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HALUの映画鑑賞ライフのBlog

~映画鑑賞雑記帳 &京都・滋賀の季節の歳時記 & 読書などのお気儘ライフ~

先月末に観た『エジソンズ・ゲーム』をはじめ、今月に観た、ドキュメンタリー映画『ビッグ・リトル・ファーム 理想の暮らしのつくり方』や、『ワンダーウォール劇場版』、『エレファント・マン4K修復版』などの作品の感想を未だブログ記事化出来ていない状況ではありますが、先ずは、Twitterキャンペーンで今作品のムビチケが当選していながらも、新型コロナウィルス禍の影響で、長らく公開延期になっていた映画『ステップ』が、当初の公開予定日から3ヶ月以上を経た7月17日からようやく公開に漕ぎ着けてくれまして、京都府内の公開館のひとつである、イオンシネマ京都桂川まで、年老いた父親と共に鑑賞してきましたので、この作品について感想をUPしたいと思います。

 

今年度の22本目の劇場鑑賞作品。

 

 

「シングルファーザーと一人娘の10年の足跡(20.7/22)」

ジャンル:人間ドラマ

製作年/国:2020年/日本

配給:エイベックス・ピクチャーズ

公式サイト:https://step-movie.jp/

上映時間:118分

上映区分:一般(G)

公開日:2020年7月17日(金)

(※新型コロナウィルス禍により4月3日(金)から公開延期による)

監督:飯塚健

キャスト:

山田孝之、田中里念、白鳥玉季、中野翠咲、伊藤沙莉、川栄李奈、岩松了、日高七海、角田晃広、片岡礼子、広末涼子、余貴美子、國村隼

 

 

【解説】

妻に先立たれて男手ひとつで娘を育てるシングルファーザーと、母親を亡くし父と2人で人生を歩む娘の10年間の足跡を描いた重松清の同名小説を、山田孝之主演で映画化。結婚3年目、30歳という若さで妻の朋子に先立たれた健一。

妻の父母から1人娘の美紀を引き取ろうかと声をかけてもらったが、健一は妻と時間をともにした妻の気配が漂うこの家で、娘と天国にいる妻との新しい生活を始めることを決める。

娘の美紀の保育園から小学校卒業までの10年間、さまざまな壁にぶつかりながらも、亡き妻を思いながら、健一はゆっくりと歩みを進めていく。

山田が自身初のシングルファーザー役を演じるほか、國村隼、余貴美子、広末涼子、伊藤沙莉、川栄李奈らが顔をそろえる。

 

監督は「虹色デイズ」「大人ドロップ」の飯塚健。

 

(以上、映画.comより、引用抜粋。)

 

 

重松清さん原作の同名小説を山田孝之さん主演で映画化した作品。

新型コロナウィルス禍による影響で公開延期になる以前に実施された試写会でもなかなか評判が良かったらしい作品だった事から、かなり期待をして観に行きましたが、期待通りの「清々しい良い映画」でした。

劇中に、不思議なくらいに本当に悪い人が全く登場しない、周りの環境にも恵まれた、実に幸せな男の物語だと思いました。

 

 

勿論、結婚して娘が産まれてから未だ2歳にもならないうちに、早くに妻を亡くした悲しみを背負ってはいるものの、そこから彼は実に周囲の人にも恵まれるのでした。

 

 

娘のために親身になってくれる、保育士のケロ先生(伊藤沙莉さん)。妻亡き後も、実の息子のように接してくれる義父母(國村隼さん、余貴美子さん)に、義理の兄夫婦、勤務先の総務部の仕事仲間に、元上司の営業部長(岩松了さん)、そして何よりも、成長すればするほど生意気にもなるけれど、しっかりとした娘の美紀。

 

 

そんな周囲の人達にも支えられ、そして支えるといった関係を良好に築けるのも、ひとえに、山田孝之さん演じる武田健一役の人柄によるものかも知れないですね。

 

 

重松清さん原作のシングルファーザーの物語と言えば、あの名作の『とんび』が有名ですが、あの作品は「昭和」のブルーカラーのひとり親の親父と一人息子の成長を描いた作品でしたが、差し詰め、この映画『ステップ』は、「平成・令和」のホワイトカラーのシングルファーザーを描いた物語であり、営業職から総務部への異動や、時短勤務やフレックスタイム勤務制度などの採用など、ある程度の規模の福利厚生の整った企業の正社員でないとなかなか得るのが難しい好待遇を前提とした映画とも言えるかも知れないですね。

 

 

また、あの『とんび』のお話しの際もそうでしたが、何故、保育園や小学校では子供に自分の母親の顔を描かせるような授業をするのでしょうね。

 

 

それにしても、まだ2歳のうちからかなり無理をしているのが見え隠れする美紀のしっかりぶりが、あくまでもフィクションとは知りながらも、心配で仕方がなかったですね。

 

 

そういった事を感じさせるほど、2歳当時の美紀役を演じた中野翠咲ちゃんの演技が上手かったという事かも知れないですね。

 

 

また、ポスターにもなっている、6歳~8歳当時の美紀役を演じた白鳥玉季ちゃんの演技も上手かったでしたね。

 

 

9歳~12歳当時の美紀役の田中里念ちゃんになってから、急に反抗期というか、素直さが少なくなる設定になっていましたが、田中里念ちゃんがあまりにも大人びているせいか小学生よりも中学生っぽい雰囲気で、あのタレントの藤田ニコルさんをついつい思い浮かべて観ていました。

 

 

また、斎藤奈々恵役演じる広末涼子さんも、本当に幸せになって欲しくなるような良い役柄でした。

 

 

特に、主人公の武田健一役扮する山田孝之さんは義父の村松明役の國村隼さんとの関係が妻亡き後も良好なのが素晴らしかったですね。

 

 

ホロリとするシーンも多々ありましたが、あの昭和を舞台にした名作『とんび』ほどにボロボロに泣くことはなかったのですが、本当に清々しい気持ちになれる良い映画でした。

 

でも、決してホロリとするシーンばかりでもなく、元上司の営業部長役の岩松了さんが毎回気に掛けてくれて、昼食に誘って下さる時に限って、主人公の武田健一(山田孝之さん)は食事を済ましたばかりという設定が、あまりにものタイミングの悪さに笑いを誘われました。

 

 

また、その昼食のシーンの際に、毎回カメオ出演していたのは中川大志さんのようでしたので、エンディングロールで確かめると、確かに「中川大志」という名前が書かれていましたね。

※中川大志さんの熱烈なファンでしたらば必見かも?!

 

 

私的な評価としましては、

当選したムビチケで観るのが申し訳ないくらいに、期待通りの良い映画でしたのですが、あの名作『とんび』ほどには泣けなかったので、五つ星評価的には、ほぼ満点の四つ星半評価の★★★★☆(90点)の高評価も相応しい作品でした。

(※因みに、私の父親曰く、「この作品ならば満点評価でも良いくらい気持ちが良い映画やったなぁ!」と申しておりました。)

 

 

○映画『ステップ』7月17日遂に公開/予告編

 

 

 

○秦 基博/在る Music Video

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今回も最後までブログ記事をお読み下さり誠に有り難うございました。

2012年に放送され、第52回モンテカルロ・テレビ祭でゴールドニンフ賞(部門最優秀賞)など数々の賞を受賞した、重松清さん原作の名作ドラマ『とんび』が、NHK・BSプレミアムに再び登場!

 

今夜7月25日(土)NHK・BSプレミアム午後9:00~11:26一挙放送。

 

トラック運転手・ヤス(堤真一さん)が妻の死を乗り越えて、息子のアキラ(池松壮亮さん)とともに成長していく、汗と涙と愛の物語。

 

 

感動の昭和のシングルファーザー物語が、再び登場!

 

舞台は昭和37年、瀬戸内海に面した広島県備後市。

運送会社で働くヤスは、待望の長男・アキラが誕生し、人生最高の喜びに浸っていた。

 

しかし、その幸せは、妻・美佐子(西田尚美さん)の突然の事故死によって無残にも打ち砕かれるのでした。

 

不器用ながらも、アキラを育てていくヤス。

 

それは、彼自身が幼くして父親に捨てられた悲しみと、妻を助けられなかった後悔を乗り越えていく闘いでもあったのでした。

 

あえてデジタル技術は使用せず、手間暇かけた手作りの美術セットの中、俳優陣が躍動する映像はまさに「昭和」の風景。

 

ヤスの幼なじみのたえ子(小泉今日子さん)や照雲(古田新太さん)のほか、登場人物はみな決して豊かではなく、心に傷を持ちながら、それでも力強く生きていく。

 

まさに日本人の<原風景>を再確認できる作品です。

 

NHK・BSプレミアムにて前後編各73分の2本立てで、今夜7月25日(土)午後9時~11時26分に一挙放送されます。

つきましては、平成・令和のシングルファーザーの物語が、映画『ステップ』であるならば、昭和のひとり親の感動物語が今作『とんび』とも言えますので、出来る限り、予約録画されるか若しくはリアルタイムで是非ご覧下さい!

 

 

 

 

 

※見逃された御方は、U-NEXTからでも視聴可能です。

 

 

 

今回も最後までブログ記事をお読み下さり誠に有り難うございました。

未だ先月末日に観た『エジソンズ・ゲーム』についての感想もUPしておりませんが、とりあえず、先ずは、今月の映画の日の7月1日(水)に、滋賀県大津市の大津アレックスシネマで劇場鑑賞してきました『ANNA/アナ』についての感想をUPさせて頂きます。

 

今年度の18本目の劇場鑑賞作品。

 

 

「本当の自由への戦い(20.7/1・2D字幕)」

ジャンル:アクション

原題:ANNA

製作年/国:2019年/フランス=アメリカ合作

配給:キノフィルムズ=木下グループ

公式サイト:http://anna-movie.com/

上映時間:119分

上映区分:PG12

公開日:2020年6月5日(金)

(※新型コロナウィルス禍により5月8日(金)から公開延期による)

監督:リュック・ベッソン

キャスト:

サッシャ・ルス、ルーク・エヴァンス、キリアン・マーフィー、ヘレン・ミレン、アレクサンドル・ペドロフ、レア・アボヴァ、エリック・ゴドン

 

 

【解説】

「ニキータ」「レオン」「LUCY ルーシー」など、戦うヒロインを主人公にした作品を数多く手がけてきたリュック・ベッソン監督がロシア出身のスーパーモデル、サッシャ・ルスを主演に迎えてメガホンを取ったアクション。

1990年、ソ連の諜報機関KGBによって造り上げられた最強の殺し屋アナ。ファッションモデルやコールガールなどさまざまな顔を持つ彼女の最大の使命は、国家にとって危険な人物を消し去ることだった。

アナは明晰な頭脳と身体能力を駆使し、国家間の争いをも左右する一流の暗殺者へと成長していく。

そんな中、アメリカCIAの巧妙なワナにはめられ危機に陥ったアナは、さらに覚醒。

KGBとCIAがともに脅威する究極の存在へと変貌していく。

 

アナ役のルスのほか、オスカー女優のヘレン・ミレン、「ワイルド・スピード」シリーズのルーク・エバンス、「ダークナイト」のキリアン・マーフィらが脇を固める。

 

(以上、映画.comより、引用抜粋。)

 

 

率直な感想としましては、すごく面白かったです。

もしも上半期の間に鑑賞していれば、間違いなく今年の上半期映画ベスト10にも食い込んできた作品だったと思えるほどでした。

当初は、時間軸の往き来が激しくて、やや分かり辛い部分がある編集でしたが、二転三転する騙し騙され合いの応酬の脚本を活かすべく、先に結果を描いた後で、時間軸を戻して種明かしをする手法の演出を利かした編集方法が、逆に効果的に活きてきて、観客も同じように騙された気分に浸れましたので、中盤以降は映画に入り込めて、かなり面白く感じました。

 

 

お話しの流れ的には、

1985年、モスクワ。諜報活動を行っていたアメリカのCIA局員たちがソ連のKGBによって一掃される。

1990年、モスクワの市場でマトリョーシカを売っていた女・アナ(サッシャ・ルス)がモデルのエージェントに声を掛けられて、アナMとしてフランスのパリでモデルデビューを果たすのでした。

 

 

彼女は関係を迫ってきた武器商人から情報を得た後、撃ち殺すのでした。

 

 

実はアナはKGBに訓練された女スパイだったのでした。

 

 

3年前、底辺暮らしのアナは、DV彼氏ペーチャの暴行恐喝事件に巻き込まれるのですが、それをきっかけに、KGBの局員アレクセイ(ルーク・エヴァンス)から入局を打診されるのでした。

 

 

1年の訓練のあと、KGBのナンバー2・オルガ(ヘレン・ミレン)の面接を受けたアナは、5年後の自由の身を目標として暗殺任務をこなしていくのでした・・・。

と言ったイントロダクションの映画でした。

 

 

オルガによるKGB採用の最終試験で、5分で40人を倒す超絶アクションシーンが目玉でしたが、キレッキレのアクションには本当に度肝を抜かれました。

 

 

 

 

両親を亡くし、自暴自棄になり底辺暮らしをしていた女が、ひょんなことからKGBに入局。約束を果たす気のないKGBの対応を見て、CIAに寝返りすると思いきや、やがて知性と技術を駆使して、短いながらも完全なる自由を勝ち取るまでを描いた、リュック・ベッソン監督&脚本の女スパイものの快作。

 

 

まさにリュック・ベッソン監督のお家芸とも呼べる作品ではなかろうか。

 

 

ロシアのモデル出身の女優サッシャ・ルスが178センチの長身を活かして、細くて長い手足を振り回し、華麗に殺戮劇を繰り広げる様子は、まさに女性版ジョン・ウィックとも言えるでしょうね。

 

 

また、底辺暮らしをしていた頃のチンピラのDV彼氏ペーチャとの絡みの過去のシーンが挿入されている部分のみが時間軸的の往来的に、あそこだけ多少浮いて見えてしまった感もありました。

 

ただ、あえて、あの様な時間軸にしたのは、あの過去の描写をはじめに見せてしまうとアナの素性のミステリアスな雰囲気が薄れてしまうのと、導入部から今作のような入り方をした方がお話しに流れにスピード感が生まれるからかも知れないですね。

 

 

またDV彼氏ペーチャ(アレクサンドル・ペドロフ)がメルセデス・ベンツを盗んで乗り回すシーンを挿入することで、リュック・ベッソン監督のお得意のカーアクションも、ここぞとばかりにド派手に盛り込もうとしたのかも知れないですね。

 

 

アナが殺し屋として活躍するだけでなく、『プリティウーマン』さながらにファッションモデルとして成り上がっていく過程も見応えもありました。

 

 

またアナの表向きの恋人は同性モデル仲間のモード(レラ・アボヴァ)。丸刈りに近いモードもすごく可愛かったのですが、アナにゾッコン過ぎて、最後は可哀想過ぎましたね。

 

 

オルガは最初、アナを「ハニートラップにしか使えない」と見下していたのですが、結果的にそれに引っかかってしまった感もあるKGBのアレクセイ(ルーク・エヴァンス)とCIAのレナード(キリアン・マーフィー)のキャラ立ちも良かったですね。

いかにも肉食系男子のKGBと草食系っぽいCIAの対比も微笑ましく、遠隔操作されて二人が鉢合わせになるシーンには配役の豪華さも相まって、それこそ滑稽で面白かったでしたね。

 

 

ヘレン・ミレンがオルガ役なので、最終的なオチは分かる人には分かるのかも知れないですが、私には分からなかったです。

女スパイではありながら、肌の露出などは少ないながらも、アクションシーンは圧巻の一語に尽きましたし、同じ女スパイもの映画でも、シャーリーズ・セロン主演の『アトミック・ブロンド』(2017年)やジェニファー・ローレンス主演の『レッド・スパロー』(2018年)よりも、私個人的には今作品の方が断然面白かったでしたね。

 

 

○『アトミック・ブロンド』(2017年)

 

 

 

○『レッド・スパロー』(2018年)

 

 

 

 

ただツッコミどころというか、脚本面で細部についてよくよく考えてみると、一流のスパイながらも拳銃の弾が入っているかどうかの確認を2度もミスするなど、脚本的に「なんで?」と思うシーンもちょっとばかりありもしましたが、そもそもが、あまり深く考えて観てはいけない映画なんでしょうね(汗)。

 

 

 

従いまして、私的な評価としましては、

細かい点に目をつむれば、二転三転する騙し騙されのどんでん返しの連続でなかなか面白い作品でしたので、五つ星評価的には、四つ星評価の★★★★(80点)の評価も相応しい作品かと思いました。

 

 

 

計28曲収録のエリック・セラ氏によるオリジナル・スコアのサウンドトラック盤もなかなか良かったですよ。

 

 

○映画『ANNA/アナ』予告編|5.8(FRI)公開

 

 

 

○映画『ANNA/アナ』<レストランで大暴れ>編|本編映像

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今回も最後までブログ記事をお読み下さり誠に有り難うございました。