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コイン好みAtoZ

マイナーコイン好きなコレクターです。
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英仏海峡、ノルマンディー地方沖の島々からなるイギリス王室属領

マン島ジャージーと共に連合王国に含まれずにイギリス国王を元首とし自治を行い、通貨も発行する地域です。

歴史的にフランス領ノルマンディーの一部で、フランス王国ノルマンディー公爵を兼ねるイングランド王の領地で、フランス系住民が多く1921年までフランス硬貨が主に流通す地域でした。

北欧バイキング出自のノルマンディー公爵は1066年イングランドに侵攻し王位を得(ノルマン=コンクェスト)、ノルマンディー地方とともに支配しますが、その後の戦争で大陸部分を失ったあとも公爵(英国王)私領として残ったのがこの島々です。

貨幣を発行するにあたりフランスDouble tournois銅貨が最小額コインとして流通していた事で、1830年1ガーンジーペニー=8ダブルス=1/10仏フランで銅貨の発行が始まりました。

英国ペニーとは価値は異なる低い価値(金本位制に基き1870年に12.5ガンジーペニー=12英ペニーに)で流通し、仏フランも引き続き使用されました。

第一次大戦後フランの下落の影響で、1921年にガンジーポンドは英国ポンドと同価値に切り上げ変更され、フランは使用されなくなりました。

ジャージーもフランス通貨が流通していましたが、1841年英1シリング=26仏スー(156ダブルス銅貨)8ダブルス=1/13英シリングで英シリング単位(ペニーは使用せず)の硬貨を発行し、英ポンドと同化しています。

同じ王室領の隣の島同士でフランス通貨を英国ポンドに変更する目的で、それぞれ単位を独自の通貨体系にした意味はBailiff(代官)が違う為でしょうが不思議です。

また少額コインのみの発行でしたが、最近まで国王の肖像を使わず、ほぼイングランド紋章と同じ3頭のライオン(ヒョウ)紋章を記して発行していた独特な地域です。(紋章は少し変化していますが、ジャージー紋章とほぼ区別つかない)

紋章面の銘文は現地ノルマン語らしく、翻訳できません。

更にガーンジー領域に入るオルダニー島は自治権を持ち、近年に記念コインを多数発行している、アイデンティティの強い地域です。

 ※初期のコイン等増やしました。

※1ダブルス青銅貨 1830年

※4ダブルス青銅貨 1911年H

※8ダブルス青銅貨 1834年

※8ダブルス青銅貨 1949年H

※8ダブルス青銅貨 1959年H ガンジーユリ

※10シリング白銅貨 1966年 ノルマン征服900年 ウィリアム1世像

※10新ペンス白銅貨 1968年 濃厚乳で知られるガーンジー牛

※1/2新ペニー青銅貨 1968年                 ※1ペニー青銅貨 1971年

※2新ペニー青銅貨 1968年                           ※5ペンス白銅貨 1971年

※50ペンス白銅貨 1969年 ノルマンディー公爵の帽子

北大西洋、北極海に面する世界最大の島

当初デンマークの植民地で、1953年に本国の領土に組み入れられましたが、イヌイット系が多数占める事で民族意識が高まり、1979年自治領としてEUには入らない独自路線を貫いている地域です。

現在ではデンマーク王国を構成する本土、フェロー諸島と対等な地位にあり、独立を目指しています。

なお第二次大戦時にはデンマーク本土がナチスに占領された際、グリーンランドは侵攻を防ぐ目的でアメリカ軍が占領し、コインも作られました。

通貨クローネはは本国と等価で1926年から7種類の通常コインを発行しましたが、現在は本国硬貨が使われているようです。全てシロクマがデザインされておりようやく完集できました。

※25オーレ白銅貨 1926年

※25オーレ白銅貨 1926年 戦時中に1クローナコインと判別し易くする為、アメリカで穴開け

※50オーレ アルミ青銅貨 1926年

※1クローネ アルミ青銅貨 1926年

Hole in the heart [above the lion in the middle] and "double struck" (or "double die") of the heart and the bottom crown タイプ numistaより

※5クローナ黄銅貨 1944年 米占領時代フィラデルフィアミント

※1クローネ アルミ青銅貨 1957年

※1クローネ 白銅貨 1960年

※グリーンランドの地図が入った本国2クローネ記念シリーズの一枚 

デンマーク2クローナ銀貨1953年 グリーンランド結核撲滅キャンペーン財団

日本で正式名はグレートブリテン及び北部アイルランド連合王国

通貨ポンドはもともと重さの単位で、1000年以上前に1ポンドで240枚のペニー銀貨が作られた事が起源で、1971年のデシマル化(100進法)するまで長期間に渡り、多くの単位で通貨が作られています。コインに国名表記、額面表示のないコインも多く、近代まで伝統的通貨体制が残された貴重な国です。

今回は額面毎にビクトリア女王銘に絞り込んでみましたが、デザイン違いを入れ込んでいるうちに大量掲載になってしまいました。

英国の繁栄時代のピークであった女王の在位期間は1837年〜1901年と長く、1877年にはインド皇帝を兼ねています。先代ウイリアム4世まではドイツ領邦国のハノーファー王国との同君連合で、女王を認めないサリカ法に基づき英国君主のみに就きました。

肖像は主に年代別に3種類、裏面のデザインも変化があり多様性に富みます。

 所有品を寄せ集めてみると結構なコレクションになっていた事には自分なりに満足していますが、まだまだ足りないもの、状態の悪さが目立ちます。

※1/2ファーシング青銅貨 1844年 元はセイロン用でしたが1842から本国でも使用し1869年廃止

※1ファーシング青銅貨 1853年 ヤングヘッド ラージタイプ

※1/2ペニー青銅貨 1847/8年 ヤングヘッド ラージタイプ

※1ペニー銀貨 1858年 ヤングヘッド ラージタイプ

※1½ペニー銀貨 1843年   植民地用発行貨

※2ペンス銀貨 1896年 マウンディーコイン

※3ペンス銀貨 1873年 ヤングヘッド

※4ペンス銀貨 1839年 グロート

※6ペンス銀貨 1893年

※1シリング銀貨 1849年 ヤングヘッド

※1シリング銀貨 1887年 ジュビリードヘッ

※1シリング銀貨 1897年 オールドヘッド

※1フローリン銀貨 1848年 ゴッドレスフローリン

※1フローリン銀貨 1887年 ジュビリードヘッ

※1フローリン銀貨 1895年 オールドヘッド

※1/2クラウン銀貨 1877年 ヤングヘッド

1/2クラウン銀貨 1889年 ジュビリードヘッ

※1/2クラウン銀貨 1893年 オールドヘッド

※2フローリン銀貨 1889年 ダブルフローリン

※1クラウン銀貨 1844年 ヤングヘッドクラウン

※1クラウン銀貨 1847年 ゴシック

※1クラウン銀貨 1887年 ジュビリードヘッド

※1/2ソブリン金貨 1885年 ヤングヘッド シールド

※1ソブリン金貨 1871年 ヤングヘッド セントジョージ

※2ポンド金貨 1893年 オールト

※5ポンド金貨 1887年 ジュビリー

エジプトの近世はオスマン帝国の属州ながら、ナポレオン戦争以降に半独立状態となり、ムハンマド・アリー朝の世襲体制で独自に近代化が図られました。

オスマン本国の通貨と別れ、独自通貨体制のコインが作られたのは、1834年マリアテレジアテーラー(20キルシュ相当)に基づく金銀複本位制が敷かれてからで、その後イギリスの強い影響下で金本位ポンド体制が確立し、1エジプト£=0.975英£のレートで長く安定した通貨を発行し続けました。

1914年完全にイギリス支配下になるまではオスマン帝のトゥグラを使用、英語表示併用コインを挟み1922年に王国として独立し肖像コインが登場しています。

1953年共和国、1958年アラブ連合、1971年エジプト・アラブ共和国と国号を変え、変化に富んだコインが作られてきました。

キルシュは、エジプト方言でエルシュと発音しますが、トルコのクルシュのアラビア語読みで独グロッシェンと同源の『厚い』銀貨の意味からきています。

この回では最も好きな国の名目オスマン属領時代のコインのみで金種別に紹介しますが、ほぼ全てトゥグラと文字のみとシンプルで、これぞアラビアのコインという感じです。

価値が安定した通貨で長きに使用された為、状態の良いコインがなかなかありません。

※1/20キルシュ青銅貨 1327(4)年H 2パラ

※1/10キルシュ白銅貨 1327(6)年H =4パラ

※2/10キルシュ白銅貨 1293(29)年 =8パラ

※10パラ青銅貨1277(10)年

※20パラ青銅貨1277(9)年

※5/10キルシュ白銅貨 1293(29)年 =20パラ

※40パラ青銅貨1277(10)年 =1キルシュ

※1キルシュ銀貨 1293(10)年w

※1キルシュ白銅貨 1327(6)年

※5キルシュ銀貨1277(4)年 .833 6.8g 

※10キルシュ銀貨1293(33)年H .833 14.0g

※20キルシュ銀貨1293(29)年w .833 28.0g

※50キルシュ金貨 1255(3) .875  4.274g

 

※100キルシュ金貨 1293(12) .875  8.5g 

 

北欧にあって、かつてカルマル同盟のもとスカンジナビア半島全てに及ぶ大国でしたが、スウェーデンの分離と度重なる敗戦の結果、ユトランド半島と島々からなる現在の領域となっています。支配下にあったノルウェーはナポレオン戦争後スウェーデン支配に移り(後独立)、アイスランドは1944年独立グリーンランドフェロー諸島は現在もデンマーク王国の構成する自治領となっています。通貨クローネ1873年からスカンジナビア通貨同盟の下で発行が開始され、金本位制廃止と同盟分離後もデノミもなく継続発行されています。

ハートコペンハーゲンのミントマークで最近人気があるようで、デザインの一部としても採用されています。穴あきコインも多く、海洋国らしくイルカのコインも有名です。

少し多めに修正しました。

フェロー諸島に分類されているコインも最後に載せます。

※2スキリング銀貨 1805年 .250 1.5g

※4スキリング銀貨 1869年 .250 1.74g クリスチャン9世

※16スキリング銀貨 1858年.500 3.898g フレデリック7世    1/3クローネ相当

※1スペイシーダラー銀貨 1845年FF .875 28.893g クリスチャン8世

※1オーレ 青銅貨 1940年

※2オーレ 青銅貨 1907年

※5オーレ 青銅貨 1874年

※10オーレ銀貨.400  1.45g 1919年 クリスチャン10世

※25オーレ銀貨.600 2.42g 1911年 フレデリック8世

※1/2クローネ アルミ青銅貨 1924年

※1クローナ銀貨.800 7.5g 1916年 クリスチャン10世

※2クローナ銀貨.800 15g 1899年 クリスチャン9世

※2クローネ アルミ青銅貨 1955年 フレデリック9世金色が美しい中型コインです。

※10クローネ金貨 1900年 .900  4.4803g

 

※20クローネ金貨 1873年 .900  8.9606g

他国の金貨より大きく、イルカを従えた女神のデザインが秀逸です。

※5クローネ 白銅貨  1998年マルグレーテ2世のモノグラムハートが融合したデザインです。

 フェロー諸島

イギリス、アイスランド、ノルウェーの中間付近にある島々で、デンマーク王国を構成する自治領

第2次大戦中、本国はドイツに占領された為、フェロー諸島はイギリス軍が進駐し本国デザインのコインをロンドンミントで発行しています。

コペンハーゲン製でないので、ハートマークはありません。

国名表示はデンマークとなっています。

※25オーレ白銅貨 1941年      

※デンマーク本国 25オーレ白銅貨 1924年 💛他マーク有