「これ美味しいね」
「確かにいいバナナだ」
4人は地図をもらって市街地へ向かうことにした。
「この橋渡ったら市街地に入るのかな」
「建物いっぱいだね」
「道が石畳だよ。初めて見た」
「お店もいっぱいあるね。商店街みたいな感じなのかな」
「あ、猫カフェがあるよ」
「じゃあこの世界にも猫はいるってこと?」
「そういうことかな」
「いらっしゃいませ~のーんびり北からかほりんこーりーん、
猫カフェいかがですかにゃ~」
と猫のような子が猫耳をつけて宣伝していた。
「話聞くついでに入ってみる?」
「せっかくだし楽しもっか」
「メイドカフェ的な感じなのかな」
「猫カフェって言ってたじゃん」
「いらっしゃいませ。どうぞ~」
「予約してないんですけど入れますか?」
「ゆっくりされてってください」
「猫カフェって予約いるの?」
「ん~分かんない」
「わぁ~猫がたくさんだ~」
猫のエサを買って思い思いの場所に座ると猫が寄ってきた。
「ほらこっちおいで~」
ミャー