西インド諸島、イスパニオラ島東部の国で島の西はハイチと国境を接する。大航海時代以降のスペイン支配による酷使でインディオはほぼ絶滅し、ムラートが中心の人々が住む地域です。スパニッシュ・ハイチとして1821年の独立後も政治的に安定せず、隣国のハイチの侵攻、スペイン植民地復帰、アメリカ占領、内戦等政変が繰り返されましたが、現在は落ち着いているようです。財政再建後1937年に再導入されたペソは、米$と等価で硬貨も米国と同質のコインが発行されていましたが、1984年以降次第にインフレにより価値を下げています。中南米のコイン同様に、品位、重量の記載されたコインが見られます。
※1センタボ銅張亜鉛貨 1986年 カオナボ像
CAONABOはコロンブス到着後、反抗蜂起したインディオの首長
※5センタボ白銅貨 1963年 共和国再興100年記念
※10センタボ銀貨 1956年 インディオの女神像
※1/2ペソ銀貨 1952年