eSIM (イーシム)の「e」は「embedded埋め込まれた」の略ですが

もちろん実際に形のあるSIMカードが

iPhone内に埋め込まれているわけではなく

通話やSMS(電話番号に送るショートメール)や

「モバイルデータ(ネットやiMessageやLINE等)」を

iPhoneで使うために必要な情報を

「SIM (シム)カード」の様な物体を通さず

直接iPhoneに覚えてもらう仕組みです。

こちらでは

手にとって持てる形が無いのをeSIM、

実際にプラスチックなどの形があるSIMを

SIMカードと呼びます。

SIMカードは「物理的なSIMカード」とも呼ばれています。

SIMカードは、現物を手に入れて

iPhonの中に入れなければいけませんが

eSIMは、その手間が省けます。

SIMカードの様になくす心配もなく便利なので

アメリカでは去年発売されたiPhone14から

SIMカードを挿し込むトレイが無くなり

eSIMしか使えない様になりました。

 

ヨーロッパで売られているiPhoneは

まだSIMカードトレイがついているので

SIMカードが使えます。

また、中国本土で売られているiPhoneはeSIMが使えないそうです。

 (香港で売られているiPhoneではeSIMが使えます。)

 

eSIMが使えるようになったのは

iPhone XSやiPhone XRからです。

(もちろんAndroidスマートフォンでも使えます。)

 

詳しい情報はAppleサイトをご覧ください。

 

 

 

 

各国別eSIM通信事業者リスト

 

このリストはeSIMの設定方法で仕分けされているので

ずっと下まで見てください。

 

 

 

どれがプリペイド(契約無しで使える前払い)に対応しているかは

それぞれの通信事業者のウェブサイトでチェックするしかありません。

上のAppleのウェブサイトでは、それぞれの通信事業者の名前から

それぞれのウェブサイトに行けます。

契約のいらない「プリペイド」eSIMの場合、

電話番号がもらえない、つまり

音声通話やSMSができない「モバイルデータ」のみの場合もあります。

このブログで常々記録しているUbigi (ユビジ)もその1つです。

 

 

 

 

 

 

ただし

ヨーロッパのプリペイドSIMカードの方は

電話番号がもらえる物がほとんどで

英国では購入に身分証などは要らず

街のあちこちで少額で買えます。

それらのSIMカードを買った後に

使いたい分の代金をTopUp (チャージ・課金)します。

英国に住所があれば、

通信事業者のウェブサイトで注文して

SIMカードを無料で送ってもらうこともできます。

詳しくは、以前のブログをどうぞ。

基本的に、英国のプリペイドSIMカードでは

「契約(ポストペイ=後払いで毎月代金が引き落とされる)」でできる事は

「プリペイド(契約は無く使いそうな分だけ先に前払いする)」でも

全部(或いは大体)できます。大差ありません。

 

私はプリペイドSIMカードとeSIMで

毎月8百〜千円くらいしか使っていません。

通話はWhatsAppやLINEやFaceTime など

SMSではなくiMessageやLINEやWhatsApp を

使うので家のWi-Fiで全てできるため

通話料などを払う必要が無いのです。

 

 

 

SIMロックフリーとは

 

iPhoneで様々なeSIMを使うためには

iPhoneが「SIMロックフリー」であることが必要です。

SIMロックは

iPhoneが、どこか一社のSIMしか使えない様に

鍵をかけているという意味です。

逆に「SIMロックフリー」は英語では「Unlocked」

SIMロックされていないという意味です。

日本では「SIMフリー」と縮めて言われる事がありますが

これは英語的には「SIM無し」という意味

つまり逆の印象を与えるので、ちょっとモヤります(笑)(笑)

 

iPhoneがSIMロックされているか否かは

この「設定」画面でわかります。

 

「設定」アイコンを軽くさわり

image

 

設定画面を下にたどって「一般」に行き

 

 

「一般」の「>」を触って更に下までたどり

 

「情報」の「>」をさわります。

ちなみに、ここは

自分のiPhoneの中身の情報がチェックできる非常に重要な場所です。

 
ここに「SIMロックなし」とあれば
どんなeSIMでもSIMカードでも使えます。
 
日本では2021年10月1日から
SIMロックが法律で禁じられているので
現在売られているiPhoneは
SIMロックされていないはずです。
 
 

eSIMの設定方法

 
eSIMの設定方法は各通信事業者によって異なりますが
一般的に通信事業者にeSIMを申し込むと
手順の指示が送られてくるので
それに従うだけです。
リンクが送られて来て、それをクリックすると
自動的にeSIMがインストールされる方法や
QRコードが送られてくる方法など様々です。
また便利なアプリをまずインストールして
そこからeSIMを設定する方法もあります。
どれも大体
「インストールしますか」などと
iPhoneちゃんが聞いてくるので、承諾すれば
あとはiPhoneちゃんが全てやってくれます。
 

SIMとeSIM設定の注意

 
ちなみにeSIMは8枚までiPhoneちゃんに
記憶してもらえますが、
実際に使えるのは同時に2枚までです。
 
設定画面のモバイルデータにeSIM含めSIMの情報が載っています↓

 

例えば、2枚のSIMのモバイルデータの代金に差があって
使い分けたい場合は「モバイルデータ通信の切替を許可」をオフにしましょう!↓
グレーになっているのがオフ
緑になっているのがオンです。
 
また、モバイルデータ代金を抑えたい場合は
この「iCloud Drive」とi「Cloudバックアップ」も
オフにしておいてください!↓

 

 

SIMカードの交換

 
SIMカードの入れ替えが苦手なかた、あるいは
やったことが無いかたは結構いらっしゃるようです。
ここで、ふつつかながら
ちょっとしたコツをお伝えしようかと思います。
まず
iPhoneを買う時に箱の中に
この「キー」が入っているはずですが
そのままだと無くなりやすいので
紐やコードなどをつけておくと安全です。

 

 

SIMカードを挿し込むトレイは↓これです。↓

 

 

このトレイの右端にある穴の部分を

キー(無かったら安全ピンなど)で押します。

ここは、結構、強めに押しても大丈夫です!

 

 

押すとトレイが少しだけ出てくるので

指でつまんで、そろそろと引っ張り出します。

 

 

SIMカードが見えてきました!

完全に引っ張り出します。

裏と表を覚えておきましょう。

 

 

この金属板に見えるところに

iPhoneを使うための情報がつまっています!

傷つけないように注意しましょう。

 

交換したい新しいSIMカードを

古いSIMカードと同じ向きに差し込みます。

この時、軽くパチっとハマる感覚がありますし

この状態で何かが突起している事はありません。

完全にフラット(平らか)です。

もし、キチンとハマっていなかったら

スムーズに挿し込めません。

挿し込む時に何かつっかかるようでしたら

向きが間違っている可能性があります。

絶対に無理やり挿し込まないでください。

 

SIMカードトレイは各iPhoneモデルで

微妙に大きさが違うので使い回しはできません。

以前

我が家の夫が

サブで使っていたiPhoneが使えなくなったというのでチェックすると

iPhone6SにiPhone6のSIMカードトレイを

間違って挿し込んでいたのでした。

しっかり出っ張っているのに気がつかない夫って…???!!!

 

 

アメリカのプリペイドeSIM

 

アメリカに住む友人に聞かれたので

プリペイドeSIMについて調べてみましたが

T-MobileではプリペイドeSIMが使えます。

また

この「ハナセルHanacell」でもプリペイドeSIMを扱っています。

日本語サポートもあって便利そうです。

 

 

↑ ↑ ↑

T-Mobile の情報も載っています。

 

ちなみにHanacellは1年間たった8米ドルの維持費で

日本の携帯番号が持てるSIMカードも扱っていて

私も去年日本で快適に使いましたし今も持っております。

 

 

 

 

テーマ「iPhone今さら聞けない」

 

 

 

心の底からオススメ

 

昨日のブログでもオススメしましたが

 

12月12日に発売されたばかりのiPhone入門書

「大人の」に、シニアへの上から目線を感じるのですが

年齢とは関係ありませんから!

SNSを活用しているか否かと

iPhoneの仕組みを知っているか否かも関係ありません。

最近

「使いこなし」という表現がよく使われますが

これも上から目線に感じます(笑)。

ただ、いわゆるマニュアル本を読むと

気が付いていなかった新しい機能が見つかったり

以前できなかったことができる様になっているのに気づくので

iPhoneの可能性が更に拡がって楽しくなります!

 

 

こんな事もブログっております