スペイン南東端に位置するイギリスの海外領土。
地中海出入口の要衝で、スペイン継承戦争で1704年占領され、その後英領となって以降現在まで、軍事的拠点として機能しています。
1825年に、1レアル=96マラベディー=24クォート=6・1/2ペンス(26ファーシング)が正式レートとなり銅貨が発行されています。
スペインレアルが中心に通用しましたが、非公式にファーシング銅貨が1クォートとして通用したようです。
紋章にある城は中世カスティーリャ王国の紋章(カスティーリャ自体が城の意味)からきており、鍵は地中海、スペイン防衛の鍵の地である事から着けられています。(キューバの鍵に意味が似ています。)
独自コインはビクトリア時代までの数種類のみでしたが、1988年デジマルコインを発行し、近年は収集家用に大量のコインを発行している国の一つです。
※2クォート銅貨 1842年
※1クラウン白銅貨 1970年
※2ペンス青銅貨 1988年
※50ペンス白銅貨 1990年
※25新ペンス白銅貨 1971年
猿はヨーロッパ大陸に生息していませんが、イスラム教徒がこの地に連れてきて住み着いたとのことです。