『シャクラ』(2023年) #TOHOシネマズ二条 #ドニー・イェン #谷垣健治 #シャクラ | HALUの映画鑑賞ライフのBlog

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昨年末に、映画ブロガーのバッカスさんからお教え頂いていた、あのドニー・イェン製作・監督・主演×谷垣健治アクション監督による武侠映画『シャクラ』を単館上映しているTOHOシネマズ二条ですが、1月5日(金)の公開日から公開二週目に入ると、1日1回上映になっていたので、久しぶりになりますが、慌てて、TOHOシネマズ二条へ1月18日(木)に劇場鑑賞に出向いて来ました。

 

今年度の2本目の劇場鑑賞作品。

(今年度のTOHOシネマズ二条での1本目の劇場鑑賞作品。)

 

 

 

「ドニー・イェン製作・監督・主演×谷垣健治アクション監督による武侠映画(24.1/18・2D劇場)」

ジャンル:武侠/時代劇

原題:天龍八部之喬峰傳 Sakra

製作年/国:2023年/香港・中国合作

配給:ツイン

提供:ツイン / Hulu

公式サイト:https://sakramovie.com/

上映時間:130分

上映区分:一般(G)

劇場公開日:2024年1月5日(金)

製作:ドニー・イェン / ウォン・ジン

総監督:ドニー・イェン

アクション監督:谷垣健治

監督:カム・カーワイ

キャスト(配役名):

ドニー・イェン(喬峯) / チェン・ユーチー(阿朱) / リウ・ヤースー(阿紫) / ウー・ユエ(慕容復) / カラ・ワイ(阮星竹) / チョン・シウファイ(段正淳) / グレース・ウォン(康敏=馬夫人) / ドー・ユーミン(白世鏡) / レイ・ロイ(慕容博) / チョイ・シウミン(鳩摩智) その他

(以上、劇場用パンフレットより引用)

 

 

【解説】

「ジョン・ウィック コンセクエンス」「ローグ・ワン スター・ウォーズ・ストーリー」などのハリウッド大作でも活躍する香港のアクション俳優ドニー・イェンが、製作・監督・主演を務めた武侠アクション。

香港を代表する武侠小説家・金庸の長編小説「天龍八部」を原作に、4人の主人公のうちの1人である無敵の武芸者・喬峯(きょうほう)の活躍を描く。

丐幇(かいほう)の幇主・喬峯は人々から慕われる英雄的存在だったが、副幇・馬大元殺しの濡れ衣を着せられてしまう。

さらに漢民族ではなく契丹人であるという出自まで暴かれて丐幇を追放された喬峯は、自分を陥れた人物を探すとともに、自身の出生の真実を突き止めるべく旅に出る。

 

しかし彼の行く手には、さらなる罠が仕掛けられていた。

武林最強の技「降龍十八掌」を駆使して刺客たちを次々と倒していく喬峯だったが……。

実写映画「るろうに剣心」シリーズなどのアクションシーンを手がけた谷垣健治がアクション監督を務めた。

 

(以上、【解説】は、映画.comより、引用抜粋。)

 

 

昨年末より映画鑑賞記録のブログを始められたバッカスさんからの公開情報にて、昨年から観に行きたいと思っていた「ドニー・イェン製作・監督・主演×谷垣健治アクション監督による武侠もの作品」だったのですが、公開後から、その評価が賛否両論大きく分かれているので、実際に劇場鑑賞するのはどうしようか迷っていたのですが、上映回数も激減してしまい、やはり気になって劇場鑑賞してきました。

 

  あらすじ

 

詳しいあらすじについては、以下の、映画.comの高橋直樹氏による『シャクラ』に関する《映画評論・批評》をお読み下されば、よりあらすじについての理解も深まるかと思います。

 

 製作、監督、主演を務めるドニーが演じるのは、契丹人でありながら漢人として育てられた喬峯(きょう・ほう)。少年時代に少林寺の玄苦大師(ツァオ・シーピン)に師事し、幇主となって宋の民を守護するまでに成長した陰翳深い英雄である。 11世紀、外圧が迫り恩讐が渦巻く宋。吐蕃国の鳩摩智(チョイ・シウミン)は、姑蘇の慕容博(レイ・ロイ)への供え物として大理国の段誉を密かに護送する。旅籠旅籠で一行を待ち受けていた喬峯は、義兄弟の契りを結ぶ段誉の救出に成功する。 義に厚く誰よりも勇敢、武芸にも秀でた彼は誰からも慕われる男。だが、「喬峯が副幇主の馬大元(イム・ワー)を殺した」と妻の康敏(グレース・ウォン)が訴え、一通の手紙を執法長老(ドー・ユーミン)に渡す。そこには本人も知らない契丹人という出自が記されていた。 更に育ての親、少林寺の師匠が何者かに襲われ、現場にいた彼に殺人容疑が降りかかる。“異民族の極悪人”の烙印を押され、長老や仲間、少林寺の僧らが瞬時に敵となる。 四面楚歌に追い込まれた喬峯だが、自らが繰り出した大金剛拳によって瀕死の状態に陥った阿朱(チェン・ユーチー)を救うために、謀殺の気勢を上げる猛者が集結している聚賢荘へと向かう。絶体絶命の窮地に喬峯はどう立ち向かうのか…。 開巻直後の鳩摩智との手合わせで喬峯と周辺人物の関係性を紐解くや、謀反人扱いされた正義漢の奮闘が猛スピードで綴られていく。陰謀渦巻く中、傷つきながらも超絶回復力でひたすら突進する様は痛快の極み。弱き者と同胞は傷つけず、我を信じてくれるただ一人の女性を守り抜く。         (原文のまま一部分のみ引用抜粋)

 

 

 

 

 

  ”武侠もの”とは・・・。

 

※尚、「武侠もの映画」の解説については、以下の映画ブロガーのバッカスさんの映画『シャクラ』のブログ記事をお読み下されば、簡潔な文章で、かなり分かり易いかとも思いますので、参考までにバッカスさんの記事を貼り付けておきますので、是非ご一読下さればと思います。

 

 

 

  感想

 

率直な感想としましては、

ドニー・イェンをはじめとする派手なアクションシーンはそれなりに面白く観ることが出来ました。

ただ、私の場合には、今回の『シャクラ』の原作の長編武侠小説「天龍八部」の基礎的な知識も全く知らない上に、お話しがあまりにも駆け足で展開がすごく早過ぎるので、読むのも難しい漢字の名前や台詞などの字幕を目で追うのにただただ必死でアップアップしていたのが正直な感想でした(汗)

 

 

それと、ドニー・イェン演じる喬峯(きょうほう)は、クンフーというよりも気功(で良いのかな?)の使い手であるのは分るのですが、あたかもあの「ドラゴンボール」の"カメハメ波”的な演出で、その点はやや漫画チックでもあり微笑ましかったですね(笑)

 

 

それと、ワイヤーアクションについては、私も決して嫌いではないのですが、家屋の屋根屋根を飛ぶように空を駆けていくシーンは、浮世離れし過ぎて、ちょっとやり過ぎな感じもしないではなかったですね(汗)

 

 

この映画『シャクラ』を鑑賞後になって、公式サイトを閲覧したり、谷垣健治アクション監督によるYouTube動画を視聴したりしましたが、「(ドニー・イェンは)、この武侠小説を基にした中国版のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のような壮大な構想をしているらしい」というコメントを目にしましたが、そうなると、かなり面白そうですが、私の場合には、それ以前に、先ずは多岐に亘る各登場人物の相関関係や背景事情をよく把握しておく必要があるかも知れないですね(汗)

 

 

特に女優陣がなかなかの綺麗どころを配役していたのも印象的で、最後は、続編も有りきかのような終わり方をしていましたが、その中でも特にお綺麗だった阿朱役を演じてられた女優のチェン・ユーチーについては、今作でもう出番がなくなるのが非常に惜しかったです。

 

▲阿朱(チェン・ユーチー)

 

▲阿紫(リウ・ヤースー)

 

▲馬夫人=康敏(グレース・ウォン)

 

▲大理国の段正淳(チョン・シウファイ)とその愛人の阮星竹(カラ・ワイ)

 

また、今作は、日本が誇る谷垣健治アクション監督のアクション指導による香港・中国の武侠もの映画との融合作品だった訳ですが、一体どのあたりが谷垣健治氏のアクション指導の賜物だったのかが全く分らなかったので、谷垣健治氏のアクションや武侠もの映画などにお詳しい御方が居られれば、是非ともご教示下されば幸いです。

 

▲姑蘇国の慕容博の息子・慕容復(ぼよう・ふく)

 

  私的評価:★★★☆(70点)

 

ドニー・イェン製作・監督・主演×谷垣健治アクション監督作品という触れ込みにより、期待があまりにも大きかっただけに、基盤となる原作の長編武侠小説「天龍八部」の各登場人物や相関関係が全く分らずに観た上に、あまりにも駆け足でお話しの展開がすごく早過ぎるので、字幕を目で追うのに必死で正直心底から楽しむ事が出来なかったので、アクションの面白さの点では四つ星評価でしたが、その点を☆半分差し引きまして、80点から、マイナス10点として、三つ星半評価★★★☆(70点)とさせて頂きました。

 

 

念のため、武侠もの映画や武侠小説などにお詳しい御方々が観られれば、かなり純度の高い面白い映画なのかも知れないです。

 

ですが、アクションシーンのみを以て楽しむ分にはそれで良いのかも知れないですが、果たして、全く事前知識のないまま観てもお話し自体を心底楽しめるかと言うと、無責任に声高に「(事前知識なしでも)大丈夫です!」とまでは決して言い難いとも思いましたので、あえて厳しい目の採点評価とさせて頂きました(汗)

 

 

この映画が、かなりお好きな方には申し訳ございません。

 

知識を付けた上で、何度も観ればかなり面白くなってくる、(噛めば噛むほど味が出る)、所謂、スルメ的映画なのかも知れないですが、あくまでも各登場人物や用語についてなどの事前知識のないまま初見で観た私の感想はこんなものでした(汗)

 

結局、TOHOシネマズ二条では公開三週目で上映終了になってしまいました。

 

Huluも提供している映画なので、また後日に、Huluで動画配信されるのかも知れないですね。

その節には、公式サイトなどで各登場人物などの相関関係などの事前知識も入れた上でご視聴なされることを強くお薦め致します。

 

 

 

○『シャクラ』本予告|株式会社ツイン

 

 

 

 

○『シャクラ』見どころ徹底解説!映像(谷垣健治アクション監督)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今回も最後までブログ記事をお読み下さり有り難うございました。