S-1(TS-1)中止 | ハマリョウの膵臓がん初回手術から14年、共存8年半

ハマリョウの膵臓がん初回手術から14年、共存8年半

2009年11月会社の定期検診で膵臓に影、
翌年2月に7時間に及ぶ手術を行い
2年後再発するも奇跡的再手術で
3年間無事に過ごすも、2015年7月に再々発、
11月に3度目の手術を別の病院で決行、
しかし取り切れず、QOLを保ち次のステップです。

 20102月に膵体尾部切除脾臓摘出及び膵嚢胞切除手術を行い、2年間術後補助療法としてジェムザールを隔週で受けていいましたが、20122月にCT画像により再発の可能性有りと診断されました。

さすがにこの時はショックを受けましたが2ヶ月後MRI画像で、もう一カ所再発が疑われていた肝臓の影は嚢胞とのことで、再発箇所は左横隔膜の下一カ所のみと見られることから、20125月に再手術を決行しました。



前にも書きましたが、再発が疑われた20122月からジェムザールの代わりにTS-1を服用し始めたのですが、1クール目の4週間目から大変な下痢に見舞われ、点滴を数回受けるほどの副作用に苦しみました。そこで再手術後はTS-1を隔日服用を基本に、下痢が始まったら適当に休薬し20141月まで1年半飲み続けました。

副作用は、下痢の他、食欲不振、味覚障害、貧血等がありました。

若干毛は抜けましたが、髪の毛が薄くなるような脱毛はありませんでした。


日本膵臓学会では術後補助療法の抗がん剤治療は半年としているようですが、もっと長く続ける人もいるそうです。


私の場合20141月の定期検査で肝臓の機能を示す数値
 AST(GOT)  100U/L (標準 1335U/L
 総ビルビリン 3.3mg/dl(標準 0.31.2mg/dl
となったので、3ヶ月間肝臓の薬(ウルソ:熊の胆)を服用しました。TS-1を長期間服用していると肝臓に副作用が出ることがまれにあるそうです。
この時、主治医と協議しTS-1を止めることにしました

TS-1を止め1年経ちますが、今のところ腫瘍マーカ並びにCT画像では再発を認めていません。そして肝臓の数値も正常に戻ると共に、2010年以降ずっと続いていた骨髄抑制による軽度の貧血も治りました。



抗がん剤は、副作用とのバランスで使用量を変えたり、中止したりするのが良いと思います。


ランキング参加中です。

ポチッとお願いします。 


にほんブログ村