未だ昨年に劇場で観た映画さえも全てをブログ記事化出来ていない状態ですが、今月の7月4日(火)に、この夏の期待作のひとつとして、父親と一緒に観に行って来た、考古学者インディ・ジョーンズの冒険譚を描くアドベンチャー映画シリーズの15年振りの新作であり、今回で最終章とも言われている第5弾。
先月6月30日(金)から日米同時公開のこの『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』ですが、私が鑑賞前のSNS投稿での評判では手厳しい評価も一部で散見していたので気懸かりではあったのですが、実際に観てみますと、予想以上に面白かったので、先ずは、取り急ぎ、この作品を紹介させて頂こうかと思います。
今年度の20本目の劇場鑑賞作品。
(今年度のイオンシネマ草津での15本目の劇場鑑賞作品。)

「御年81歳のハリソン・フォードによるインディ・ジョーンズ役の有終の美(23.7/4・2D字幕版)」
ジャンル:アクション/アドベンチャー
原題:Indiana Jones and the Dial of Destiny
製作年/国:2023年/アメリカ
製作会社:ルーカスフィルム / ウォルト・ディズニー・ピクチャーズ
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
公式サイト:https://www.disney.co.jp/movie/indianajones-dial.html
上映時間:154分
上映区分:一般(G)
公開日:2023年6月30日(金)
原作(キャラクター創造):ジョージ・ルーカス / フィリップ・カウフマン
製作:スティーブン・スピルバーグ / キャスリーン・ケネディ / フランク・マーシャル / サイモン・エマニュエル
撮影:フェドン・パパマイケル
音楽:ジョン・ウィリアムズ
脚本:ジェームズ・マンゴールド / ジェズ・バターワース / ジョン=ヘンリー・バターワース
監督:ジェームズ・マンゴールド
キャスト(配役名):
ハリソン・フォード(インディアナ・ジョーンズ) / フィービー・ウォーラー・ブリッジ(ヘレナ・ジョー:バズの娘) / マッツ・ミケルセン(ユルゲン・フォラー) / アントニオ・バンデラス(レオナルド:潜水士) / ジョン・リス=ディヴィス(サラー) / トビー・ジョーンズ(バジル・ショー:愛称バズ) / イーサン・イシドール(テディ) / ボイド・ホルブルック(クレーバー) / トーマス・クレッチマン(ウェーバー大佐) / シャウネット・レネー・ウィルソン(メイソン:CIA捜査官)/ オリヴィエ・リヒタース(ハウケ) / カレン・アレン(マリオン・レイヴンウッド) / マーク・キリーン(ポンティマス) / ナセル・メマルツィア(アルキメデス) その他

【解説】
ハリソン・フォード演じる考古学者インディ・ジョーンズの冒険を描くアドベンチャー映画の金字塔「インディ・ジョーンズ」シリーズの第5作。前作から15年ぶりの新作となり、過去4作でメガホンをとったスティーブン・スピルバーグはジョージ・ルーカスとともに製作総指揮を務め、「LOGAN ローガン」「フォードvsフェラーリ」のジェームズ・マンゴールド監督にメガホンが託された。
考古学者で冒険家のインディ・ジョーンズの前にヘレナという女性が現れ、インディが若き日に発見した伝説の秘宝「運命のダイヤル」の話を持ち掛ける。
それは人類の歴史を変える力を持つとされる究極の秘宝であり、その「運命のダイヤル」を巡ってインディは、因縁の宿敵である元ナチスの科学者フォラーを相手に、全世界を股にかけた争奪戦を繰り広げることとなる。
宿敵フォラー役を「ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密」「アナザーラウンド」など国際的に活躍するデンマークの名優マッツ・ミケルセン、インディとともに冒険を繰り広げるヘレナ役をドラマ「Fleabag フリーバッグ」「キリング・イヴ Killing Eve」のクリエイターとしても知られるフィービー・ウォーラー=ブリッジが務める。
そのほか、「レイダース 失われたアーク《聖櫃》」「インディ・ジョーンズ 最後の聖戦」にも登場したサラー役のジョン・リス=デイビスがカムバック。
スペインの名優アントニオ・バンデラスも出演する。
シリーズおなじみのテーマ曲を手がけた巨匠ジョン・ウィリアムズが引き続き音楽を担当。
(以上、映画.comより、引用抜粋。)


前作『クリスタルスカルの王国』での汚名返上に期待!
15年前に公開された前作『インディ・ジョーンズ/クリスタルスカルの王国』も、1989年の第3作目の『インディ・ジョーンズ/最後の聖戦』以来19年ぶりの続編だったために、あの2008年当時でも年齢的にも、「この第4作目で終わりだ。」と誰もが思っていたと思われますが、まさか今になって、撮影時、御年80歳のハリソン・フォードによるアクション巨編が製作されて観られるとは誰も予想だにはしなかったでしょうね。
ただ、前作の第4作目の『インディ・ジョーンズ/クリスタルスカルの王国』(2008年)では、冒頭の原子爆弾の実験における放射能に対する軽視や、終盤の肝心の冒険のクライマックスで、SF調が過ぎすぎるような、まさかのUFOの出現などの演出の点で、半ばシラけてしまった部分も多分にあったので、私も、今作での出来映え次第で、ハリソン・フォードによるインディ・ジョーンズ役の勇退に本当に相応しい作品になればと期待をしていました次第でした。

あらすじ
冒頭は、第二次世界大戦末期の1944年。
インディ・ジョーンズ(ハリソン・フォード)はナチスが略奪した秘宝「ロンギヌスの槍」を友人のイギリス人考古学者バジル・ショー(トビー・ジョーンズ)と共に奪還しようとする最中、ナチスの科学者フォラー(マッツ・ミケルセン)が偶然に見つけた別の秘宝「アンティキティラのダイヤル」を偶然手に入れるのでした。


時が経ち、1969年。
インディは大学で考古学の教鞭を執ってはいますが、生徒達はまともに授業を受ける気もなく、世間ではアポロ計画による月面着陸から帰還した宇宙飛行士たちに注目が集まっている中、インディは寂しく大学教授の職の定年退職を迎えるのでした。

そんな時、インディは旧友の考古学者バジル・ショーのひとり娘ヘレナ(フィービー・ウォーラー・ブリッジ)が訪ねて来て話を持ちかけられたことを切っ掛けに、かつて手に入れた「アンティキティラのダイヤル」の調査を依頼されるのでした。
同時期に元ナチスの科学者フォラーもかつてインディに奪われたダイヤルを取り戻すべく、ナチスの残党と共に動き出していたのでした・・・。
といったイントロダクションから始まる冒険譚でした。
冒頭のアクションからワクワク!
冒頭の第二次世界大戦末期のインディとナチスとの戦いのシーン。
爆発、銃撃戦、格闘。走る列車の上で延々と続くアクション。
御年81歳を迎えるはずのハリソン・フォードがあまりにも若くて驚かされますが、CG技術を駆使して若返らせたそうですが、そんなにも違和感はない。

同じく宿敵役のナチスの科学者フォラー役のマッツ・ミケルセンもCG技術で若返らせているとのこと。

鳴り響くのは映画音楽の巨匠ジョン・ウィリアムズによる「レイダース・マーチ」。この音楽が流れると相変わらず、やはりワクワクとさせられます。
1969年を舞台に、世界各地を飛び回るアクションのつるべ打ち状態。
時が流れ、1969年。
年相応にだらしない裸体をさらけ出し、老いたインディが登場。
妻マリオン(カレン・アレン)は出て行ってしまって独り暮らし。
モーニングコーヒーにドボドボとウィスキーを注ぎ込んで飲む。ついつい独り身だとこうなってしまいがち。
若き日のインディとのギャップが実に残酷な演出。

そんな中、大学教授を引退する彼を、若い女性(フィービー・ウォーラー・ブリッジ)が訪ねてくる。彼女はヘレナ。冒頭でインディとともにナチスと秘宝を奪い合い戦った旧友の考古学者バジル・ショー(愛称:バズ)のひとり娘であり、インディが名付け親でもありました。
彼女は父が研究していた「アンティキティラのダイヤル」こと、かのアルキメデスが作ったとされる強力な力を秘めた「運命のダイヤル」を探していたのでした。

この後からは息をつく間もないほどのアクションのつるべ打ち状態へ。
インディにヘレナ。そして屈強な手下を引き連れたナチスの残党であるフォラーたちが、「運命のダイヤル」を奪い合うべく壮絶なチェイスを繰り広げるのでした。

アメリカのニューヨークからモロッコ経て、そしてイタリア・シチリア島に至るまで。

自動車やバイクはもちろん、馬、小型三輪タクシーのトゥクトゥクに、船、果ては飛行機までもを使って。

往年の様なアクションのテンポと年相応に見劣りするアクションのスピード感に好感。
第1作目の『レイダース/失われたアーク《聖櫃》』(1981年)の公開から約42年を経て、日進月歩で途絶えることのないCG技術の進歩や数多くのスタントマンの起用、或いは編集の上手さも相俟って、一見しますと、ハリソン・フォードの動きも往年のアクションともほぼ変わらないようにも見えます。
アクション自体も派手で激しく、テンポも速い。
しかしながら、かつては目まぐるしいほどだったアクションのスピード感はやや見劣りする面もあるなど、御年81歳のハリソン・フォードの年相応以上のアップテンポなアクションではありながらも、アクションにおけるスピード感の点で、老体に鞭打っているような雰囲気も醸し出しているのが逆に魅力的にも感じられて好感が持てました。

スティーブン・スピルバーグ監督の降板を受けて、今作の脚本・監督を担当したジェームズ・マンゴールド監督の魅せ方が上手かったこともあるのでしょうね。
シリーズ集大成的な作品としての演出の妙。
シリーズの集大成的な作品でもあるため、ヘビの代わりに噛みつきウナギの群れや無数のムカデが襲うシーンの演出など、過去のシリーズの名場面や設定を形を変えて再現しているといった、様々なセルフパロディも楽しかったですね。
また、第1作目の聖櫃を巡る争奪戦や第3作目での聖杯探索に協力した古くからのインディの友人で、エジプトの発掘屋のサラー(ジョン・リス=ディヴィス)も集合し、今作が同窓会的な作品になっていた点も嬉しかったです。

今作の終盤のトンデモSF調は許容範囲。
そして今作もいつもの通り、終盤はオカルト風やSF調へとお話しが展開していきますが、今回の「時の裂け目」云々はSFチックながらも私的には、あの前作の『インディ・ジョーンズ/クリスタルスカルの王国』でのUFOの出現といったトンデモ演出のシラけ具合に比べれば、今作は充分に許容範囲でしたし、面白かったです。
その他諸々雑感。
それにしても今回の作品がルーカスフィルムがウォルト・ディズニー社に買収されて以降、インディ・ジョーンズの初のシリーズ作品となっていますが、あのDisney傘下の作品となった割りには、善良な市民をあまりにも殺し過ぎな点が気になりましたが、ナチスの残党の残忍さを表現するにはあの程度の殺戮シーンは致し方なかったのでしょうか(汗)


また、宿敵ナチスの科学者フォラー役のマッツ・ミケルセンのナチス親衛隊のSS軍服のコスプレなども含め、その好演が実に輝った作品ではありましたが、折角の出演だった、スペインの名優アントニオ・バンデラス演じたレオナルドという潜水士の役柄がいまいち勿体なかった点は観客の皆さんもほぼ同意見だった事でしょうね(汗)

それと、前作で登場したインディの息子マット・ウィリアムズ役のシャイア・ラブーフが、私生活において幾多の逮捕歴・素行不良などの問題を抱えてるとは言え、その扱いに苦慮したにせよ、今作での、所謂「ナレ死」といった扱いは正直なところ残念でしたね。
出来れば、今作でも、もうちょっと何かしら彼の役柄も活かして欲しかったですね。

▲前作『インディ・ジョーンズ/クリスタルスカルの王国』(2008年)より。
また、ジェームズ・マンゴールド監督が観客に観せておきたいシーンが、あまりにも多かったからかも知れないですが、実際の話、私が観に行ったイオンシネマの場合には、いつも予告編・企業CMがかなり長いので、上映時間:本編154分+15分と見積もったとしても、約3時間近い上映時間になるので、一緒に観に行った父親などは途中でトイレに駆け込んで行くなど、これまでの約2時間ほどだったインディ・ジョーンズのシリーズ作品と比べると、年配者にはちょっと厳しい長尺な作品になっていたかも知れないですね。
本当に、次々と多くの年配の観客が途中で席をトイレに中座していましたからね。
私的評価:★★★★☆(90点)
日米同時公開直後、私が鑑賞前のSNS投稿での評判では手厳しい評価も一部で散見していたので気懸かりではあったのですが、実際に観てみますと、蓋を開けますと、予想以上に面白かったので、上記に述べたような「その他諸々雑感。」に記したような勿体ないと思われた演出や残念だった意見もありますが、私的な評価としましては、五つ星評価的には、全体的に観れば、★★★★☆(90点)の高評価も相応しい作品だったかと思いました次第です。

○「インディ・ジョーンズと運命のダイヤル」本予告編【インディが人生をかけて探し求めた秘宝“運命のダイヤル”とは…】6月30日 全世界同時公開!
○ハリソン・フォード主演!『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』特別映像
○インディ・ジョーンズ・セレクション/Indiana Jones Selection
ハリソン・フォードによるインディ・ジョーンズ役の勇退記念として、過去4作品の公式パンフレットなどを収録した「インディ・ジョーンズプログラムコレクション2023」も思わず奮発して購入。

▲「インディ・ジョーンズ:プログラムコレクション2023」(税込価格:3,960円)。
今回も最後までブログ記事をお読み下さり有り難うございました。