ある種の諦念を感じさせる、聡明で生命力のあるおふたり
さて本日は、今をときめく、セクシータレント対決!
実は、別々の方からリクエストをいただいたのですが、聴き比べると思った以上に面白かった!!
というわけで、Rさん、えっちゃん、山辺さんリクエストありがとうございました。
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壇蜜さん(33歳)と、大久保佳代子さん(42歳)。
おふたりとも、かなり明け透けできわどい発言をされています。
ところが、声をじっくり聴くと、印象が変わりました。
まずは、グラビアアイドルから、一気に人気に火が付いた、壇蜜さん。
噛み合せのあたりの筋肉に、力を入れてお話をさせているので、口が開きにくいようです。
そのため、口の中の空間が狭くなり、声が薄く平べったく感じられます。
中音域の高めの声。
ものすごく頭を使っている人の声、硬い人の声、という印象です。
でも、さすが。
鼻から息を抜いているので、そこに可愛い色気が出ています。
かたや、お笑い芸人の大久保佳代子さん。
鳴かず飛ばずの状態から、大ブレイク。
壇蜜さんに比べて、低音ですね。
舞台に立つことも多い方なので、口の中の空間も広く、響きもあります。
それが包容力を感じさせますし、鼻にかかった声が色気にもつながります。
声の輪郭も、はっきりしていますね。
大久保さんの声は、外はパリパリ、中身はしっとりという印象。
きわどい発言も、声の柔らかさが上手にカバーしているのだと感じました。
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おふたりの声に共通して思い浮かぶのは、「常識人」、「聡明」というワード。
経歴をネットで調べてみて、なるほど! と、納得しました。
壇蜜さんは30歳まで、さまざまな職業を体験されています。
大久保さんは、仕事のない状態が続き、3~4年前まで会社員をしていました。
社会の中で、ちゃんともがいていたという形跡が、声に表れるんですね。
たくさん傷ついてもいる。
そこに光が当たって、美しく感じられるのでしょう。
それと、有吉弘行さんの声にも感じたのですが、ある種の諦念、
「あきらめ」の要素も感じます。
たぶん、今の状況が、うたかただと「気付いている」。
終わりがあると「知っている」。
社会の中で在り方を学び、痛みも知り、自分の特性にも気付き、与えられた仕事に真摯に向き合う。
でも、それが永遠に続くわけじゃないと、どこかで、ちゃんとわきまえてもいる。
同業の方や、女性から人気が高いのも、そんな下地があるからなのでしょうね。
強くて、弱くて、常識的で、飛び抜けている、聡明なふたり。
自分自身の可能性をあきらめず、切り開いてきた生命力あるふたり。
あきらめているからこその、自己開示力であり、思いきりもあるふたり。
(自分の可能性は)あきらめずに、(執着を捨てて)あきらめる!
これ、いいな。
今日からは、あきらめずに、あきらめる。
で行ってみよう!
あなたもききみみをたてて、壇蜜さんや大久保さんの声を、
よ~く聴いてみてくださいね。