棄てた恋と棄てられた恋 #7 | 五月雨ゆか

五月雨ゆか

稚拙な文章ですが趣味で小説書いています。内容はすべてフィクションです。
















「新たな参考人が出てきましたね」



「大学の先輩か」



「怪しさ満点っと」



「とりあえず大学行ってみましょう」








大学




「おぉ~い影山~」



「なんですか監督」



「お客さんだぞ~」

















「なんですか」



「影山優佳さんですね」



「そうですけど」



「髙橋未来虹さん、ご存じですか?」



「えぇ、まあ」



「失礼ですが彼女とはどういう関係で?」



「一応付き合ってますけど」



「なるほど」



「未来虹がどうかしましたか?」



「昨日髙橋さんが亡くなられました」



「えっ…」



「失礼ですが昨日の朝9時から10時頃はどちらにいらっしゃいましたか?」



「昨日ですか?昨日はその時間は電車乗ってました。11時から練習だったので」



「最後に髙橋さんと会われたのはいつですか?」



「いつだっけな、最近は会ってなかったかもしれないっすね。ラインで会話はしてましたけど」



「お付き合いを始められたのはいつからですか?」



「えーっと、7月ぐらいですかね。向こうから告白してきて私もその時フリーだったのでオッケーしました」



「ちなみに最近髙橋さんが恨まれていた、もしくは何かトラブルを抱えていたといったことはご存じないですか?」



「トラブルですか、いや~なかったと思いますけどね」



「何か相談とかもなかったですか?」



「なかったと思いますよ。たわいもない話しかしてないんで。そろそろいいっすか、部活中なんで」



「あぁ、大丈夫です。お時間ありがとうございました」