☆0810 ガーナ | コイン好みAtoZ

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1957年英領西アフリカより独立した、ギニア地方の共和国。

16世紀以降の欧州各国の進出によりこの地は奴隷貿易と金の搬出により潤い、内陸部中心にアシャンティ王国が栄えました。

その後植民地化の流れで次第に劣勢となり1902年滅亡、イギリス領黄金海岸(ゴールドコースト)植民地に組み入れられました。

なお王国はその後再興し、現在もガーナ共和国内の王国として認められ、大きな権威を持っているようです。

当時導入され世界一を誇ったカカオの生産が現在も大きな産業の一つとなっており、コインのデザインに採用されています。

アフリカ独立の父とも呼ばれるエンクルマ初代大統領の下1957年に独立しますが、国名はかつてサハラ交易で栄えた黒人王国ガーナ(現在の国とは違う地域)の名前をとりました。

通貨は独立時ポンド/シリング体制で、新硬貨が発行され、その後1965年にタカラガイを意味する新通貨セディーを導入、1セディー=100ぺセワ(100旧ペンス=5/12ポンド)としました。

しかし1966年エンクルマはアメリカの策略によるクーデターで失脚、1セディー=1/2ポンド(120ペンス)に再設定し直され、前大統領の肖像の無い新通貨が発行されています。

☆ポンド制時代

※1ペニー青銅貨 1958年

※1シリンク白銅貨 1958年      ※2シリング白銅貨 1958年

☆第一次セディー(1セディー=100ペセワ(ペンス)=5/12ポンド

※50ぺセワ白銅貨 1965年

☆第2次セディー(1セディー=100ペセワ=1/2ポンド

※1ぺセワ青銅貨 1967年 ドラム

※2.1/2ぺセワ白銅貨 1967年 カカオ豆

※20セディーニッケル張スチール貨 1991年 タカラガイ

※100セディー黄銅/白銅バイメタル貨 1991年