天才まりぃの楽屋レポート #9 | 五月雨ゆか

五月雨ゆか

稚拙な文章ですが趣味で小説書いています。内容はすべてフィクションです。











みなさんお久しぶりです、森本茉莉です!


今日の楽屋レポートは…かわいい陽世がいたのでぜひみなさんにおすそわけです!


未来虹にとってはとんだ災難だったかも、なんて笑








3期生の楽屋にて




「…」



「陽世どうした?」



「ちょっとしんどいかも」



「時間あるし寝といたら?」



「うん…」



「どこ行くの?」



「トイレ」



「携帯持っていっときな。なんかあったら呼んでくれたらいいから」



「ありがと」











「えっと楽屋…ここだっけ?」



ガチャ



「あれ?陽世さんどうしました?」



あれ?みっちゃんがいる…みっちゃん3期だっけ?



「陽世さん大丈夫ですか?なんか顔赤いですよ」



「陽世ちゃんって呼んで」



「陽世ちゃん、どうしたの?」



「疲れた」



「そっか~楽屋で休憩しとかないとダメだよ」



「うん。みっちゃんの横で寝る」



「え?横で?」



「寝るもん」



言うが早いか陽世は平岡の手を取り楽屋のすみに置かれている畳のスペースに平岡を連れていった。



とりあえず平岡が畳の上に座ると陽世が膝枕で横になりそのまま目を瞑った。



仕方ないので平岡も陽世のお腹を軽くトントンしていると藤嶌が自分の膝掛けを広げて陽世にかけた。



「陽世さんしばらく寝るのかな」



「ん~分かんない。しばらく寝そうな雰囲気だけどね」









「陽世戻ってきてなくない?」



「そだねー。どっか行ったのかな」



「心配だしちょっと探しに行くか」



「たぶん4期の楽屋じゃない?」



「あ~みっちゃんとかはるはるのところに行ってるのか。とりあえずこっちに引き取るか。迷惑かけるのもあれだし」



と、未来虹と茉莉は4期の楽屋へ向かった。









コンコンコン



「お疲れ~」



「あ、お疲れ様です」



「「「お疲れ様です」」」



「あ、やっぱりいた」



「陽世さん寝ちゃってます」



「陽世ちゃんって呼んで」



「はいはい、陽世ちゃんはおねんね中です」



「ごめんね~3期の方に連れていくから」



「やだ」



「だめ。4期のみんなの邪魔しないの」



「やだ。みっちゃんのとこにいる」



「4期のみんなはこれから歌収録あるでしょ。3期の楽屋で寝なさいって」



「や~だ~」



と未来虹が陽世を引っ張るが陽世は平岡の服の袖をがっちりとつかんで放さない。



「あいたたたた」



「ほら、みっちゃんも痛いって言ってるんだから放しなって」



「やだもん」



「じゃあ私が3期さんの楽屋まで連れていきましょうか?」



「申し訳ないけど…どうしようもないからお願いしてもいい?」



「大丈夫です。陽世さん、行きますよ」



「陽世ちゃんて呼んでくれないと動かない!」



「はいはい、陽世ちゃんあっち行くよ」



「はぁーい」



「そこは素直なんだ」



「めっちゃ海月ちゃんに懐いてるよね」



「抱っこがいい」



「いいですよ、よいしょっと」



数分後



スゥースゥースゥー



「寝ちゃいました」



「逆によかったかも。隅っこで寝かせといて」



「了解です。これかほりんのやつなんで起きたらかほりんに返してあげてください」



「うんわかった。ありがとう」



幸い陽世は起きることなくそのまま楽屋の隅で寝続けていた。











「陽世~起きろ~」



「ん~みっちゃん?」



「みっちゃんじゃないよ。まあ未来虹だからみっちゃんって呼ばれたこと無いわけではないけど」



「あと15分で収録始めるから準備してってさ」



「うん、分かった」



みなさん、今日も3期生は仲良くやってますよ



「そういえば茉莉ちゃん牛タン食べすぎじゃない?」



「だから!あれはちゃんと正当な手段でチケットもらったから!」