
今回は、県2位の強豪校で戦う【高校生ハンドボール選手】とのセッション。
怪我を単なる「マイナス」で終わらせない、アスリートのアップデートについてのお話です。
【リッツの臨床ノート Vol.38】
カテゴリー:アスリート整体
テーマ:「親指を治療していないのに、痛くない」
【悩み】(患者目線) ♂️
ディフェンスで相手と接触し、非利き手の親指を負傷。
「昨日はテーピングをすればプレーできたけれど、今日机に手をついた時にまた痛みが走った」
動かすたびに響く痛みで、プレーに集中しきれない状態でした。
【考察】(私目線)
観察すると、親指の外転(開く動き)が30度ほどで運動痛が発生していました。
しかし、私が注目したのは「利き手の状態」です。
本来90度開くべき生理的角度が、健康なはずの利き手でも80度ほどしかありません。
つまり、今回の怪我は「運が悪かった」だけでなく、「元々親指の広がり(遊び)がない、傷めやすい条件が身体側にあった」ことが、痛みの根本原因だと特定しました。
【解説:なぜ親指以外を触るのか?】
負傷した親指を守ろうとして、肩から肘、前腕の屈筋群(腕の筋肉)がガチガチに固まっていました。
この「腕のロック」が、親指を常に根元から引っ張り続けていたのです。
そこで、親指には一切触れず、肩から前腕の「筋膜リリース」を実施。
その後、改めて親指の動きを確認してもらうと……
「えっ、親指を治療していないのに、もう痛くない!」 ✨
腕の緊張という「引っ張り」を解いたことで、親指が本来の自由を取り戻した瞬間でした。
【解決策:怪我を「進化」の機会に】 ✅仕上げに手関節の支点を矯正し、親指の関節を優しく整え、テーピングで安定させました。
彼にはこう伝えました。
「怪我をしたリハビリの期間こそ、自分の身体の摂理を理解し、使いこなすための大切な時間だよ」
【まとめ】
痛みを取ることは通過点に過ぎません。
身体の仕組みを理解し、怪我をする前よりもアップデートされた状態でコートに戻ること。
それこそが、強豪校で戦うアスリートに必要な「知性」です
一日も早く、最高のパフォーマンスでハンドボールを楽しんでもらえるよう、これからも全力でサポートします!
正輝、頑張れよ








