2025年国際博覧会(万博)の開催地を決める博覧会国際事務局(BIE)総会が11/23(金)、フランス・パリで行われ、加盟国による投票の結果、ロシア(エカテリンブルク)との決選投票により、大阪誘致を掲げていた日本が開催地を獲得した。大阪での大規模万博開催は1970年以来、55年振り2回目。国内での開催は2005年愛知万博以来、20年振りとなる。
今回、55年振りとなる、大阪万博(正式名称:大阪・関西万博)の決定の道を拓いた事に因み、未だ劇場鑑賞済みでブログ記事化していなかった作品の中から、今更ながらですが、10/26(金)に、イオンシネマ京都桂川で劇場鑑賞してきた、長編ドキュメンタリー映画『太陽の塔』について、備忘録的に記録に残しておこうかと思います。
▲2018/11/24(土)付・讀賣新聞・夕刊
「太陽の塔のドキュメンタリーというより各界の著名人のインタビュー集的な作品(18.10/26)」
製作年/国:2018年/日本
配給:パルコ
公式サイト:http://taiyo-no-to-movie.jp/
上映時間:112分
公開日:2018年9月29日(土)
監督:関根光才
キャスト:
出演:織田梨沙(縄文の少女役)
インタビュー出演:赤坂憲雄、安藤礼二、糸井重里、植田昌吾、大杉浩司、奥山直司、嵩英雄、唐澤太輔、小林達雄、コンチョク・ギャムツォ師、佐藤玲子、椹木野衣、シャーラプ・オーセル師、ジャスティン・ジャスティー、菅原小春、春原史寛、関野吉晴、舘鼻則孝、千葉和彦、Chim↑Pom、土屋敏男、中沢新一、長野泰彦、並河進、奈良利男、西谷修、平野暁臣、マユンキキ
※50音順・敬称略
率直な感想と致しましては、
冒頭の映画の始まり方。『2001年宇宙の旅』の猿が道具を使うシーン或いは『猿の惑星』における自由の女神像のシーンの様な、縄文人の少女(織田梨沙)と太陽の塔との対比の映像はすごく良かったのですが、その後は、延々とインタビュー映像が続く構成だったので、観続けるのがしんどいのが正直な作品でした。
一応、50頁にも亘る小冊子のような劇場パンフレットにも採録してあるように、9つに章立てたドキュメンタリー映画とはなっていますが、各界の著名人の論客によるインタビュー映像が連続する構成なので、面白味は少ないかも知れないですね。
第1章・万博(EXPO)、第2章・創造(CREATION)、第3章・太郎(TARO)、第4章・起源(ORIGINS)、第5章・支配(SYSTEM)、第6章・神話(MYTH)、
第7章・共鳴(RESONANCE)、第8章・曼荼羅(MANDALA)、第9章・贈与(GIFT)
【解説】
1970年に開催された大阪万博のシンボルとして芸術家の岡本太郎が制作し、万博終了後も大阪のシンボルとして愛され続け、2018年3月には48年ぶりに内部の一般常時公開も始まった巨大モニュメント「太陽の塔」のドキュメンタリー。
日本中が高度経済成長に沸く中で、「人類の進歩と調和」をテーマに掲げて開催された大阪万博。
岡本太郎は、異彩を放つ約70メートルの塔にどんな思いを込め、何と戦い作り上げたのか。
当時、岡本太郎の周辺で太陽の塔の事業に関わっていた人びとの証言、さまざまな分野の専門家やアーティスト、クリエイターのインタビューなどによって、岡本太郎からの、そして太陽の塔からのメッセージを検証していく。
監督は安室奈美恵、AKB48、Mr.ChildrenのMVや数々のCMを手がけ、公募によって選ばれた映像ディレクターの関根光才。
(以上、映画.comより、引用抜粋。)
NHKなどが所蔵しているような記録映像とは一線を画してはいるものの、芸術論に止まらず、社会学・考古学・民俗学・哲学の結晶としての岡本太郎氏について、太郎氏に影響を受けた人々をはじめ各界の著名人、総勢29名の論客によるインタビューを敢行。
社会学・考古学・民俗学や哲学の教授、また美術・芸術の研究家など様々なジャンルの専門家やアーティスト、クリエーターが、それぞれが抱く「太陽の塔」のルーツ。即ち、何のために創ったのか。また「太陽の塔」が目指す未来像までも、この塔が持つメッセージについて、各々が分析・考察したことを話し、解き明かすべく延々とインタビュー映像を繋ぎ合わせたインタビューフィルム集とも呼べる内容でした。
▲ダンサーの菅原小春さん。
リアルタイムで大阪万博に行った世代のみならず、大阪万博に行ったことがない若い世代(例えば、社会的アーティスト集団のChim↑Pomや、ダンサーの菅原小春など)までをも含む各界の著名人が侃々諤々(かんかんがくがく)と弁を奮っていました。
▲岡本太郎氏の巨大壁画「明日の神話」
また、この「太陽の塔」と対になる、巨大壁画「明日の神話」についてまで踏み込んで言及し、1970年の大阪万博当時には、実は、原爆の悲惨さを表現したキノコ雲などの展示スペースが空中層である屋上階にあったことを足掛かりとして、話しは、あの忌まわしき2011.3.11の東日本大震災における福島第一原発の事故にまで及ぶものでした。
岡本太郎氏が、あの太陽の塔の背中に記された<黒い太陽>が<もう1つの太陽>として原子力エネルギーに警鐘を鳴らす、反原子力エネルギー的な思想だったのは、生前の太郎氏の言葉からも確かなようですので、社会学・政治学的考察としては正しいのかも知れないですが、ただ、流石に、それを論客達が反原発における<錦の御旗>の如く、自分達の思想に結びつけて結論付けてしまうのはあまりにも早急過ぎるでしょうし、如何なものかとも思ったりもしました。
私自身も、チェルノブイリ原発事故以降、また、地震国ニッポンにおいて、3.11におけるフクシマの事故の例もありますから、危険を度外視した無碍な原発推進には否定的な考えを持ってはいますが、だからといって、それを主張し論ずるのに、安易に、岡本太郎氏や太陽の塔と結びつけるのはちょっと違う様な気もしました。
岡本太郎氏の巨大壁画「明日の神話」の一部分に、福島第一原発の事故の絵を書き足し加えた、社会的アーティスト集団のChim↑Pomの行為は器物損壊罪などの違法行為ではあるものの、それ自体は面白く感じましたが、同時に、そういった自らの主義主張と岡本太郎氏とを短絡的に結びつけて欲しくもないとも思いました。
岡本太郎氏の遺した書籍やインタビュー集、テレビやCMなどの出演画像からの引用もあり、太陽の塔のルーツとして、私的には、チベットの曼荼羅絵や縄文文化との関わりがあることも初めて知ることが出来て、大変勉強にはなりました。
▲川崎市岡本太郎美術館学芸員の大杉浩司さん、佐藤玲子さん。
ただ、岡本太郎氏の多くの研究者や川崎市岡本太郎美術館の学芸員の人達からすれば至極当然の事でも、私からすれば後付け解釈的な気がしてならなかったり。
また映画自体が約2時間弱もインタビュー映像が延々と続くので、映画を観に行った日は睡眠不足も手伝ってかやたら眠くて仕方がなかったですね。
劇場のあちこちでイビキが聞こえて来ていましたし、岡本太郎氏や太陽の塔とは、少々かけ離れた持論を展開する哲学者、思想家やアーティストも中には居たような気もしないでもなかったですから、イビキが館内にこだまするのも致し方ないのかも知れないですね。
私的な評価と致しましては、
映画.comでもYahoo!映画の投稿サイトでも、平均評価は5点満点中2点台といったあまりにも散々な結果ですが、私の場合には、そこまでも酷い映画とは思いませんでしたが、たとえ岡本太郎氏が、いくら第5章の<支配性(SYSTEM)>の項などにて、自発的隷従を好み、自ら相互監視や規制推進をしてしまう日本人の民族性を否定していたとしても、岡本太郎氏を反社会的あるいは左翼的思想者として都合の良いように利用しているのではないかと、このドキュメンタリー映画自体が曲解されても致し方ないとは思いましたし、また、岡本太郎氏や太陽の塔に興味がある人であっても、かなり小難しい内容にも思えるインタビュー集だったので、正直なところ、「つまんない。しんどい。」という意見が大半だったのも頷けるドキュメンタリー映画だったかも知れないですね。
従いまして、私的な評価でも五つ星評価的には、あまりにも学術的な内容の濃さと反比例して、面白さ度合いが少な過ぎた点を鑑みて、あくまでも、映画としての面白さ度合いを指標にしますと、三つ星評価の★★★(60点)位の評価しか付けられなかった次第です。
あくまでもインタビュー映像集としての資料映像としては良いのかも知れないですが、娯楽性はほとんど皆無と言って良い映画だったので、こんな手厳しい評価になってしまいました。
ただ、48年ぶりに塔内展示の<生命の樹>が公開されるに至った今年にこのドキュメンタリー映画が公開されたというのもあるでしょうが、今のこの時代だからこそ、この映画が製作されたのも解った様な気もする作品でした。
HALU6700@HALU7100
#イオンシネマ京都桂川 でドキュメンタリー映画『#太陽の塔』鑑賞。岡本太郎氏に影響を受けた人々など総勢29名へのインタビューで構成された芸術論、社会学、考古学、民族学、哲学の結晶として、太陽の塔の存在意義を解き明かす長編ドキュメン… https://t.co/poiOYRwc3w
2018年10月26日 16:14
HALU6700@HALU7100
社会学・民俗学・宗教学・哲学的なアプローチなどから「#太陽の塔」の存在意義を問う論客が多い中、岡本太郎氏による「#明日の神話」という反原爆を描いた巨大壁画と対を成して、もう一つの太陽(原子力)を手にした日本国民しいては人類への警鐘… https://t.co/w8j4plnWM4
2018年10月26日 19:55
MBSニュース@mbs_news
“大阪万博”開催決定で号外配布 JR大阪駅前 #mbs #ニュース #関西 #MBSニュース https://t.co/VgkWqfLVvA
2018年11月24日 13:05
MBSニュース@mbs_news
2025年“大阪万博”開催決定 これまでの道のりとこれからの期待と課題は… #mbs #ニュース #関西 #MBSニュース https://t.co/ii6aIPYNuE
2018年11月26日 19:45
Yahoo!ニュース@YahooNewsTopics
【万博ソング意欲?トータス松本】 https://t.co/LM96mEAHLo 「ウルフルズ」のトータス松本が2025年大阪万博開催の決定に大喜び。自身のラジオ番組で「作ってくれとは言われてないけど、作るよ、勝手に」と、「万博ソング」制作に意欲を示した。
2018年11月24日 20:10
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今回も最後までブログ記事をお読み下さり誠に有り難うございました。



























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