イタリアローマ市内にあるキリスト教カトリックの総本山。
教皇領は752年にフランク王国から寄進された土地が基で、その後に神聖ローマ皇帝の地位を授
与する事で教皇の優位性を保ちつつ領土の擁護を受けて拡大し、次第にローマを中心にした領域を持つ国家としての体裁が出来上がったようです。
周辺諸国の干渉で領土を奪われながらも維持してきた教皇領も1870年のイタリア統一で完全併合され、教皇とイタリアは対立していましたが、1929年に和解により現在のバチカン市国が成立しています。
コインは教皇領時代から中世以来の長い歴史の独自通貨を持ち、バチカン成立後もイタリアと同規格で独自通貨を作り続けています。
キリスト教の教えに沿ったデザインのコインは綺麗で好みです。
デザインの意味合いを調べてみましたが、教徒でないとなかなか理解しずらいようです。
☆教皇領
※1ソルド青銅貨1966年R
☆バチカン市国
※1リラ ステンレススティール貨1941年
※5リラ 銀貨1939年 荒海の小舟に乗る聖ペテロ
※10リラ 銀貨1937年
※2リラ アルミニウム貨1953年 ※10リラアルミニウム貨1975年魚はキリスト教徒のシンボル
※20リラ アルミ青銅貨1973年 水を飲む鹿(鹿は信者の清めの洗礼の象徴を表しているらしい)
※50リラ ステンレススティール貨1973年 オリーブ栄光 ※100リラ ステンレススティール貨1974年 白鳩 聖霊
※500リラ 銀貨1963年 教皇空位期デザイン