現在のケニア、タンザニア、ウガンダ、ソマリアの一部の旧英領植民地で使われたコインです。各独立後も1966年にそれぞれ独自通貨を発行するまで国王銘と王冠を除かれた形で発行されています、
19世紀、この地域ではマリアテレジアテーラーとインドルピーが多く流通し、銀本位制が続きましたが、第一次戦後の銀高騰時、1フローリン=1ルピーとして英国単位に置き換えられ、後にシリング単位の通貨単位として発行されました。ザンジバル、モンバサ、独領東アフリカはこの地域の一部で、後に英植民地化され東アフリカシリング導入する前に別通貨を発行させていました。1921年以降の銀貨は低品位.250を使用し、重量も1シリング7.7759gと意味不明なのですが理由はつかめません
1インドルピー(1.5シリング)の重量11.66÷1.5=7.773gですので、銀品位を考慮しなければ1シリングと同等の重さにはなりますが、英領インドより高レートで置き換えられています。
尚この地域の旧独領東アフリカ、英領モンバサはインドルピーと同等のコインを流通させていました。
2024.05.20追記修正
※1セント青銅貨 1956年H
※5セント青銅貨 1943年SA
※10セント青銅貨 1964年H 独立後
※50セント白銅貨 1956年
※1シリング銀貨 1925年
※1シリング銀貨 1946年SA