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コイン好みAtoZ

マイナーコイン好きなコレクターです。
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西アフリカ南部、アフリカ最大の人口と経済規模を持つ連邦共和国。英国の植民地化は19世紀奴隷貿易の終焉後に始まり、次第に内陸部に進められ各地方に存在した王国を滅ぼし、20世紀初頭にはインドと同じような間接統治地域を包括した植民地が形作されました。

1960年にイギリスから独立しますが、多宗教、多民族国家が故の対立で政治的に安定せず、1967年~1970年には南東部イボ族を中心にしたビアフラ共和国が独立を宣言し、内戦が引き起こされています。この国を正式承認した国は少なかったものの多くの支援を得て長期戦になりますが、兵糧攻めにされ不幸で悲惨な結末を迎えています。

通貨は独立前西アフリカポンドが使用され、1959年ナイジェリアポンドが導入されています。

その後1973年1ポンド=2ナイラで10進法化しています。

通貨は西アフリカポンド時代のコイン(英ポンドと等価)より一回り小型化したサイズです。

※1/2ペニー青銅貨 1959年

※1ペニー青銅貨 1959年

※1シリング白銅貨 1959年

※1コボ青銅貨 1973年

☆156 ビアフラ共和国

 国際的価値は認められなかったようですが、他に6d、1s、2.5s、1£貨が発行されています。

平和、団結、自由のスローガンと紋章、なかなか無いですが、セット品中で発見し入札した品。

※3ペンスアルミニウム貨 1969年

中米ホンジュラスとコスタリカに挟まれた共和国。1821年にメキシコの一部としてスペインから独立、中央アメリカ連邦を経て1838年に現在の独立した国となっています。コロンブスの新大陸発見以降、スペイン人コルドバによって征服された地で、混血のメスティソが多数を占めています。

通貨はスペインレアル⇒中央アメリカレアルがら、1878年に独自通貨ペソ(=8レアル)が導入されコインの発行が開始されました。その後の価値降下で1912年に新通貨コルドバを導入、更に近年に2回のデノミを実施しています。

なお1980年代のコインに登場する肖像や帽子の主は、アウグスト・セサル・サンディーノという反米ナショナリストとして活動後暗殺された人物で、ラテンアメリカにおける抵抗運動の精神的主柱ともなり、ニカラグアの空港名にも採用されています。

政変で、肖像が征服者⇒反米革命家に変わっている事に国情の変化を感じます。

※20センタボ銀貨 1887年H 初代ペソ単位

※5センタボアルミニウム貨 1974年

※10センタボ銀貨 1930年             ※25センタボ白銅貨 1954年

※50センタボ白銅貨 1956年 コルドバ像

※50センタボニッケル張スチール貨 1983年

新コルドバ通貨(1988~1991年)

※25センタボ アルミニウム貨1987年 表

※1コルドバアルミ青銅貨 1987年          ※5コルドバアルミ青銅貨 1987年 

南太平洋、ポリネシアに属する英連邦加盟の島国。現地マオリ語ではかつて北島を指したアオテアロア(長い白い雲の意味)が国の名前として認められています。

1840年ワイタンギ条約によりイギリスの植民地となり、1931年に独立国として認められるとともに1933年から独自通貨の発行も始まっています。コインはイギリス本国と同規格で製造されましたが、1967年にドル(2NZドル=1NZポンド)に変更されデシマル化されています。

デザインは当地の動物やマオリの伝統に基ずくものが採用され優れています。

きっかけのコインの国ですので、思い入れも強い国でもあります。

※1/2ペニー青銅貨 1946年         ※1ペニー青銅貨 1958年 トウイ(固有種)

※3ペンス銀貨 1945年 武具            ※6ペンス銀貨 1942年 ホオダレムクドリ(絶滅種)

※1シリング銀貨 1933年

※1フローリン白銅貨 1965年 キーウィー

※1/2クラウン銀貨 1934年         ※1/2クラウン銀貨 1940年 100周年

※1クラウン銀貨 1949年

※1セント青銅貨1971年シルバーファーン(シダ)  ※2セント青銅貨1981年 コーハイ(マメ科)

※5セント白銅貨1981年 ムカシトカゲ    ※10セント/1シリング白銅貨1967年      

※20セント白銅貨 1968年 PL貨

※50セント白銅貨 1973年         ※1ドル白銅貨 1972年   

※2ドル アルミ青銅貨 1998年 コツク(白鷺)

 

オーストラリア東方、ソロモン諸島とニューカレドニアの間にある島国。

1906年以来、英仏共同統治領として支配され、1980年バヌアツ共和国として独立を果たしています。2カ国統治の影響で、独立前はそれぞれ別の主権の下で制度が並立ししていたそうです。

現在も、英国系と仏国系で対立あり、島毎にも情勢が違うようです。

通貨は1966年に独自硬貨を使用する以前はニューカレドニアのCFPフランとオーストラリアの通貨が流通していたようで、独立後の新通貨発行まで100CFPフラン=1豪ドルで併用使用されました。

コインのデザインは、フランス共和国のみの表示と仏語銘文パリ製でイギリスの面影は全くなく、英領側の立場としてはオーストラリア通貨が正式通貨だったものと思われます。

コインは豪州硬貨を意識した大きさで造られており、少額コインはアルミから銅製に変更され、ニッケル貨も他の仏領貨幣に比べて大型となっています。

フランからバツ(石の意味)に単位名が変わった後はデザインは一新、英ロイヤルミント製となりました。

☆英仏共同統治領ニューヘブリディーズ

※2フラン ニッケル黄銅貨 1975年

※10フラン ニッケル貨 1975年

※20フラン ニッケル貨 1967年 10g                               ※50フラン ニッケル貨 1972年 15g

※100フラン 銀貨 1966年 Ag.835 25.0g 1豪州ドル相当

☆バヌアツ共和国

※1バツ ニッケル黄銅貨1983年

※10バツ 白銅貨1983年

※10バツ 白銅貨1983年

オーストラリアの北、ニューギニア(パプア)島西半分と、ビスマルク諸島等からなる国。

第一次大戦以前の北東部は旧ドイツ領ニューギニア、南東部は旧英領⇒豪領パプア(西半分は蘭領)となっていた地域です。北東部は戦後豪州の委任統治領⇒信託統治領となり、第二次大戦後には統一統治されるようになり、1975年にパプアニューギニアとして独立を果たしています。

ドイツ領時代は有名な極楽鳥デザインのコインを発行、豪州領となった後はニューギニア地域(Territory of New Guinea)の名前で1945年まで全て穴あきの硬貨を発行しています。1975年まではオーストラリア通貨が流通しましたが、その後の新通貨は価値を落としています。単位名のキナは真珠貝を意味し、現在でも一部通用するシェルマネーに由来しています。

銀貨を含め全て穴あきコインにした理由は謎ですが、さし銭にでもしたのでしょうか?シェルマネーも紐でくくられているようです。

☆豪州委任統治領ニューギニア

※1ペニー青銅貨 1936年 モノグラムのERI=エドワード、王、皇帝の意味(8世)

※1ペニー青銅貨 1938年 GRI=ジョージ(6世)

※3ペンス白銅貨 1944年

※1シリング銀貨 1938年 Ag.925 5.38g 穴にバリ付

穴あき銀貨は、これとタイの戦時通貨くらいでしょう。

☆パプアニューギニア

 固有動物のデザインが美しい。

※1トエア青銅貨 1975年 ゴクラクトリバネアゲハ

※2トエア青銅貨 1975年 ハナミノカサゴ    ※5トエア白銅貨 1975年 スッポンモドキ

※10トエア白銅貨 1975年 クスクス(有袋類)   ※20トエア白銅貨 1975年 ヒクイドリ(陸鳥)