皆さん、こんにちは!
メンタルヘルスナビゲーターのK・HAMANO
です(^^♪
前回にに引き続き、「宗教と医学」について、
有賀誠一氏の論文を引用して、御紹介いたします。ホリスティック医学を学ぶ視点として、大切な概念になりますので、シリーズとして掲載させていただきます。
(前回の続き)
IV.宇宙観、死生観の図式
そこで、いくつかの死生観、宇宙観を簡単な図式にしてみました。
最初のものはユダヤ教やキリスト教やイスラム教などが持っている概念で、神はまず天地を創造し、そこから永遠に向かって宇宙を導いていく、そのプロセスの中で私たちはこの地球上に生まれ、生き、死んでいく、というものです。
リスや小鳥は何の疑いも持たず、この真ん中の軸の上を一直線に進んでいくのですが、人間には自由意志があるので、その分だけ悩みや悲しみが多くなり死を避けようとして中心軸から離れたり戻ったりしながら生き、そして死んでいくわけです。
それでも、大きな流れとしては、動物たちと同じく、過去から永遠に向かって進み、死んでいくことに変わりはありません。
ここで、ちょっと面白いのは「天地創造の開始(Big Bang)」だと考えれば、天体物理学の観測に基づいた「広がっていく宇宙」のモデルとほぼ同じになることです。
2番目の概念も、神仏の存在をい前提とはしていますが、霊魂は不滅なので、現世の肉体は、その霊魂を前世から引継ぎ、来世に引き継いでいく、というものです。ヒンズー教や仏教が持っている「輪廻思想」ですね。でも、この霊魂受け渡しの輪も、過去から永遠に転がっていくのですから、それを「流れ」としてみれば、最初の図式とそれほど矛盾するものではありませ
ん。
3番目の概念は、唯物論的発想で、生命を含めて、宇宙に存在する全てのものは、全て偶然が重なってできたものであって、あなたも私も受精という偶発的なメカニズムによってこの世に生まれたもので、死ねば灰や土になって終わりというものです。
ですが、この「あなた」を個人ではなく「人類」だと考えれば、最初の図式とそれほど矛盾はしません。やはり過去から永遠に向かって、卵子と精子を媒介に生命がバトンタッチされていくのです。
V.希望を礼装に託して:生命回帰の探究
いずれにしても、現在の医学の力では、人を永久に生かしておくことはできません。それで、死体をクライオニックス(超低温死体保存技術)で冷凍保存しておけば、医学が進歩した暁には行き返させることが出来る期待する人もいます。
Netflixの番組に、タイ国の家族が、幼くして亡くなった娘さんの遺体をアメリカのクライオニックス会社に冷凍保存してもらっているというドキュメンタリーがあります。
科学者であるこの父親は、医学は急速に進歩しているから娘が生き返る日が来るのも遠くはない、と信じておられます。
先に御紹介したメッサリーとほぼ同じの考え方の持ち主です。一つメッサリーと違っているのは、このご一家は熱心な仏教徒でもあるので、魂は死なないで遅かれ早かれ別の肉体に宿る、と信じておられることです。
それで、この父親は最近生まれた2人目の娘を抱きながら、「この子は死んだ娘の代替として生まれてきたのではなく、死んだ娘自身が生きて戻ってきたのです」と言われるのです。
その心情は理解できますが、もしそうだとすれば、医学が進歩して、冷凍にされてる娘さんが本当に生き返ったときに、その肉体には誰の魂が入るのでしょうか?私には分かりません。
VI.人間は神の存在を意識する
日本では昔から富士山や木曽の御嶽山などを見上げて、「神々しい」とか「恐れ多い」と感じた人が多かったようですが、なぜでしょうか。
それは、人間は有史以前から、自分たちを取り巻く環境に中に霊的(スピリチュアル)な「なにものか」が存在している、そして、その「なにものか」が自分たちの生きざまに関わっている、と感じていたからです。
人間はそれを「神」と名付けて受け入れ、その「スピリチュアルな存在」と関わることのできる自分たちもまたスピリチュアルな存在である、と自覚したからです。
なぜそんな自覚が芽生えたかというと、それは、人間が、この宇宙に存在するスピリチュアルなものを感知する能力を備えているからでしょう。
メソポタミア文化、エジプト文化、インド文化、ギリシャ文化はもとより、日本を含めた世界中の民族、どの文化にも神話ががあるのは、
その一つの証拠だと言えます。
(次回へ続く)
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《次世代型 療院構想とは?》
①西洋医療一辺倒の治療ではなく、「相補・代替・補完・伝統医療」を併せ持った統合医療で、「メンタルヘルス」に特化した、全人的なサポート(身体・精神・社会・スピリチュアル)をおこない、クライアントの「自然治癒力」と「潜在能力」を活かすための援助をし、真の健康人を培う医療の在り方を実現する。
②「ホリスティック医学」の定義に基づいて、数多ある「相補・代替・補完・伝統医療」をクライアント自ら選択・統合し、治療側主体の医療体制から、クライアントの主体性を尊重した医療の在り方を実現する。
③治病効果の高い、再現性のある「相補・代替・補完・伝統医療」に於いて、健康保険証(共済・国保・社保・船員保険)が使えるように、国に対して法整備を求めていく。また「自立支援受給者制度」に於いても、クライアントの所得に応じて限度額の適用ができるように法改正を求めていく。
④「精神疾患患者」「発達障害者」「不登校児童」「触法精神障害者」「ゆとり教育の若者世代・ニートの引きこもり」「DVに悩む家族」「自殺者・孤独死の撲滅」「子育てに悩むシングルマザー」「団塊の世代の老後の社会不安」「孤独な独居生活の高齢者」などに対して寄り添うことで、ライフスタイルを改善し「自ら癒す」姿勢を援助をする。
⑤行政をはじめ各医療機関や社会福祉協議会、精神保健福祉センターなどと連携を取り「相補・代替・補完・伝統医療」を、受け身ではなく、セラピスト等が各家庭や施設等に赴いて施術やセッションを提供し、全人的なサポート(身体・精神・社会・スピリチュアル)を導入することにより、革新的な「メンタルヘルス」に取り組む。
⓺全国各地に「次世代型 療院構想」を推し進め、地方自治体・各医療機関・NPO法人・ボランティア団体などと連携を組み、社会資源の活用と、ホリスティックな「メンタルヘルス」の在り方を拡充する。
《ホリスティック医学の定義》
1.ホリスティック(全的)な健康観に立脚する
人間を「体・心・気・霊性」等の有機的統合体ととらえ、社会・自然・宇宙との調和にもとづく包括的、全体的な健康観に立脚する。
2.自然治癒力を癒しの原点におく
生命が本来、自らのものとしてもっている「自然治癒力」を癒しの原点におき、この自然治癒力を高め、増強することを治療の基本とする。
3.患者が自ら癒し、治療者は援助する
病気を癒す中心は患者であり、治療者はあくまでも援助者である。治療よりも 養生、他者療法よりも自己療法が基本であり、ライフスタイルを改善して患者自身が「自ら癒す」姿勢が治療の基本となる。
4.様々な治療法を選択・統合し、最も適切な治療を行う
西洋医学の利点を生かしながら中国医学やインド医学など各国の伝統医学、心理療法、自然療法、栄養療法、手技療法、運動療法、などの各種代替療法を総合的、体系的に選択・統合し、最も適切な治療を行う。
5.病の深い意味に気づき自己実現をめざす
病気や障害、老い、死といったものを単に否定的にとらえるのでなく、むしろその深い意味に気づき、生と死のプロセスの中で、より深い充足感のある自己実現をたえずめざしていく。
「NPO法人 日本ホリスティック医学協会
(1987年 制定)」
アメリカの「統合医療」の第一人者である、アンドルー・ワイル博士は「統合医療の定義」を以下のように提唱しています。
1.「病気」と「治療」ではなく「健康」と「治癒」に医療の力点を置く。
2.患者を「故障した機械」としてではなく、「精神的・感情的・霊的な実在」として、また「コミュニティの一員」として「全人的」に診る。
3.検査結果の数値だけではなく、患者のライフスタイル(食習慣・運動習慣・ストレス対処法など)を診る。
4.患者と他者との「人間関係」のあり方をはじめ、自然・社会・世界・神などの超越的存在・担当医との関係など、あらゆる「関係性」を重視する。
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アンケート
「いいね!」をつけてくださった方には、下記のリンクをクリックしていただき、アンケートにご回答していただければ幸いです。
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そして、どのような形で「次世代型 療院構想」にご参加頂けるのかを含めた、「事前参加申し込みフォーム」を御用意しています。
「次世代型 療院構想」事前参加申し込みフォームは、こちらをクリック!↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
※お名前とメールアドレスを記入し、そしてどのような形で参加したいのかを選択いただければ、住所や電話番号は必須ではありませんので、ご記入いただかなくても構いません。
参加種別の内訳を説明しますと、
①会社の運営側「発起人」(取締役・役員・社員)として参加したい。
これは会社の「取締役(代表取締役社長・専務取締役・常務取締役)」「渉外担当」「会員管理部門」「広報・イベント・企画部門」「相談窓口」「総務」「法務部門」の七つの部門で、会社運営に携わっていただける方を示します。(兼務有り)
②「専門会員として参加したい」
これは、数多ある「補完代替医療」のセラピスト・カウンセラー・ヒーラー・コーチ・各種療術家等のスキルをお持ちの先生方で、実際現場でクライアント様へのセッションやカウンセリング等を行っていただき、報酬を受け取っていただく方を示します。
③「一般会員として参加したい」
これは、上記のスキルをお持ちでない方で、「次世代型 療院構想」に関心がある方を示します。一般会員は、専門会員の行うセッション等を受療したい場合、一般会員価格で割引させていただきます。
④「支援者」として参加したい。
これは、当社の発展の為に、寄付や広報などの支援をしていただける方を示します。
また、支援者には専門会員が行うセッション等を支援者割引として受療頂けます。
⑤「オブザーバー」として参加したい。
これは、当社の会議等で、議決権を有する権利はないが、第三者として当社の発展の為に相談や人材発掘等をして頂ける方を示します。(医療関係者・補完代替医療の有識者など)
⑥「コンサルティング」として参加したい。
これは、「会社」としての起業に精通した方で、起業から運営まで、有料で当社の起業と運営を具体的にコンサルタントして頂ける方を示します。
⑦「その他」
これは、上記に当てはまらない種別で、当社の発展に貢献していただける方を示します。
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本年8月を目標に、会社の設立を目指しています。
事業内容は、主に多くの「補完代替医療」従事者の方々(セラピスト・ヒーラー・カウンセラー・コーチ・各種療術家)が、メンタルヘルスに特化したセッション等を、その対象となるクライアント様に有償で各セッションを行っていただき、当社から各「補完代替医療」従事者様に報酬をお支払いするシステムです。
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