今回は、75歳以上の方を対象とした【介護予防整体】から。
当院には、アスリートに負けないくらい健康意識の高い「人生の先輩方」が多く通われています。

【リッツの臨床ノート Vol.28】
カテゴリー:介護予防整体(75歳以上)
テーマ:繰り返す「膝の水」。あえて膝に触れずに施術した理由。

【患者さんのお悩み 】

70代後半・女性

「膝に水が溜まって痛い。整形外科で水を抜いて注射をするけど、すぐにまた溜まる」

「この繰り返しで、私の足はどうなってしまうのか…と不安で来院されました」

【私の考察(臨床所見) 】
膝の水は、炎症を冷やそうとする身体の防御反応(消火活動)です。
つまり、膝に負担をかけている「火種(原因)」を消さない限り、何度水を抜いてもイタチごっこです。

彼女の足元を見て、その火種が見つかりました
冷え性を気にして、「厚手の靴下を2枚重ね履き」していたのです。

【解説:なぜ靴下が膝に悪いのか?(運動連鎖) ✍️】
1️⃣ サスペンションの停止: 本来、足の指は地面を捉えて広がり、歩く衝撃を吸収する「バネ」の役割をしています。しかし、重ね履きで指が圧迫され、その機能が完全に停止していました。
2️⃣ 膝への直撃: 足元で吸収されなかった衝撃は、そのまま上に伝わり、全て「膝関節」に直撃します。
3️⃣ 炎症の発生: その衝撃で膝の組織が炎症を起こし、結果として「水」が溜まっていたのです。

【当院でのアプローチ ✅】
私はご本人にこの仕組みを理解してもらうため、最初の2週間はあえて膝を触らずに施術しました。

足指の解放(セルフケア): 靴下を「5本指ソックス1枚」に変えてもらい、代わりに発熱ウォーマーで足首を保温するよう指導。
足指というサスペンションを使えるよう促進しました。

循環改善(ラジオ波): 膝ではなく、ポンプ作用のある「両ふくらはぎ」にラジオ波を当て、滞った水分の循環を促しました。

股関節の整復: 膝の負担を減らすため、股関節の動き(外旋)を滑らかに整えました️

【その後の変化 ✨】
1日おきに通っていただき、3週間後。 「先生、膝に触ってないのに、痛くないし水も溜まりません!」 と、驚きと喜びの声をいただきました。

現在は、膝そのものに対してもCBDオイルを用いた筋膜リリースを行い、週に1回のメンテナンスで経過良好です。

【まとめ 】
介護予防とは、ただ身体をケアするだけではありません。
不調の原因を理解し、「自分で管理する力(自立)」を養っていただくことが最も重要です。

当院の介護予防整体には、自立志向の高い先輩方が訪れます。
私も彼らのように、幾つになっても元気でいられるよう、臨床の現場で学び続けたいと思います。


今回は、当院の専門コース【バレエ整体】から。
もう10年以上診させていただいている、あるダンサーさんとのお話です。

【リッツの臨床ノート Vol.27】
カテゴリー:バレエ整体
テーマ:パッセで「腰の上」が痛む理由。

【患者さんのお悩み 】

女性バレエダンサー(通院歴10年以上)

「土曜日に、ポワントでパッセの質を高めるレッスンを頑張りすぎました」

「その後から、いつもの腰痛とは違う、腰の少し上あたりが痛くて…様子を見ても治りません」

【私の考察(即断即決) 】
彼女の身体の癖は、カルテを見なくても全て頭に入っています。
「パッセ」「ポワント」「腰の上」と聞いた瞬間に、ピンときました。

犯人は、「胸腰椎移行部(きょうようついいこうぶ)」です。
(※背骨の胸椎12番と腰椎1番の境目。身体をひねる時の重要な支点です)

【解説:パッセに潜む「ねじれ応力」 ✍️】
パッセという動作は、身体の中で複雑な力が働いています。

上下の引力: 軸足で床を「踏む力」と、頭を上に「引き上げる力」。

回旋のねじれ: 骨盤を開き(ターンアウト)ますが、顔は正面をキープします。

この時、股関節が硬くて回旋を吸収しきれないと、その「ねじれのストレス(応力)」は逃げ場を失い、上半身と下半身のつなぎ目である「胸腰椎移行部」に全て集中してしまいます。
今回は、クオリティを追求するあまり、この一点に過剰な負担がかかり、損傷を起こしていました。

【当院でのアプローチ ✅】
原因が分かれば、あとは迷いなく整えるだけです。

ラジオ波温熱療法: まず、炎症を起こして固まった患部(胸腰椎移行部)をラジオ波で深部から緩めます。

下からの積み上げ矯正: 痛い場所だけでなく、足関節 ➡︎ 股関節 ➡︎ 仙腸関節 ➡︎ 腰椎5番…と下から順に整え、最後に胸腰椎移行部をアジャストしました️

【その後の変化 ✨】
施術後、身体を動かしていただくと… 「あ、全く痛くないです!」 ご本人も私の理論を深く理解してくれているため、驚くというよりは「やっぱりそこでしたか」と納得の笑顔。

遠方からのご来院なので、この状態を保つための運動療法(宿題)をお伝えして終了しました。

【まとめ 】
長く通っていただいている患者さんは、身体の「取説(トリセツ)」が私の頭に入っているようなものです。
だからこそ、微細な変化にも即座に気づき、最短ルートで解決に導くことができます。

「先生、いつものあれが…」で通じる関係。
そんな安心感を、これからも全ての患者さんに提供できるよう精進します


『リッツの臨床ノート』、第26回をお届けします。

今回は、当院の専門コース【バレエ整体】から。
プロの男性ダンサーの症例です。

【リッツの臨床ノート Vol.26】
カテゴリー:バレエ整体
テーマ:「左の痛風」が招いた「右股関節の悲鳴」。

【患者さんのお悩み 】

プロバレエダンサー・男性

「1ヶ月前から、右股関節、腰、右内ももにかけて痛みがあり、アラセゴン(足を横に上げる動作)ができません」

「きっかけは1ヶ月前、左足の親指に痛風の発作が出てからです」

【私の考察(臨床所見) 】
痛みは「右側」ですが、原因は左足をかばったことによる「ねじれ」による代償の発生でした。

1. 負の連鎖 左足の痛風をかばって右荷重が続いた結果、元々あった「右股関節が内に入りやすい癖」が制御不能になりました。

2. ニーイン・トゥーアウトの発生 その状態で無理やりターンアウトを保とうとしたため、膝が内に入り、つま先だけ外を向く「ニーイン・トゥーアウト」という危険なアライメントが発生。 これにより、右股関節、腰、内転筋(内もも)がねじ切られるようなストレスを受け続けていたのです。

【当院でのアプローチ ✅】
この強固なねじれを解くために、以下の手順で施術を行いました。

1. 運動支点のリリース(ラジオ波) まず、運動の要である「腰椎」と「仙腸関節(骨盤)」にのみ、ラジオ波を使用。 深部の緊張を取り除き、骨格が動く状態を作ります。

2. アライメント矯正と筋膜リリース 深部が緩んだ状態で、徒手による調整を行います。

アライメント矯正: ニーイン・トゥーアウトになっていた右股関節と膝の軌道を、正しい位置へ精密に整復。

筋膜リリース: 引っ張られて癒着していた内もも(内転筋群)や腰の筋膜を、丁寧に剥がして伸縮性を取り戻しました。

【維持するための「宿題」(運動神経再教育) 】
この方は遠方からお越しいただいているため、頻繁な通院は困難です。
そこで、施術で整えた状態をご自身でキープできるよう、「パーソナルトレーニング」を指導させていただきました。

これは、重りを持つような表面的な筋トレではありません。
本来使うべきインナーマッスルに刺激を入れ、正しい身体の使い方を脳に上書きする「運動神経の再教育プログラム」です。
ご自宅でこれを実践していただくことで、次回の来院まで「良い状態」を繋いでいただきます。

【まとめ 】
怪我や病気(痛風など)が治った後も、身体は無意識に「かばう動き」を記憶してしまいます。

「痛みは消えたのに、なんか踊りにくい」 それは、脳に残った「かばい癖」が、別の場所を壊し始めているサインかもしれません。

遠方の方でも、施術とセルフケアの両輪でサポートします。
その繊細なズレ、私たちに修正させてください。


『リッツの臨床ノート』、第25回をお届けします。
今回は、成長期のお子様を見守る【こども整体】から。
解決のヒントは、お母様の説明ではなく、お子さん自身の「小さな一言」に隠されていました。

【リッツの臨床ノート Vol.25】
カテゴリー:こども整体
テーマ:お子さんの痺れ。原因は椅子の「足ブラ」でした。

【患者さんのお悩み 】

* 小学生

* 「家で椅子に座っていると、ふくらはぎがピリピリ痺れる」

* 「学校の椅子や、運動中は痛くないのに、家でご飯を食べている時だけ…」

【私の考察(ここがポイント!) 】
当初、親御さんは「成長痛でしょうか?」と心配されていました。
しかし、私はお子さんご本人とじっくりお話をしました。
子供は自分の感覚をうまく言語化できないことが多いですが、丁寧に聞いていくと… 「学校の椅子は大丈夫。家の椅子だけ、なんか嫌な感じがする」 という決定的な事実が出てきました。
そこでピンときました。
原因は身体ではなく、「自宅の椅子」にあるのではないか?と。
確認すると、ダイニングチェアに座る足は床につかず、「ブラブラ」と浮いていたのです。

【解説:神経は「引き伸ばされる」のが苦手 ✍️】
1️⃣ 重力による牽引: 足が浮いていると、足の重みで、腰から足へ伸びる「坐骨神経」が常に下へ引っ張り続けられます。
2️⃣ 血流不足(酸欠): 神経はゴムのように引き伸ばされると、栄養を送る血管が細くなり、血流が悪くなるという性質があります。
3️⃣ 症状: その結果、食事中などに長時間座っていると神経が酸欠を起こし、「ピリピリ」とした痺れを出していたのです。

【当院でのアプローチ(こども整体) ✅】
1. 環境設定(足置き): ご自宅での対策として、足元に「台(足置き)」を設置してもらい、足の裏がしっかりと接地するように指導しました。
(※膝が腰より高くならない程度に調整)
2. 骨盤調整: 施術では、引っ張られて緊張していた神経の出口である「骨盤周り」を優しく調整し、神経の通りを良くしました。

【その後の変化 ✨】
足元に台を置いたその日から、 「あれ? ピリピリしない!」 と、安心して食卓につけるようになりました。

【まとめ 】
子供の不調は、大人が思う以上に環境の影響を受けています。
そしてその答えは、お子さん自身の「言葉にならない違和感」の中にあります。

当院の【こども整体】は、単に体を揉むだけではありません。
お子さんと対等に向き合い、隠れたSOSを翻訳して解決に導きます。
「なんか変」というお子さんのサイン、ぜひ私たちに聞かせてください。

今回は、当院の専門コース【バレエ整体】から。
「手術したはずの足がまた痛む…」と、深い悩みを抱えて遠方から来院されたダンサーのお話です。

【リッツの臨床ノート Vol.24】
カテゴリー:バレエ整体
テーマ:手術後も再発した足首の痛み。原因は「右肩の下がり」と「回転の遠心力」でした。

【患者さんのお悩み 】

30代・女性ダンサー(数年前に右足三角骨の手術歴あり)

「レントゲンでは問題ないのに、また同じような痛みが再発しました」

「ルルベをすると足首の後ろが詰まり、無理していたら、何もしなくても疼くようになってしまって…」

【私の考察(探偵業務) ️‍♂️】
エコーや触診で確認すると、確かに右足首のアライメント(骨の並び)は崩れていました。
しかし、なぜ崩れたのか?

全身を観察すると、「右肩」が極端に下がっていることに気づきました。 「首や肩に違和感はありませんか?」と聞くと、「そういえば肩こりがひどいですが、足が痛すぎて気にしていませんでした」とのこと。

そこで私は、ある一つの仮説を立てて質問しました。
「ピルエットやフェッテで回る時、頭が振られる感覚はありませんか?」

彼女はハッとして答えました。
「あります! 首が回らなくて、遠心力で頭が収まらないんです」

【解説:負の連鎖メカニズム ✍️】
1️⃣ 首・肩のロック: 右肩が下がり、胸鎖関節(鎖骨の付け根)がズレていることで、首の回旋が制限されていました。
2️⃣ 回転の崩壊: フェッテなどで回る際、顔(スポット)を素早く残せないため、頭が遠心力で外に振られてしまいます。
3️⃣ 足への激突: 振られた頭の重さと遠心力が、軸足である「右足首」にガツンと乗りかかり、手術後のデリケートな関節を再び破壊していたのです。

【当院でのアプローチ ✅】
足だけを治しても、この「回転の癖」が直らなければまた再発します。

全身調整: 右肩の下がりを治すために「胸鎖関節」を矯正。
さらに、股関節と肩関節のバランスを整え、首がスムーズに回る状態を作りました。

足部の整復: ズレていた「距骨(きょこつ)」と「舟状骨(しゅうじょうこつ)」を丁寧に整復し、テーピングで安定させました。

【その後の変化 ✨】
施術後、その場でピルエットを回ってもらうと…
「痛くない! 頭がスッと入って、綺麗に回れます!」
足の詰まりが消えただけでなく、回転の軸が見違えるほど安定しました。

【アフターフォロー(LINE活用) 】
遠方で舞台も控えているため、ご自身で巻けるテーピング指導と、CBDオイルでのケアをお伝えして送り出しました。
私はいつも、施術後の患者さんのお身体がどうなったか心配でなりません。

すると二日後、LINEで嬉しいご報告が。
「痛みは半分以下になりました! ピルエットもバッチリです!」

この報告をいただけたことで、次の段階の注意点などをすぐにお伝えすることができました。

【まとめ 】
足の痛みは、足だけの問題ではありません。
当院の【バレエ整体】は、踊りの中の「動き」から本当の原因を見つけ出します。

そして、当院の公式LINEは予約のためだけではありません。
施術後の不安や経過報告など、いつでも繋がれる「安心のホットライン」として、ぜひご活用ください。
可能な限り、即時対応でサポートします!

今回は、出産という大仕事を終えたママさんから必ずと言っていいほど相談される、あのお悩みです。

【リッツの臨床ノート Vol.23】
カテゴリー:産後骨盤整体
テーマ:体重は戻ったのに、妊娠前のズボンが入らない理由

【患者さんのお悩み 】

30代・女性(産後3ヶ月)

「妊娠前の体重にはほぼ戻ったのに、昔履いていたデニムが骨盤で引っかかって入りません」

「抱っこ紐をしていると腰が砕けそうで、立っているのが辛いです」

【私の考察 】 「太ったから入らないんだ」とご自身を責めていましたが、決してそうではありません。
お身体を拝見すると、脂肪がついているからではなく、「骨盤の物理的な幅」が広がったままであることが原因でした。

【解説:なぜ骨盤は広がるのか?(生理学的メカニズム) ✍️】
これには、明確な理由があります。

1️⃣ ホルモンの影響: 妊娠中から産後にかけて「リラキシン」というホルモンが分泌され、骨盤周りの靭帯(じんたい)を緩めます。
これは赤ちゃんが産道を通り抜けるために必要な反応です。
2️⃣ 構造の変化: 靭帯が緩むことで、骨盤は左右に開き、物理的に「横幅」が広くなります。
3️⃣ ズボンが入らない理由: 体重(脂肪や筋肉の量)が戻っても、身体の「フレーム(骨格)」自体が広がったままであれば、当然、以前のサイズの服は通りません。

さらに、このグラグラと不安定な骨盤を支えるために周りの筋肉が過剰に緊張し、頑固な腰痛を引き起こしていたのです。

【当院でのアプローチ(産後骨盤整体) ✅】
ダイエット(脂肪燃焼)の前に、まずは「フレームの修復」を行いました。

骨盤の引き締め: 開いてしまった「仙腸関節(せんちょうかんせつ)」や「恥骨結合(ちこつけつごう)」を正しい位置に調整し、物理的な横幅を締めていきます。

筋バランスの調整: 妊娠中に弱ってしまったインナーマッスルを使える状態にし、骨盤を内側から支えられるようにしました。

【その後の変化 ✨】
5回目の施術後、「先生、例のデニム、ボタンが閉まりました!」と嬉しいご報告をいただきました。
骨盤が安定したことで、抱っこ時の腰痛も劇的に軽減されています。

【まとめ 】
産後の体型変化は、努力不足ではありません。
ホルモンと出産による「骨格の変化」です。

この靭帯が柔らかい産後の時期(特に産後2ヶ月〜1年以内)は、骨盤を整える「ゴールデンタイム」でもあります。
無理なダイエットをする前に、まずは広がったフレームを元に戻してあげましょう。

ママの笑顔と健康を守るために、私たちが全力でサポートします。

ちなみに私は肥満体質で最高86kg
プロフェッショナルダイエットアドバイザーのライセンスも持っていますので、自分の経験も踏まえてダイエットのご指導もさせていただきます

今回は、当院の専門コース【バレエ整体】から。
力任せに踊ってしまいがちな、男子学生さんへの重要なアドバイスです。

【リッツの臨床ノート Vol.22】
カテゴリー:バレエ整体
テーマ:「体幹を使え!」は、「腹筋を固めろ」という意味ではありません。

【患者さんのお悩み 🩰】

中学生・男子・バレエ歴5年

「先生から『もっと体幹を使って!』と注意されます」

「言われた通り、お腹にグッと力を入れて踏ん張っているんですが、逆に動きが硬いと言われてしまって…」

【私の考察 💡】
彼は真面目であるがゆえに、「体幹を使う=お腹の筋肉を固めること」だと誤解し、身体をロックさせていました。
筋肉を固めると関節の自由度が奪われ、バレエに必要な「しなやかさ」や「軸の修正能力」が失われます。

本来の体幹(コア)とは、意識的に固めるものではなく、「骨格が正しい位置にあれば、自然と機能するもの」なのです。

【解説:体幹が機能する「骨格の条件」 ✍️】
その重要な鍵となるのが、「頭の位置」です。
「耳の穴と鼻の先を結んだライン」を、地面と水平にする。 この頭位が保たれると、生理的な反応として骨盤が自然と立ち上がり、背骨の配列が整います。
この状態こそが、深層筋(体幹)が最も効率よく身体を支えている状態です。

【⚠️ しかし、ここで重要な「条件」があります】
この身体の反応を利用するには、「骨格そのものが正常に動くこと」が大前提です。

もし、
❌ 首(頸椎)や背骨の可動域が狭い
❌ 骨盤の関節(仙腸関節)の動きが悪い
❌ 股関節が正しい位置に収まっていない

このような機能不全がある状態で、いくら頭の位置を意識しても、連動性は生まれません。
身体の構造が整っていない状態で、正しい使い方はできないのです。

【当院でのアプローチ(バレエ整体) ✅】
彼の場合も、テクニックの指導以前に、まずは「身体の機能改善」から始めました。

骨格調整: バレエ特有の動き(アン・ドゥオールなど)に耐えうる、生理的な骨格の可動域を確保します。
首、背骨、骨盤の制限を取り除き、連動が起こる状態を作ります。

動作指導: 身体の機能が整った状態で初めて、先ほどの「頭の位置」を意識してもらいました。

【その後の変化 ✨】
「あ、お腹に力を入れてないのに、軸がブレない!」 骨格が整った状態で正しい意識を持つことで、初めて身体はその機能を発揮します。

【まとめ 📝】
知識として「身体の使い方」を知っていても、それを実行できる「身体の状態」になければ、パフォーマンスは上がりません。

「やり方は合っているはずなのに、うまくいかない」 そんな時は、努力不足ではなく、骨格のコンディション(可動域やアライメント)に問題があるケースがほとんどです。

当院のバレエ整体で、まずはあなたの身体を「正しく動ける状態」にリセットしませんか?



『リッツの臨床ノート』、第21回をお届けします。

今回は、テレワークの普及と共に急増している、ある「現代病」について。

【リッツの臨床ノート Vol.21】
カテゴリー:リッツ整体
テーマ:あなたのお尻、「椅子の形」に固まっていませんか?

【患者さんのお悩み 】

40代・男性・完全テレワーク

「通勤がなくなり、一日中自宅のデスクに座りっぱなしです」

「腰も痛いですが、最近、お尻がベタッと平らになって、冷たく固まっている気がします…」

【私の考察 】
最近、このような方が本当に増えています。
通勤という「歩く時間」すらなくなり、お尻の筋肉が自重で押し潰され続けた結果、血流が途絶え、「座っている椅子の形」に形状記憶されてしまっているのです。

【解説:お尻が記憶喪失に? ✍️】
1️⃣ 殿筋健忘症(でんきんけんぼうしょう): お尻の大殿筋は、本来は歩くための強力なエンジンです。しかし、座りっぱなしで潰されていると、脳が「お尻はただのクッションだ」と勘違いし、力の入れ方を忘れてしまいます。
これを専門用語で「殿筋健忘症」と呼びます。
2️⃣ 不調の連鎖: エンジン(お尻)が動かない分、腰や太ももが代わりに頑張りすぎてしまい、頑固な腰痛や代謝低下を引き起こすのです。

【当院でのアプローチ(リッツ整体) ✅】
固まったお尻は、ただ揉むだけでは奥まで届きません。
そこで、「深部温熱」と「構造改革」を組み合わせました。

ラジオ波温熱療法: まず、手技では届かない深層筋に「ラジオ波」をあて、深部からトロトロに温めて緩めます。
冷えて固まった油を溶かすイメージです。

骨盤矯正: 緩んだところで、倒れてロックしていた骨盤(仙腸関節)を調整し、エンジンがかかりやすい正しい角度に戻しました。

【まとめ (予防の具体策)】
施術後、「お尻がポカポカして、久しぶりに感覚が戻った!」と喜んでいただけました。

ご自宅では、仕事の合間に「立ってお尻の穴をキュッと締める(5秒キープ)」運動をお願いしました。
これだけで、脳に「お尻は筋肉だよ!」と思い出させることができます。

「座り仕事だから」と諦める前に。
ラジオ波で深部からリセットして、眠ったエンジンを再起動させませんか?



今回は、当院の専門コース【バレエ整体】から。
バレエを頑張る学生さんなら一度はぶつかる、あの「感覚」のお話です。

【リッツの臨床ノート Vol.20】
バレエ整体 テーマ:「引き上げ」は、筋肉じゃなく”神経”で鍛える。

【患者さんのお悩み 】

高校生・バレリーナ

「先生に『もっと引き上げて!』と言われるけど、感覚が分かりません」

「あばらを締めようとすると肩が上がるし、ルルベ(つま先立ち)でふくらはぎがパンパンになる…」

【私の考察 】
彼女は一生懸命、腹筋や背筋を鍛えていました。
しかし、問題は「筋力が足りない」ことではなく、「スイッチを入れる場所が違う」ことでした。

「あばら」「みぞおち」「下っ腹」。
これらを個別に意識しようとすると、どうしても力んで肩が上がったり、アウターマッスルが固まったりしてしまいます。
本当に意識すべきは、もっと奥にある*骨盤底筋(こつばんていきん)」です。

【解説:なぜ骨盤底筋なのか? ✍️】
1️⃣ 自動スイッチ: 骨盤底筋(お尻の穴の奥にある筋肉)が締まると、連動して自然と「下っ腹」に入り、「みぞおち」が安定し、「あばら」が締まります。
2️⃣ 運動神経の再教育: 筋トレというと「重いものを持ち上げる」イメージですが、バレエ整体で指導するのは「脳からの指令を、正しく筋肉に伝える(神経を通す)」トレーニングです。
これは、小さな負荷で回数をこなす方が効果的です。

【当院での提案(感覚入力ドリル) ✅】
「引き上げ」の正体を身体に覚え込ませる、簡単なドリルを指導しました。

▼【タオル(ボール)挟みドリル】

仰向けで膝を立て、内ももにタオルかボールを挟みます。

内ももを閉じていきます。(お尻が浮きそうになる感覚があればOK)

【ここが重要!】
その「お尻が浮きそうな感じ」を、あえて床に押さえつけるように我慢しながら、内ももを閉じ続けます。

すると…下っ腹やみぞおちに、グッと力が入るのが分かりますか? この感覚こそが、正解の「引き上げ」です。

【まとめ 】
この感覚を、
①仰向けで膝立て →
②仰向けで脚を伸ばす →
③立って行う
とステップアップさせることで、踊りの中でも使えるようになります。

「引き上げなきゃ」と力むのではなく、正しいスイッチをパチンと入れるだけ。
当院の【バレエ整体】では、こうした「感覚の翻訳」を行い、あなたのパフォーマンスをサポートします。

感覚が掴めないダンサーの皆さん、ぜひ試してみてください。

『リッツの臨床ノート』、第19回をお届けします。
カテゴリーは「アスリート整体」です。

今回は、病院での診断と、実際の痛みのギャップに苦しんでいた、あるテニス愛好家のお話です

テーマ:「テニス肘じゃない」と言われたその激痛。内側が痛む”本当の理由”

【患者さんのお悩み 】

40代・男性・テニス愛好家

「テニスをするたびに右肘の内側が痛くて病院に行ったんですが…」

「医師からは『外側じゃないからテニス肘(上腕骨外側上顆炎)ではないね』と言われ、湿布をもらっただけ」

「でも、プレーするとやっぱり痛いし、むしろ悪化している気がして…」

【私の考察 】
一般的に「テニス肘」というと「外側(バックハンドエルボー)」を指すことが多いため、そう診断されたのでしょう。
しかし、臨床現場では「内側」を傷めるテニスプレイヤーも非常に多いのです(いわゆる野球肘と同じ箇所)。

これは、フォアハンドやサーブ、スマッシュといった「腕を曲げる動作」で、肘の内側に強烈な牽引力がかかっている証拠☝️
私は原因を3つのレベルで分析しました。

1️⃣ 道具: ガットが硬すぎる、あるいはラケットのスペックが現在の筋力に合っていない。
2️⃣ フォーム: 打点が体に近すぎて、肩や体幹を使えず、肘から先だけで振る「手打ち」になっている。
3️⃣ 身体の連動(最重要): 全身のバランスが崩れ、踏ん張りが効かず、運動連鎖が肘に負担がかかっている。

【当院でのアプローチ(専門的施術) ✅】 恐縮ながら道具やフォームのアドバイスもしつつ、私は「身体の構造改革」に全力を注ぎました。

組織修復: 既に微細断裂を起こしている肘の内側には、『ショックマスター(圧力波)』を照射し、組織の再生を強力に促しました。

全身調整(私の視点): ここがポイントです。右肘のバランスを取るために、あえて「対側(左側)の膝」からアプローチしました。
投球やスイング動作は、対角線の連動(クロスモーション)で成り立っています。
左膝の踏ん張りを整えることで、右肘への負担を劇的に減らすことができます。

筋膜リリース&ホームケア: 肩甲骨から指先までの癒着をトリートメントし、ご自宅では『CBDケアオイル』で練習後の炎症鎮静をお願いしました。

【その後の変化(寛解) ✨】
施術開始から2週間(6回目)。
「先生、今日はテーピングなし、アームスリーブだけで最後まで楽しむ事ができました!」と、嬉しい報告をいただきました。

【まとめ 】
診断名が何であれ、そこに痛みがあるなら、必ず「構造的・機能的な原因」があります。

「テニス肘じゃない」と言われて行き場を失っていた痛み。
肘だけでなく、膝や道具までトータルで見直すことで、解決の糸口は見つかります。
諦めずに、一度ご相談ください。