楽しい時の声♪ | 浜田真実*しげのぶ真帆 文筆と朗読の「まほろふ舎」

浜田真実*しげのぶ真帆 文筆と朗読の「まほろふ舎」

昭和の終り頃、シャンソン喫茶「銀巴里」にて歌手デビュー。平成の中頃に、心と身体を整えるボイトレ教室「マミィズボイススタイル」オープン。「声美人で愛される人になる」「説得力のある声をつくる」等出版。この頃は「しげのぶ真帆」名義で、文章を書き朗読もしています。

今朝のメルマガに書いたのだけれど、運動会で気づいた心と声の関連について。

子どもたちの懸命な競技に、他の子どもたちも、ご家族の方々もみんな声を出して一生懸命に応援音譜
でも、運動会が終わった時に、ノドが痛んで声がかれている人もきっと多かっただろうと思う。

本当はね、身体全部を使って「うれしい!」「たのしい!」という気持ちで声を出していると、どんな大きな声を出していても、あまりノドは痛まない。
だって、楽しんでいる時には、身体はゆるんでいるから。
筋肉自体が緩むの。

そして身体全体も動きやすくなっているし、呼吸も深まっているので、「きゃっほ~アップ」と叫んでも、楽に声が出せる。

ところが、普段から緊張が強かったり、ノドがしまった状態になっていると、一気に負担がかかるため、翌日には、ノドが炎症を起こして痛んだり、声がれがおこる。
筋肉の緊張が強くて、息が浅くなっている人も、要注意。

ノビノビした応援も、普段の心がけ次第ということなのだ。

子どもは、筋力が少ないし声帯もまだ弱い。
完成するのは22~23歳だから、10代前後は、本当は力んで声を出させてはいけない。
でも、身体全体で出すコツを教えてあげられれば、ノドを痛めずにしっかり声を出すこともできる。
今月は、娘の通う小学校で、学芸会前のボイストレーニングも行う予定。
楽しみ、楽しみ。

大人も子どもも、なるべく疲労を溜めこまないで、充分に休養をとって、意識的に声を出す習慣を持って欲しいな。
新聞の音読でも、ひとりカラオケでも良いので、黙ってしまわないでとにかく声を出す。
それも、存分に心地良く。
すると、声はどんどんステキに育って行く。

これからの季節は、イベントも多くなるし、人前で声を出す機会も増えるはず。
ぜひ、声を出すことを楽しんで下さいな!!