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コイン好みAtoZ

マイナーコイン好きなコレクターです。
いろんなコインを紹介します。
アルファベット順に目指せZまで。

 久しぶりの投稿です。

結構訪問者もおられるようでなんとかZまで続けていくつもりになりました。今後も気長に投稿しますのでよろしくお願いいたします。

 

1962年独立のカリブ海アンチル諸島の南端部、ベネズエラ沖にあるトリニダードトバゴの2つの島からなる共和国。コロンブスの到達以降、植民地化の流れで原住民は迫害されてほぼ全滅させられ、アフリカ人奴隷、英領後にはインド人が移入して現在の住民が形づくられています。通貨のトリニダードトバゴドルは1964年にスペインドルに起源を持つ英領西インド諸島ドルから独立した通貨で、1976年まで4ドル80セント=英1ポンドの価値がありました。(2¢=1dの金本位体制から変わらない西ドルの価値)

1966年からコインを製造、流通しており、収集用コインセットも多くあります。

 

※1セント青銅貨 1967年

※5セント 青銅貨 1994年          ※10セント  白銅貨

※25セント 白銅貨 1984年         ※50セント 白銅貨 1978年 この地が発祥の

                   スチールドラムは石油樽を加工して作られたらしい。

※1ドル 白銅貨 1979年 FAO

※10ドル銀貨 1972年独立10周年roof貨  42mm 35.12g 国の地図

ポリネシア、ニュージーランド北島から1800キロ、北西にフィージー、北東にサモア諸島のある島々からなる王国。1900年~1970年に英保護国とはなりましたが、巧みな航海術を持って首長(王)が支配していた地域で、太平洋上にある島々と交易ネットワークを築いていたようです。

トンガ諸島はプレートの境界にある火山島で、先日大噴火が起き甚大な被害を受けた地域です。

日本との繋がりも深く、復興を祈るばかりです。

通貨パアンガは、1967年トンガポンド(オーストラリア£と等価)のデシマル化で導入された通貨で、同時にコインの発行を開始しています。パアンガは、装飾品に使われる丸い平たい豆の名前で、コインを知らない現地の首長が、船から略奪したコインを呼んだ事が起因となっているようです。

※1セニティ青銅貨 1968年 タウファアハウ・トゥポウ4世

※5セニティ白銅貨 1967年 サローテ・トゥポウ3世

※1パアンガ白銅貨 1967年 戴冠記念

西アフリカギニア湾岸、ガーナベナンに挟まれた1960年独立の共和国。

19世紀まで奴隷の供給地とされ、アフリカ分割でドイツ植民地トーゴランド、第一次大戦後にはに分割され委任統治領(→信託統治領)として支配されています。その後旧フランス領の地域がトーゴ共和国として独立、英領地域はガーナの一部に組み込まれています。

独立後は資源も少ない農業国ですが他のアフリカ諸国同様に人口は増大しており、不安になります。

周辺旧仏領地域と同じくフランスとの結び付きは強く、共通通貨CFAフランが流通しています。

コインは仏領時代にトーゴ銘で数種類発行されましたが、1957年以降は西アフリカ共有通貨に統合されています。

☆075仏領西アフリカ/西アフリカでも記載しましたが、仏領西アフリカコインの1957年銘は

AFRIQUE OCCIDENTALE FRANCAISE.・TOGO』となっており、『仏領西アフリカ・トーゴ』(発行研究所=中央銀行の前身)が正しいようです。再掲します。

※1フランアルミ青銅貨 1925年

※2フランアルミ青銅貨 1925年

仏領西アフリカ・トーゴAFRIQUE OCCIDENTALE FRANCAISE・.TOGO

※25フランアルミ青銅貨 1957年

インドネシア東部小スンダ列島の最東部にあるティモール島の東部に位置する独立国。

1702年ポルトガルの植民地となった後、オランダの進出で領地は東部だけとなったものの、長い間ポルトガルの影響下に置かれました。1975年東ティモールとして独立宣言を行なうもインドネシアの侵攻で併合され、国際的非難の中で独立運動は続き、2002年にようやく独立を達成しています。

ティモールとは現地語(マレー系)で『東』を意味し、オセアニアとの生物分布境界線の一つウェーバー線が島の東を走っています。

カトリック教徒が大多数を占めますが、インドネシア併合時代にパンチャシラ(国是の5原則で、唯一神の信仰が原則の一つに数えられている)の影響で自然崇拝からの信徒か急増したもので、独立運動の国際化に強い影響を与えたのは皮肉なものです。

通貨はスペインドルの末裔であるパタカが使用されていましたが、1958年本国通貨エスクードに変更(1パタカ=5.6エスクード)され、変更直後には3、6の額面を持ったコインが発行されています。

交換レートとずれていますが、前の通貨を継続使用させる為と思われますが確証はありません。

独立後は米ドル単位でコインが作られているようです。

※50アボス銀貨 1951年 Ag.650 3.5g

※50センタボ青銅貨 1970年

※6エスクード銀貨 1958 Ag.650 7.0g

※10エスクード白銅貨 1970

 

中国西部、ヒマラヤ山脈北部一帯の高原地帯にチベット族が仏教を信仰し住む地域でした。

中国各王朝とは冊封体制にはあったものの半独立或いは独立国として統治されていましたが、清朝時代に東部地域が中国本土の政治体制(青海省、旧西康省地域等)に組み入れられ、ガンデンポタン(ダライ・ラマ政府)が西蔵(現チベット自治区領域)を治める体制が作られました。辛亥革命後に完全独立と領土回復を目論みますが果たせず、1951年に中共軍により制圧され、その後の動乱の末1959年にダライ・ラマ14世がインドへ亡命し、チベット人による政権は崩壊しました。

漢民族が多く流入した上、文革のよる宗教弾圧もあって中国化が進んでいるようですが現状はどうなっているのでしょうか。

通貨はネパールとの交易で使われたタンカ銀貨が、18世紀にチベットでも製造され始め流通しました。またスラングは、中国の秤量単位由来の通貨で、1909年から機械打コイン発行を開始、併用されたようです。雪獅子のデザインが特徴的で、銀貨が欲しい所です。

※1タンカ銀貨(ガデンタンカ)

 numistaでは8タイプ31種類に分類されていますが、実際はもっと多くに分けられるようで、時代が下ると銀の含有率が落ちて行きます。

ハンマー打ちの手作り感と、安価でバリエーションの豊富さが魅力的でしたが、最近価格が上がっています。 以下手持ち品はタイプ別以外の判別法が英文のみしか無くよくわかりません。

  ※タイプB            ※タイプD            ※タイプF

 

※1ショ銅貨 BE15-53(1919)年

※5ショ銅貨BE16-24(1950)年