日本で認知症が「ぶっちぎりで多い」のは「遺伝のせい」なのか? | 忙しいあなたを健康サポート いつでも簡単に免疫力をアップする方法

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こんにちは。忙しいあなたを健康サポート

いつでも簡単に免疫力をアップする方法をお伝えする濱西です。

 
興味深い記事がありましたので、シェアします↓

 

 

以下引用:

 

負のスパイラル

日本人の認知症患者の割合は、1000人あたり23・3人と世界で最も多い。その理由として注目されているのが、「ストレスホルモン」とも呼ばれる脳内物質のオレキシンだ。不安やストレスを感じたり、眠れなかったりすると増える物質で、認知症発症と関係しているとの説が近年唱えられている。

 

問題は、日本人にはオレキシンが出やすくなる「やむにやまれぬ事情」があるということだ。遺伝である。

 

じつは日本人には、不安を感じやすくなる遺伝子「S型遺伝子」を持つ人が特に多く、その割合は80%を超える。一方アメリカ人は45%、南アフリカ人は28%しか「S型遺伝子」を持っていない。おくむらメモリークリニック理事長の奥村歩氏は、理由をこう推測する。

 

「日本では地震や洪水が起きると夜中でも目を覚まし、身を守らなければなりません。さらに逃げ場のない島国なので、人間関係で失敗すると生きていけなくなるリスクもあった。そのため、外界や他人に対して『戦闘態勢』をとりやすい遺伝子を持つ人が増えたのではないかと考えられます。 

 

コロナ禍ではこうした日本人の性格が感染抑制に役立ちましたが、一方で過剰に周りの人の顔色を窺ったり、他人にルールを押し付けようとする人が少なくないことも明らかになりました。年をとってイライラしやすくなったという人も、『S型遺伝子』が悪さをしているのかもしれません」

 

アミロイドを洗い流せ

つまり、昼間になるべく外出をしたり、散歩や農作業をしてお天道さまの下に出ることが、長く深い睡眠をとるための早道なのである。 「現役時代には、昼間に仕事をしているとき、闘争心をつかさどるオレキシンやノルアドレナリン、快楽をつかさどるドーパミンなどの脳内物質がたくさん出て、夜になると少なくなるというサイクルが作りやすい。

 

ところが定年してヒマになると、そうした脳内物質のサイクルが崩れてしまい、眠れなくなりがちです。 たっぷり時間があるからといって生活のリズムを崩さず、朝は早めに起き、昼間に活動する規則正しい生活を心がけてください」(稲葉氏) 実は、アミロイドは寝ているあいだに文字通り「洗い流される」ことがわかっている。

 

アミロイドそのものは子供のころから脳内で生じているのだが、若いときには認知症を引き起こす前に、自然と脳から取り除かれるのだという。 「人間の脳は、脳脊髄液という液体に浸かった状態で守られています。近年、この脳脊髄液が脳の中を循環し、老廃物を本当に洗い流していることが分かりました。 

 

その作用は、睡眠中に最も盛んになります。若者はよく眠れるので脳脊髄液の循環がよく、アミロイドが溜まりづらいのですが、40代を過ぎると眠りが浅くなったり短くなったりする。そのためアミロイドが溜まりやすくなると考えられます」(前出・奥村氏)

 

神経質すぎてもよくない

もうひとつ大切なのは「楽観的に生きること」だ。精神論ではないかと思うかもしれないが、れっきとした科学的裏付けがある。京都女子大学教授の岩原昭彦氏が語る。

「2016年、北海道のある自治体で中高年を対象に『楽観性と認知機能の関係』が調査されました。そのデータを分析すると楽観的な考え方の人ほど、認知機能も優れていることが分かったのです。

 

おそらく、性格と脳の働きが直接かかわっているというよりは、楽観的な人は前向きで活動的な傾向がありますから、暮らしの中で運動したり食事に気を使ったりする余裕が生まれ、結果として脳の健康を保てるということでしょう。逆にいつもイライラしている人は、暴飲暴食や喫煙など、脳の健康を損なう行動をとってしまいがちです」

オレキシンは空腹感をつかさどる物質でもあるから、機嫌よく食事をすることもストレスを減らし、認知症対策につながる。とくに誰か他人と一緒に食事をとることで、オキシトシンやGABAなどのストレスを軽減する脳内物質が分泌されることが分かっている。

「食べる内容も、神経質になりすぎると余計にストレスになってしまいます。食材のバランスを考えつつ、GABAを多く含む納豆やヨーグルト、漬物などの発酵食品を積極的に摂るといいでしょう」(前出・稲葉氏)

不機嫌に生きていると、認知症に一直線だ。脳内物質をコントロールして、イライラをなくす——それをほんの少し心がけるだけで、未来は大きく変えられる。

 

<ここまで>

かなり詳しく論じておられましたので、参考になるところもあるかと思います。

 

ところで歳をとると認知症になってしまう一番の要因って何かご存知でしょうか?

 

これは自分が歳を取ればわかるのでしょうけど、いわゆる「タヒ」を身近に意識したときだと言われています。

 

ですが、それは生きているものはいつかは訪れるもので避けては通れないですよね。

 

しかしながらご本人の内心に「タヒの怖さ」が身近になると実は認知症の引き金になっているのです。「タヒのが怖い」ということです。

 

つまり、ボケてしまった方が「タヒ」を意識して暮らさなくてよくなるので、自己防衛手段と言われています。

 

誰だってピンピンコロリでいたいですよね。

 

ですがそうした「タヒぬのが怖い」と思いはじめると、毎日怖いが止まらない→ストレスになる→ボケてしまったほうがいい→「タヒを意識しなくなる」

という思考回路になるとわかってきているようです。

 

誰だっていつ「タヒぬ」かわかりませんが、年齢を重ね「タヒ」が間近になり「タヒのが怖い」と意識してしまうとそれが引き金になってしまうので、そうならないように毎日を明るく暮らしているよう生活していくことが、益々大切になってきますといことですね。

 

それから1人暮らしの人はボケにくいと言われています。それはそうだ。ボケていられませんからね。朝起きてから寝るまで考えて行動しなくてはなりませんから。ボケる暇がありません。

家事にしても、買い物にしても、趣味をして過ごすのも1人で考えて行動しないといけない。

あとは、友人や知人と定期的に会って話す機会が多い人もボケにくいと言われています。

 

とくに理髪店とか割烹居酒屋とか商店街を営んでおられる方は、絶対に客との会話が欠かせないので生涯現役なのでボケる暇はないですよね。

 

ということで、「タヒのが怖い」を意識するとボケる引き金になることもあるということでした。ご参考までに。