「冬の京都のいいとこ取りのご当地恋愛映画(16.12.19・劇場)」
ジャンル:ラブ・ストーリー
製作年/国:2016年/日本
配給:東宝
公式サイト:http://www.bokuasu-movie.com/
上映時間:111分
公開日:2016年12月17日(土)
監督:三木孝浩
出演:福士蒼汰、小松菜奈、東出昌大、大鷹明良、宮崎美子、山田裕貴、清原果耶、野間口徹ほか
お友達の好みの恋愛映画と、私が観たい映画の好みが珍しくピッタリと合致(苦笑)した事もあり、今回は、スタンプカード6つ押印に伴う無料観賞券を活用して、深夜遅くまでのレイトショーでしたが、滋賀県草津市のイオンシネマ草津まで劇場観賞に行って来ました。
【解説】
七月隆文の同名ベストセラー小説を、「ストロボ・エッジ」の福士蒼汰&「バクマン。」の小松菜奈共演で実写映画化したファンタジックラブストーリー。「僕等がいた」「アオハライド」など数々の青春ラブストーリーを手がけてきた三木孝浩監督と脚本家の吉田智子が再タッグを組み、京都の風光明媚な景色を背景に20歳の男女の甘く切ない純愛を描く。美大生の南山高寿(たかとし)は、通学電車の中で見かけた女性・福寿愛美(えみ)に一目ぼれする。勇気を出して声を掛け、会う約束を取りつけようとする高寿だったが、愛美はなぜか泣き出してしまう。意気投合した高寿と愛美は付き合うことになり、幸せな日々を過ごしはじめるが、そんなある日、高寿は愛美から信じられないような秘密を明かされる。(映画.comより引用)
叡山電鉄の電車内での、いきなりの南山高寿(福士蒼汰さん)の一目ぼれシーンから映画が始まるという始まり方も新鮮な感じがしましたね。
映画のタイトルは、たしか、その後、随分とお話しが進行してから、福寿愛美(小松菜奈さん)が<秘密>をメモした手帳を南山高寿が読んだあとに流れたと記憶していますが、その点で、何故、この作品がこんなにも覚えにくい長いタイトルなのかも、その理由も理解出来たうえで、ようやく映画の題名が流れるっていうのも発想もなかなか良かったですね。
肝心の映画の方ですが、<時間の流れ>の法則を、高寿(たかとし)の通う美大の教室内の黒板に書いた愛美(えみ)の説明図のみで説明していましたが、当初は、この法則がモヤモヤして意味合いがよく解らなかったのですが、深く突き詰めて考えると、時間軸の捉え方におかしな箇所も全くなくはなかったのですが、あくまでもファンタジーと割り切って観ると、実に切ない恋愛映画で、気が付けば、私のお友達のみならず、不覚にも私までもが大泣きしてしまっていました。
今作は、福士蒼汰さんファンの女性の1人である私のお友達は別にしましても、もう直ぐ50歳にもなる私のようなオジサンが観る映画では決してないのかも知れないですが、私も若い頃は、絵を描いており、大学は流石に美大には進学せずに一般の私立大学に進学したのですが、この映画の高寿の通う美大・京都木野美術大学のモデルになっている京都精華大学にはよく大学時代に、この大学に進学した友人を訪ねて遊びに行ったりしていたので非常に想い出深かったので、是非とも観たくなった次第でした。
また、京都市内周辺の風光明媚な景色を巡るご当地映画ということもあり、今回は、あまり私は得意な方ではない学園物の恋愛映画ではありながらも、是非とも観たいという気持ちが強くなった気もしましたね。
それと、ご当地映画ということから、例えば、東寺のそばに位置する京都みなみ会館に映画を観に行くのに、三条大橋で待ち合わせっていうのはどうにも有り得ない設定だとか、長年、京都に住む者からは、ロケ地の位置関係があまりにも離れ過ぎていたのが気になりましたが、そう言えば、ちょっと前の京都市内がご当地映画の『マザーウォーター』(2010年)も、ロケ地の位置関係がちょっとギクシャクしていたりしていたのが気になりましたが、ロケハンの際に見映えの良い場所を繋ぎ合わせているだけで、他の都市を描写したご当地映画も、おそらく、ご当地のいいとこ取りをしたような、こんな感じなんでしょうね。
原作小説は未読なのですが、そこの辺りの京都市内の地理の位置関係はちゃんとしているのかも知れないですけれどね(汗)。
それと京都に長年住んでいながらも、高寿が愛美に愛の告白をする地でもある、京都府立植物園のXmasイルミネーションがあんなにも綺麗だとは知らなかったので、是非とも、私も機会を作って、観に行きたく思いましたね。
脚本が上手いのか、<秘密>が明かされて以降の描写は、涙がポロポロ流れて来て困るほど、実に切なくて、このカップルの境遇が可哀想過ぎるのに、一所懸命に健気に振る舞う姿が本当に涙を誘う作品でしたね。
お話し的にはネタバレにならない程度に<秘密>に関して記しますと、決して若返るお話しではないのですが、どことなくブラッド・ピット&ケイト・ブランシェット主演の『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』(2008年)のお話しを彷彿させるような<秘密>をもったカップルの切ない恋愛模様を描いた作品でしたね。
それと、エンディングロールにて、back number の歌う主題歌の「ハッピーエンド」も切なさを更に倍増させる効果もあって、あの泣き虫の元フィギュアスケーターの織田信成さんじゃないですが、涙が溢れて来て困りましたね。
●back number - 「ハッピーエンド」Music Video
そりゃ、こんな顔で見つめられたら惚れちゃいますよね(^^)v
で、私的な評価と致しましては、
恥ずかしいほどに、すごく大泣きをさせられるほどの感動作でしたが、高寿と愛美との<時間の流れ>の法則の在り方が、いまいちモヤモヤ感が抜けない点を差し引きまして、五つ星評価中の四つ星の★★★★(80点)くらいが相応しい作品かと思いました。
HALU6700@HALU7100映画『#ぼくは明日昨日のきみとデートする。』鑑賞。予想以上に切な過ぎる展開に不覚にも思わず大泣き。京都のロケ地の名所の位置関係が各々離れ過ぎな点が気になりましたが中々の感動作!映画が終わった時点で午前0時。お友達を家まで送り帰宅し… https://t.co/DlGsIKkjst
2016年12月20日 03:05
HALU6700@HALU7100#ぼくは明日昨日のきみとデートする 。を観て、ふと思ったのですが、ちょっと前のブラピの映画『ベンジャミン・バトン数奇な人生』(2008年)にも似て非なる様な切ない恋愛映画でしたね。当初はタイトル名が覚えにくくて困っていましたが、映… https://t.co/C60Qp3j9WD
2016年12月20日 03:14
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2016年12月18日 20:17
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今回も最後までブログ記事をお読み下さり有り難うございました。