年半

2009年11月会社の定期検診で膵臓に影、
翌年2月に7時間に及ぶ手術を行い
2年後再発するも奇跡的再手術で
3年間無事に過ごすも、2015年7月に再々発、
11月に3度目の手術を別の病院で決行、
しかし取り切れず、QOLを保ち次のステップです。

膵臓がんは、難治がんの代表である。

見つけにくく、進行が早い、そして見つかったときに

手術が出来るのが30~40%、

手術出来たとしても80~90%が再発する。

このため、5年生存率は8%程度である。


20年前でも5年生存率5%で改善が見られない。

昔、がんは外科手術でなるべく広範囲を切除して癌細胞を

残さない、と言うのが主流であった。


しかし、初回の手術では、近年は術後のQOL向上のため、

不必要な切除は行われなくなっている。


これまでの膵臓がんの常識は、

再発した場合は、他のがんで普通に行われる

根治を目的とした再手術は行わず、抗がん剤のみの

投与が標準治療である。


しかし、最近千葉大学では、膵臓に再発があった場合

再手術を行い、その後の治療成績が上がっている。


私の場合は、1回目の再発は、残った膵臓の再発ではなく、

播種が1カ所大きくなってきたのが2012年2月で、

これを切除することが出来た。

この時点で、抗がん剤のみで対応していたなら、

1年か2年で、抗がん剤が耐性を持ち、今こうしてブログを

書いていなかったと思う。


1カ所だけの再発なら、十分再手術可能と思われる。

場所と癒着の状態が再手術に踏み切るかの判断になると思う。


大腸がんとか他のがんでは、再手術は良く行われるが

膵臓がんに関しては、昔のトラウマのせいかもしれないが、

千葉大以外殆ど行われていない、と思う。

少なくとも私は知らない。


癒着が無ければ、簡単に取れると思うのだが、

現実にはこの癒着が再手術を妨げているのかも知れない


この癒着については、後日書きたいと思う。


このブログをご覧になっている方で、再発されたかは

主治医に再手術の可能性について尋ねられたは如何でしょうか?


膵がん患者のブログが読めます。
ポチッとお願いします。


にほんブログ村